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きららファンタジアのオフライン版を残す端末を検討してみた

概要

きららファンタジア 公式サイト

芳文社の『まんがタイムきらら』シリーズのキャラクターを使ったモバイルゲーム『きららファンタジア』は先日11月4日、来年2023年2月28日にサービスを終了することを発表した。同時に、そのサービス終了までにオフライン用データをダウンロードして残しておくことで、そのデータを消さずにいる限り、オフライン版を動かす事ができることが公表されている。
ここでは、にきららファンタジアを残す端末について個人的に検討した内容について記載する。
ちなみに、私はAndroidユーザーなのでAndroid端末を対象としている。

背景

『きららファンタジア』は、個人的に長いことプレイしてきた作品で、事前登録から始まり、開始直後からほぼ毎日プレイしていた。そのため、ログイン日数に応じて配布される星彩石(ガチャで使う石のこと)は先日11月25日に1800日目のボーナスを貰っているぐらいにはプレイしている。きららファンタジアのサービス開始である2017年12月11日から、2022年11月25日までの日数は1810日なので、10日ほどログインしてない日があったということになる。ちなみに、それだけプレイしているにも関わらず、ゲームにそれほど多額のお金は払ってない(サービス終了の原因とも言える)。

ここまで長く遊んできたゲームだけに終了の発表は悲しいけれど、最近はグッズやサービスの展開も弱く、コンテンツ的にだいぶ沈静化してきた感覚はあったので、「やっぱりか…」という印象が強い。なので、そこまでショックは受けてない。勝手な想像だけど、近年円安となった影響でクラウドのコスト嵩んでしまったのかもしれない。
ただ、最後の最後でオフライン版を残すという温情を与えられているからには、それを残すために最善を尽くしてみようと思い立った次第。

オフライン版の仕様

そのサービス終了後に利用できるオフライン版の機能は、公式サイトによると次のように発表されている。

【重要】『きららファンタジア』オフライン版について|NEWS|きららファンタジア 公式サイト

実装予定の機能
■「キャラクター一覧」機能
・所持しているキャラクターのステータス画面(イラスト・ボイス等含む)を
 確認することができる

■「図書館」機能
・タイトル名鑑/用語辞典/キャラクター辞典を見ることができる
・読み終えているシナリオや開放しているシナリオを読み返すことができる
 ※メインシナリオ、作家シナリオ、イベントシナリオ、キャラシナリオが対象です。
・OPムービーを視聴できる

■「オプション変更」機能
・サウンド設定が変更できる

※オフライン版は上記の機能のみとなり、その他の機能はご利用になれません。

■事前準備に関して
・データ作成期間中にデータ作成が完了していない場合、
 タイトル名鑑/用語辞典/キャラクター辞典のテキストのみ見ることができますが、
 それ以外の機能はご利用になれませんのでご注意ください。
・機種変更などをされた場合は、「オフラインデータ作成」が引き継がれません。
 データ作成期間中であれば、引き継ぎ後に新しい端末で
 改めて「オフラインデータ作成」を行ってください。
・オフラインデータ作成が通信エラーなどで失敗した場合や
 データ作成後にキャッシュやアプリのストレージが削除された場合、
 オフライン版でデータが正しく表示されない可能性がございます。
 サービス終了後はデータ復旧などができかねますので、
 通信環境が良い場所でデータ作成いただくようお願いいたします。

■オフライン版アップデート後に関して
・オフライン版アップデート後にキャッシュやアプリのストレージが削除された場合、
 いかなる理由があってもオフライン版用のデータを復旧することはできません。
 ※キャッシュやアプリのストレージをお客様ご自身で削除した場合に加え、
  端末の容量が足りず自動でキャッシュがクリアされた場合も対象となります。
  容量には余裕を持った上でご利用いただくことをお勧めいたします。
・将来配信される各OSのバージョンでの動作は保証できませんので、
 予めご了承くださいますようお願いいたします。

要約すると、2023年2月28日までに取得した手持ちのキャラクターのイラストやシナリオ等を閲覧することができる。しかし、ダウンロードした端末でのみ利用できるものであり、機種変更等を行った場合にはそのデータは引き継げないし、端末が壊れたら復元は不可能である。要は、その端末に限り使えるということになる。これは、サービス終了に伴いデータ配信サーバも止めてしまうかと思うので、致し方ない仕様である。

余談になるが、Androidアプリには機種変更時にデータ引き継ぎを行うものがあるが、あれは基本的に直接データを転送しているわけではなく、アプリをGooglePlayからインストールした上で、GoogleDriveに保存されたAndroidのバックアップデータを読込んで引き継ぐような仕組みになっている。ストアから消えたアプリを復元するようになっていないし、流石にGB単位のデータをバックアップ対象データとして保存する設計にはなっていないようである。(さらに言えば、著作権や契約上の問題でユーザー側でデータを保存させてはいけない決まりになっている可能性は高いと思われる。)

端末の検討

これらの情報を踏まえた上で、このオフライン版を長く残すためにははどういった対策を行えばいいかを考えてみたところ、次のような条件を満たす端末が望ましいと考えられる。

  • OSがアップデートされない
    アプリを長く残す上では、OSのアップデートされないことが望ましい。というのもOSがバージョンアップされてしまうと、アプリが動かなくなる可能性があるためだ。そのため、OSのメジャーバージョンが更新される見込みの無い物が良い。Androidの場合は、現在最新となるAndroid13までは動作するので、Android14にアップデートされないことがハッキリしている端末を選択する。セキュリティアップデートぐらいならなら問題無いと思う。多分。

  • ストレージ容量
    オフラインデータはデータサイズがかなり大きい。実際にオフラインデータをダウンロードしてみたところ6GB程ある(画像参照)。近年ではOSやシステムデータ、アプリなどはどんどん肥大化しており、何もしなくてもストレージ容量が使われるため、現在のAndroidは32GBではまともにアプリが入らない。きららファンタジアだけ入れるなら64GBでもいいかもしれない。今後更に何かアプリやデータを入れようと思うなら128GBぐらいはあった方が良い。ちなみに、Androidには一部SDカードにアプリを移動できる端末もあるが、SDカード自体が破損しやすいことに加えて、SDカードの抜き差しで読込みができなくなる場合もあるようなので、基本的には避けた方が良い。(そもそもゲームをSDカードにインストールできるかどうか知らない。)

  • 動作速度
    きららファンタジア自体はそれほどスペックは要らない。そもそもオフライン版はデータ閲覧のみなとなるはずなので、公式サイトに示されている次の最小スペックが満たせれば概ね問題は無いと思われる。多少スペックが必要になるとすれば、動画再生やステータス画面のSDキャラクターぐらいか。

■iOS対応端末の変更
対応端末  :iOS 10.0以降
メインメモリ:2GB以上

■Android対応端末の変更
対応端末  :Android 6.0.1以降
メインメモリ:2GB以上

  • 壊れにくい
    端末が壊れるかどうかは運を天に任せるしかないが、対象の機種名で調査して何かしら不具合報告が出ていないかどうかを確認した方が良い。機種によっては、必ず発現する不具合を抱えた製品も存在するので、そういった報告が出ていないかどうかを確認するだけでもだいぶ違う。例えば私が過去に所持していた端末で修理行きとなった事例としては、画面の特定の範囲でタッチが効かなくなる、しばらく使っていると指紋認証が使えなくなる、といった機種がある。ディスプレイが割れていると、経年で画面が壊れる可能性もあるので、そういった破損端末も避けた方が良い。

  • 普段使わない
    普段使いしている端末にオフラインデータを入れてしまうと、端末を落としたり水没させたりして、機種変更を余儀なくされる可能性がある。そういった事態を避けるためにも、普段運用せずに保管しておける端末にインストールして、保存しておくのが良い。

購入した端末

こうした条件を考慮した上で、自分は保存端末に Google Pixel 4a 5G を選択することとした。
ただ、いきなり前提条件を覆してしまうが、Google Pixel 4aはAndorid14にアップデートされる予定がある(実は手に入れるまで気付いてなかった)。なので、開発者オプションから自動システムアップデートの設定をOFFにして、勝手にアップデートされないようにすることで代用とすることとする。
ストレージ容量は128GBあり、動作速度も十分に早い。またユーザー数が非常に多いため、問題点は洗い出されている可能性が高く、実績としては十分。
購入先は中古。現状でも多少価格が高めだが、自分の場合は仕事柄Androidアプリの開発デバッグに使う可能性があるので、あまり古い機種を買っても恩恵薄く、そういう意味でもこの辺りの端末が最適である。5Gなのは、何となくそっちの方が遊べそうだったので…。(あと、この端末は色々と弄るとかなり特殊な権限が取得出来るはずなので、いざという時は試してみようと思っているが、それはまた別の話…。)
余談になるが、ただの4aと4a 5Gでは端末サイズが違うので、ケースやフィルム等で補強する場合は間違えないように注意が必要である。

ちなみに購入先は イオシス 。自分の経験上、かなり綺麗な端末が来る可能性が高いので、よく使っている。今回もその例に漏れず、Cランクの中古なのに傷などは全く気にならないレベルの綺麗な端末が送られてきた。

特に拘らないのであればPixel 3aとかでも良いと思う。普通はストレージが64GBだが、足りない場合は128GBのモデルもあったはず。私の場合、Pixel 3aは会社所有の開発端末として既に持っていたために避けたかっただけなので…。

他作品のオフライン版事例

少し話は変わるが、他作品でこうしたオフライン版を残せる仕様があったゲームアプリについて述べる。偶然にも先日、サンリオの『SHOW BY ROCK!! Fes A Live』が11月30日12時にサービスが終了し、こちらもオフライン版のデータを保存しておける仕様となっていた。

以前少しプレイしていたこともあり、こちもサービス終了する直前にオフラインデータをダウンロードしてアプリを残してみることとした。まず、アプリ起動しているところ

起動時のOPは出る。

これは毎回表示されるメッセージ。

メニューから選択できる機能は、ブロマイドとパートナー。

ブロマイドを選択すると、アカウントで保有していたかどうかに関わらず全ての物が見られるようだ。

パートナーも全キャラ表示出来る。

データサイズは全部で6GBほどある。WiFiを使ってもダウンロードには結構長い時間がかかった。

オンライン接続する必要のないコンテンツを端末内に全てダウンロードして、データを閲覧できるようである。
きららファンタジアも、これに近い形になのであろうと思われる。

オフランデータのダウンロード

実際にきららファンタジアでオフラインデータをダウンロードしてみた。
最初のOP画面の下のボタンからダウンロードを開始するが、開始すると1時間以上かかる。このダウンロードはとにかく時間がかかるので、サービス終了ギリギリにやらない方が良いと思う(終了近くなるとダウンロードする人が多くなって、速度が出なくなる可能性がある)。あと、ダウンロード中は端末がスリープに入らないようにしておかないと、ダウンロード途中でアプリが終了されて泣きを見る可能性がある点に注意。

ダウンロード後は、Show By Rockと同じぐらいのサイズとなった6GBほど。

ダウンロード完了後は特に何もない。これを書いている現状はまだサービスが続いている状態なので、普通にゲームも起動する。あとは、2/28にサービスが終了した後にどうなるかは改めて確認することとする。
これ書いている時点で、あと77日だ…。

最後に

一旦、入手したPixel 4aで起動して普通にプレイできることまで確認したので、このままこの端末をサービス終了アプリの墓場にしようかと思う。どこまで端末が生きてるかは知らないが、とりあえず可能な限りデータを生かしておきたい。

ちなみに、きららファンタジアのアカウントは既にこちらに移し替えて、自動周回させて解放してないキャライベントを解放させるという最後の足掻きをしているところ。しかし、最後だというのに相変わらずガチャが渋い。SHOW BY ROCKは最後の大盤振る舞い(出現率が高かった)をしていたというのに。(大きなお世話である)

Canon PowerShot G7 X Mark III を購入

概要

キヤノン:PowerShot G7 X Mark III|概要

この記事では、最近新しいカメラとして、Canon PowerShot G7 X Mark IIIという機種を購入したので、その感想について書いている。
ちなみに、私自身はカメラについてそれほど詳しくなく、「気付いたタイミングでパッと構えてサッと撮れてそれなりに綺麗で必要な情報が記録できればOK」みたいな感覚なので、画質の良し悪しを追求するようなユーザーの意見とはだいぶ方向性が異なる点についてはお断りしておく。

購入動機

以前までカメラは、SONY DSC-HX50V というコンパクトデジカメを使っていた。ところが、最近旅行に行ったときにいつの間にか写真の撮影設定が切り替わっており、このカメラで撮影した写真が低画質となってしまっていた。(あまり設定を切り替えていなかったので、気付けなかった。まさか切り替わるとは思っていなかったので…。)
原因はよく分らないが、とりあえずこのまま使うのも気持ちが悪いので、新しいカメラに買い換えることにした。
そもそもこのカメラ、かなり古い機種だった(買った時点で中古だった)ため、これを機に機種変更しようと思い立ったというのもある。
古すぎるためか、Google Photoにアップロードした写真のタイムスタンプに時差が記録されず、UTC時間として扱われてしまう(-9時間で判定される)という問題に頭を悩ませていたり、GPSの検出速度が遅かった点も理由として挙げられる。

選択理由

冒頭に書いたように、変更先の機種は同じくコンパクトデジカメのCanon PowerShot G7 X Mark III となる。

コンパクトデジカメは、近年では携帯電話のカメラに市場を取られてしまい、かなり市場を縮小しつつある。近年では携帯のカメラもかなり性能が良くなっているため、これでもそれなりに綺麗な写真を撮れる。それでも自分がコンパクトデジタルカメラを求めるのは、次のような理由がある。

  • ポケットに入るぐらいの携帯性 (胸ポケットに入るかどうかが基準)
  • 携帯カメラに比べて画質がそれなりに良い
  • 光学ズームがが使える

特に携帯性はかなり重要視しており、一眼のような大きなサイズのカメラを選ばない理由はこれが非常に大きい。服の胸ポケットに入ると両手がフリーになるので、旅行先でも行動を阻害しない点はかなりのアドバンテージとなる。私は別に写真を撮るために旅行に行ってるわけではなく、カメラのために行動が制限されるのは本末転倒であると考えているので。その上で、多少雑な撮り方でも携帯カメラより綺麗な写真が撮れるというのは、かなり魅力的に映る。

その上で今回、コンパクトデジカメを選ぶに当たって次の機能を持つカメラを選択した。

位置情報が手軽に記録できる

これは自分にとってカメラを選ぶ上での絶対条件。写真を撮影する際に位置情報を記録することで、後から写真を見返した時にどこで撮影したものかをすぐ確認できるようにしたいので、カメラを選ぶ際に位置情報の記録ができない機種は最初から候補にすら入れていない。ちなみに、前機種のDSC-HX50Vも、GPS機能の有無で選択した経緯がある。さらにその前に使っていた機種もGPSで選んでいる(CASIO EXILIM EX-H20Gという機種で、位置情報の検出性能が非常に高かった…)。

一口に位置情報の記録と言っても、デジカメの機種によっていくつかの方法がある。

  1. カメラに搭載したGPSで、撮影時に位置情報を写真に記録する
    一番シンプルな形。しかしGPSなので屋内での位置情報記録は期待できない。位置情報が補足できない場合、位置情報が記録されなかったり、前に検出された位置情報を記録したり、機種によって色々。最近のカメラはほとんどGPSを搭載していないため、利用できる機種は限られてしまう。
  2. カメラと携帯をBluetoothで接続し、アプリを使って撮影時に携帯の位置情報を写真に記録する
    最近はBluetoothで携帯と接続できるカメラがあり、その中には撮影時に携帯の位置情報をカメラの位置情報として記録出来る物がある。携帯が位置情報を検出していれば、屋内でも位置情報が記録できるというメリットがある。携帯を常に持っておく必要があるが、基本的に携帯は手放さないのでデメリットとはなりにくい。ただし、カメラと携帯の位置情報を同期させるために携帯で専用アプリを起動しておく必要があるので、やや管理が煩雑となる。
  3. カメラと携帯を接続し、携帯アプリの操作で位置情報を送信する
    これは2と似ているが、微妙に違う。2が撮影時に携帯の位置情報を記録するのに対し、こちらは携帯アプリを操作して記録しておいた位置情報をカメラに送信し、位置情報を後から付与する。アプリで時刻と位置情報のログを記録しておくので、アプリを起動し続ける必要がある上、アプリ操作の手間がかかるので煩雑である。 Bluetooth接続以外に、WiFi接続でも可能な物があるようだ。

個人的に、撮影時にどんどん位置情報を記録してほしいので、手間のかかる3は論外だった。また1の場合は室内での位置情報記録に難があったり、GPS検出までに長い時間待たされる事があったりと、前機種であまり体験が良くなかった。そのため、2の機構が好ましいと考え、本機種を機種を選択した。

ちなみに、GPSやBluetoothによる位置情報が記録できると、カメラ内部の時刻を自動的に補正する機能が付随する場合もあり、大きなメリットとなる(GPSに時刻同期の仕様が含まれているため)。ただ、この機種はどうも含まれていなさそうな気配。よく分らない。(アプリから時刻補正をかけることはできる)

光学手ブレ補正がある

個人的に旅行先では、歩きながら写真を撮ったり、あまりきちんとカメラを構えずに写真を撮ることが多いので、後から見直すとブレのある写真を撮ってしまうことが多かった。そのため、ある程度ブレを補正してほしいという気持ちがあり、手ブレ補正を搭載した機種から選択した。もちろん手ブレ補正は万能では無いことは承知しているので、ある程度補正してくれれば良い。
手ブレ補正は、携帯のカメラだと通常は削られてしまうことが多く、あったとしてもデジタル補正となり、手ブレに対してはかなり弱い。光学補正を持つ機種なら、すぐ構えてパッと撮影してもそれなりの画質で撮れるようになる(はずな)ので、自分のような使い方をする人間にはメリットが大きい。
手ブレ補正はメーカーや仕組みによって性能は異なるが、Canonの機種は比較的評判が良いという点も選択のポイント。

暗所に強い (手持ちで夜景が撮りやすい、星空が撮れそう)

基本的にカメラは暗所の撮影が難しい。カメラの仕組み上、光が少ない場所での撮影はそれなりのやり方や手順に従って撮影しないと、写真が大きくブレてしまう。携帯カメラでは特にここは弱い部分なので、暗所撮影しやすいならデジカメを持つメリットも大きくなる。
暗所と言っても色々あるが、自分はとりあえず夜中に夜景を手持ちで撮影する事を想定していて、あとカメラ固定で星空の撮影が出来ると嬉しい、という気持ちがあった。ただ、そもそもコンパクトデジカメはレンズのサイズが小さく、暗所を撮影するには不向きである。暗所の綺麗な写真を撮るためには、一眼のような大きなレンズを必要とする。ただ、それでもコンパクトデジカメという枠組みの中で、多少なりとも暗所が撮影しやすい機種というものがある。
その点で本機種は、手持ち夜景モードや星空夜景モードというものがあり、暗所撮影向けの設定が用意されている。レビューサイト等に掲載された夜景や星空等の写真が綺麗に映っているため、性能的には十分に感じた。その他、シャッター速度の調整が30秒まで出来たり、F値がF1.8~となっていたり、設定次第で色んな撮影方法が出来そうに思えた点は魅力的だった。

USB type-C端子から充電出来る

これはかなり重要な点で、カメラを持ち運ぶ際に一々充電器を持っていくのは絶対に嫌なので、携帯の充電が出来るUSB電源アダプタから充電できる事は絶対条件となる。また、近年ではmicroUSBはどんどんUSB type-Cに置き換わっており、将来的にはtype-Cに統合されていくため、type-Cである事は必須。もっとも、近年の機種はほぼUSB充電に対応しており、端子もtype-Cになっているようなので、これはそれほど難しい条件ではないようである。
本機種ももちろん、USB充電に対応しており、type-C端子を搭載していいる。ただし、やや厄介な問題を持っている(後述)。

使ってみた感想

今回、Canon PowerShot G7 X Mark IIIをビックカメラで新品購入。中古とかも考えたが、それほど安くはならないし、保証等を考えた場合に新品の方が良いと判断。比較的高級な機種で価格は高いため、いざという時に保証が効く安心感はある。
その上で、この機種を使ってみた感想を少し書く。

位置情報の記録

まず購入して真っ先に確認したのは、位置情報の記録について。とにかく位置情報の記録は最優先事項なので。
カメラと連携するためには、Canonからリリースされている専用のアプリ「Canon Camera Connect」が必要となる( Android / iOS )。
自分はAndroidをメインで利用しているため、Androidアプリを使ってみる。

カメラで位置情報を扱うためには、次の操作が必要となる。

  1. カメラの設定で、 「Bluetooth設定」を「使う」に、「GPSの設定→スマートフォン連携」を「する」に設定する。
  2. 携帯とカメラをBluetoothでペアリングする。
  3. アプリにカメラを登録する。

以上の操作を完了後、アプリを起動してカメラの電源ONにすると自動的にカメラと接続され、カメラに位置情報が送信されるようになる。カメラ側には「GPS」と書かれたアイコンが表示され、位置情報が記録可能な状態であることが分かる。
位置情報を取得中の場合、Androidのステータスバーにアイコンが表示し続けた状態となる。この時、アプリ画面を閉じて画面をOFFにしても、カメラには位置情報が送られるため、携帯をカメラやカバンに放り込んでも(位置情報が取得出来ていれば)位置情報はカメラに送信される。ちなみに、入手時点のバージョンではアプリに位置情報取得のON/OFFが切り替え設定があったが、現バージョンのアプリではできないようである。
この状態でいくつか写真を撮影してみたが、撮影した写真には期待通り位置情報が記録されていることが確認出来た。電源ONからの接続も結構早い。そのため、写真へ位置情報を手軽に記録するという目的はきちんと達成されており、実用に問題が無いことが分かった。

ただし、問題が無いわけではない。これは主にアプリの出来の問題である。

  • 携帯とカメラの接続が不安定なのか、接続しようとしてアプリが一定時間固まって、タップしても操作が反応しないことがよくある。
  • 常駐するアプリの管理が謎。いつまでもステータスバーに残っていたり、いつの間にか消えたりする。つまり、使い終わったのにいつまでも残っていたり、使おと思ってもいつの間にか停止してたりするので、非常に厄介。クラッシュして終了しているのか、タイムアウトしているのかは分からないが、とにかく、常駐の起動・終了はユーザーが手動で行えるようにするべきであると思う。
  • カメラとのWiFi接続は基本的に使わないのだが、アプリがWiFi使う機能を選択すると未確認で勝手に繋ぎに行こうとする。その間。接続のインジケーターが表示されたりして邪魔になる。カメラ側のWiFiを切っても、接続できないダイアログが表示される。基本的にWiFiでカメラと接続するのは特定の機能を使うときだけなので、未接続の場合は画面から機能使えないようにしてほしい。

等々といった感じで、アプリの出来があまり良くなくて、作り手がこのアプリを真面目に使ってるようには見えない問題が多々ある。特に常駐が勝手に終了する問題はかなり厄介なので、早々に直して欲しいところではある。
一応自分は本業がAndroidアプリ開発者なので、この出来の悪さが気になっている。推測するに、

  • 開発者がServiceの扱い方を分かっておらず、動作についての理解が浅い。(Serviceがメインスレッドで動いているのを理解していない)
  • 同期処理の実装を知らないか、または理解していない
  • UIに対するレビューができていない。またはレビューしたり報告したりする体制・文化が無い。

という感じの開発体制だとこんなアプリが出来るかもなぁ、と想像しているけど、自分の勝手な妄想以上の物ではない。(開発を請け負えればいいのに…)

暗所での撮影

それ以外で気になっているのは、暗所の撮影について。携帯や前のカメラだと暗所で撮影すると手ブレが酷くなりやすいので、いくつかの暗所で写真を撮影してみる。撮影は、自動検出任せで手持ち撮影…要するに、あまり設定を気にせずパッと撮影してみた写真となる(サイズが大きいので縮小済み)。

こちらは、先日大谷資料館で開催された、メイドインアビスとのコラボイベントで撮影した写真。地下空洞にあるので結構薄暗い場所であるが、手持ちで撮ってこれぐらいの画質になった。個人的には、このレベルで撮影出来れば目的の品質は満たせているので、全く問題無いレベル。2枚目はパネルが遠くにあってズームを使って撮影したが、とても綺麗に撮影できていると思う。

こちらは、某所の夜景となる。完全に夜なので周りは少し街頭の明かりががあるぐらいで、結構暗い中での撮影となる。何も考えず手持ちでもこのレベルで撮影出来るのであれば、個人的には全く申し分ない。

というわけで、暗所での撮影は個人的に満足のいくレベルであると感じた。以前から暗所での撮影はどうしてもブレブレになるので苦手だったのだけど、このレベルで撮れるなら積極的に使っていきたいところ。

USB充電

USBからの充電は仕様上出来る事は分かっており、早速試してみたが、一つ厄介な問題があることが分かった。それは、この機種はUSB PD(Power Delivery)という高速充電規格に対応した充電アダプタを使わないと充電できないという点である。それはたかだがコンパクトデジカメの充電にどうしても必要な仕様なのか…?という気持ちはあるが、最近の充電アダプタは比較的対応している事が多いので、それほど厳しい条件ではない。ただ、バッテリーから充電しようと思った場合はPD対応していない場合もあるので、その辺りは注意が必要である。
個人的には、どんな環境でも使えるように、PD対応して無くてもゆっくり充電できるようにしてほしいところではある。

その他

その他の気になった点としては、次のようなものがある。

  • タッチパネルなので操作に迷ったらとりあえずアイコンを押すとメニューが出たりするので、ある程度直観的に操作できるのは有り難い(一々操作覚えるのめんどくさいので)
  • 起動から撮影可能になるまでの速度は結構早いの助かる
  • 撮影した写真をGoogle Photoに節約画質でアップロードしても、何故か画像に圧縮がかからない。これは前機種でも発生していて、アカウントのストレージ容量を圧迫しているのが厄介。これは、撮影機種によって発生したりしなかったりするらしい。何とかならんものか…。

最後に

そんなわけで、まだ少し使い始めたぐらいだけど、求めていた機能は概ね満たしているので、満足感はかなり高い。まぁそれなりに高級な機種なので、これぐらいは出来て貰わないと困るけれど…。
今は本当にカメラのスペック任せで撮影しているけど、それでもかなり綺麗に撮れる点はとても良い。ただそれでも物足りなさはあるので、細かい撮影技術についてはおいおい学んでいきたい。
近年のカメラはGPS機能が削られ、位置情報を記録する手段がかなり絞られてしまうので、それが代用できる点についてはとても評価している。位置情報は後から見返す時絶対に欲しいので、これが無いとカメラを買う意味が無いと考えてるぐらいには重視している(逆に言うと、普通の人はそれほど位置情報の有無は気にしないのか…個人的には信じられないけれど)。ただまぁ、アプリはもっと真面目に作ってほしい。

近年はコンパクトデジカメ市場は携帯に食われて壊滅的になっているけど、可搬性が高くてそれなりに高画質な写真が撮影出来るコンパクトデジカメは個人的にはかなり有用なデバイスであると思っているので、デジカメ市場にはもっと頑張ってほしいところではある。

EDCBで番組情報が保存できなくなったので対応した話

概要

xtne6f版 EpgDataCap_Bon (以降、EDCB) を使って録画をしてたら、いつの間にか録画情報ファイル(xxxx.ts.program.txt)が保存できなくなったので、その対応について書いています。

結論

EpgTimerSrv をLocal Serviceで動かしている場合、録画先のフォルダに Local Serviceの書込み権限を追加する。

環境

※カードが古くて32bit版ドライバを使ってるので32bit版を利用している

事象

  • いつの頃からか、録画時に一緒に保存されるはずの番組情報を記録したテキストファイル(xxx.ts.program.txt)が保存されなくなっていた。ドロップ情報ファイル(xxx.ts.err)は保存される。
    (本来は下図のように、ts、ts.err、ts.program.txt の3ファイルが保存される)

  • 以前は記録されていたが、3ヶ月ほど前に途絶えて以降ずっと記録されていない。(気付くのが遅い)
  • その頃、録画環境の刷新とHDDの追加による保存先の変更を行っていた (これは後から気付いた)

 

調査過程と解決までの流れ

  • ネットで情報探す、見つからない ⇒ (あまりメジャーな問題では無い?探し方が悪かったせいかも)
  • 録画ファイルは保存され、再生に問題は無い ⇒ 特に録画設定に問題は無さそう
  • 現在放送中のEPG番組情報は閲覧できる ⇒ EPG番組表に問題は無さそう
  • チャンネル再スキャン&EPG再取得、チャンネルファイル差分無し&変化無し ⇒ ファイルが壊れているという訳では無さそう
  • EpgTimerSrvサービスの再起動、変化無し ⇒ サービスがおかしいというわけではなさそう
  • マシン再起動、変化無し ⇒ そもそもこれで直るならWindowsアップデートのタイミングで直ってる
  • ソフトウェアの更新、変化無し ⇒ ソフトウェアのバグでは無さそう
  • 別のデスクトップ環境で録画しても問題無く記録される ⇒ 録画サーバ環境の問題と思われる
  • ログ探す ⇒ そもそもエラーログは何処?デバッグログは、録画の開始・終了しか記録されてないっぽい?良くわからず
  • よく見たら、EptTimerの録画済み一覧からドロップログが閲覧できていないことに気付く ⇒ .ts.errファイル自体は記録されているので、ファイルにアクセスできてない模様
  • 適当な別フォルダに録画してみるが、変化無し ⇒ フォルダの問題では無い?
  • EDCB環境再設定したところ、番組情報が記録されたが、再起動したら元通り ⇒ 設定の問題では無さそう
  • サービスとして動いてるEpgTimerSrvをアンインストールして、EpgTimerを実行してから録画すると、番組情報が記録された ⇒ 起動方法に原因がありそう

ここまで色々調べて、ようやく「ということは、プログラムを動かしてる権限が問題なのでは? 」という結論に辿り着いた。ここまで分かれば、録画先のストレージの権限を見直してみたところ、管理者等のユーザーにのみ権限が当たっている状態だったので、「LocalService」に録画対象のフォルダに書込み権限を付与したところ、無事番組情報が記録された。(下図参照)

 

 

原因の推測

EDCBの動作は恐らくこんな感じだろう、と次のように理解した。

予約を監視して録画を行う「EpgTimerSrv」プログラムを動かすにはいくつかのパターンがある。

  1. EpgTimerSrv.exe をユーザーが直接起動する (ログインユーザーのバックグラウンドプロセス)
  2. EpgTimer.exeを起動した際に、自動的に起動 (ログインユーザーのバックグラウンドプロセス)
  3. EpgTimerSrv_Install.bat からローカルサービスとしてインストール (ローカルサービスのプロセス)
  4. EpgTimerSrv_Install.bat からシステムサービスとしてインストール (システムサービスのプロセス)
  • 1.2は権限的に同じ。ユーザーがログインした状態でのみ動作し、ログアウトすると終了する。権限はログインユーザーに準じるので、ログインしてるユーザーができるファイル操作が出来る。
  • 3はWindowsのローカルサービスとして動作する。LocalServiceというユーザーに対して権限を与える必要がある。
  • 4はWindowsのシステムサービスとして動作する。システムにアクセスする権限が与えられるので強力な権限を持つ。ただの録画ソフトには大きすぎる権限だと思うので、普通は使わない方がいいと思う。

自分は、EpgTimerSrvを3のローカルサービスで動作させていた、理由としては、必ずしもログインされた状態で録画が開始されるか分からないので。(ただ、Windows自体は常にログインされた状態で運用していた。自分以外触らないし、めんどくさいので。)

ところが、3ヶ月前にHDDの環境変更を行った際に、録画保存先にLocalServiceの書込み権限が付与していなかったために、番組情報の記録が失敗していた、というのが今回の原因と思われる。

よく分かっていないのが、録画自体は問題無く成功していた点で、恐らくこれは録画ファイルの保存自体はログイン中のユーザー権限によって行われていたものと思われる。ただ、EpgTimerSrvがどのように動いているのかよく分からないので、何故こんな中途半端な挙動になっているのかはよく分かってない。あと、以前はこんな問題が起こらなかった気もするが(実際、保存できていた時はファイル所有者がログインユーザーの名前になっているが、今回の対応で保存できたファイルの所有者はLOCAL SERVICEになっている)、原因がどこにあるのか分かってない。自分がどこか対応をミスっている可能性はある。

 

ちなみに、 EpgTimerSrv_Install.bat を使ってインストールする時、きちんと権限について注意書きが出ているが、私は華麗にスルーしていた…。

学び

自分は仕事でアプリ開発とかやる人なので、その観点からの学びを列挙。

 

  • ソフトが半端な挙動をすると原因究明に時間がかかるので、駄目なら駄目で最初からまともに動かない方が対応しやすい
  • ログやメッセージはあった方が良い
  • 権限毎のアクセス制御は厄介
  • インストールメッセージはよく読む

 

Rhodanthe* Music Festival 2022 大感謝!! に行った感想

概要

先日2022年5月8日に開催された、Rhodanthe* のファイナルライブとなる「Rhodanthe* Music Festival 2022 大感謝!!」を見に行ったので、その感想を書いておく。これ書いてる時点で1ヶ月以上経ってるのは、単にずぼらだっただけです…。

背景

Rhodanthe* はきんいろモザイクの出演声優から生まれたユニットであり、同作品の主題歌やキャラソン、イメージソングなどを多数歌っている。自分は今までそれほど思い入れは無く、きんいろモザイクの主題歌が割と好きだったので気になっていた、ぐらいの存在だったし、今までライブなども行ったことはなかった。そもそも、声優等に深い関心が無いので、声優のライブイベント等も積極的には行かない人である。
ただ、過去に作品の舞台となった英国のFosse Farmhouse に訪問したことがあり、劇場版「きんいろモザイク Thank you!!」を劇場で7回見るという謎のハマり方をしていて、それなりに作品自体への思い入れはあったため、最後のライブなので行ってみることにした。

ライブの開催日は5/8でゴールデンウィーク最終日。2022年のゴールデンウィークは個人的に九州を巡る旅行に出掛けていたけれど、このライブの日に合わせて帰宅するようにスケジュールを組んで参加。また、事前に購入した劇場版「きんいろモザイクThank you!」のBDを試聴して、万端の体制で臨んでみた。

結果としては、今回のライブは自分にとって大変楽しく、印象深く、そして感銘を受けたものだったので、その感想を書き残しておきたくて、この文章を書くことにした。

横浜のきんいろモザイク展

…とその前に、このライブ日程に合わせ、近くのマルイシティ横浜で劇場版「きんいろモザイクThank you!!」展が2週間に渡って開催されており、自分はそちらに寄ってから会場に向かっていたので、少し触れておく。

こちらでは、物販の他に、制作資料や原稿などが展示されていたり、携帯のGPSを利用した特別ボイスなどがあり、結構盛り沢山な内容で割と気合いの入った展示だったので、結構楽しめた。自分と同様にライブ行く前に寄ったと思しきファンがたくさん集まっており、かなり盛況だった。自分は物販でグッズをいくつか購入。当日、原作者がサインを書き残したらしいが、私はタイミングが合わなくて見られず。残念。


会場

ライブの会場は横浜・ぴあアリーナMM、1万人以上が入る大舞台となる。
会場に着くとたくさんのファンが集まっており、メッセージを書いたり、会場横のカフェにある限定ドリンクやら限定メニューを食べてたりという感じで、お祭り騒ぎの様相だった。


会場に入って驚いたのは、アリーナの中央にセンターステージが用意されていた点。大きなステージとは思ってたけど、まさかセンターステージまであるとは。あと、ステージのバックが英国カラーを意識した赤と青と白で彩られた豪華な装飾が施されていた点も目を引いた。
開始前にざっと会場を眺めていたところ、ファンクラブ会員向けのアリーナ席は埋まっていた様子だが、スタンド席は後方が空いていて隔席で割り当てらていたぐらいだったので、満員とはいかなかった様子なのが残念。私はファンクラブ会員ではなかったのでスタンド席。ちょっとステージからは遠いけれど、ステージ全体を俯瞰して見る事ができたので、これはこれで悪くないと思った。

セットリスト

今回のセットリストは次のサイトに書かれている。
Rhodanthe* 5月8日(日)、横浜・ぴあアリーナMMにて開催されたラストステージ『Rhodanthe* Music Festival 2022 大感謝!!』オフィシャルレポートが到着! – リスアニ!WEB – アニメ・アニメ音楽のポータルサイト

実に49曲、4時間物長さに渡る盛り沢山の内容となった(実際にはセットリスト1曲目のさらに前に、烏丸先生役の佐藤聡美さんが開始前の案内音声でトーテムポールの歌を歌っていたので、実質50曲と言えるかもしれない)。そんな長丁場でありながら、劇場版の主題歌「きんいろローダンセ」から始まりほぼノンストップで最後まで進行しており、非常に密度が高いステージとなっていた。
このセットリストの内容はきんいろモザイクの主題歌、キャラソンの全てが含まれており、ファイナルライブで全ての持ち歌を歌いきったという意味で、ファイナルに相応しいセットリストとなっている。
ちなみに、この中にはBD/DVDの特典にしか収録されていない曲も多数含まれており、このセットリストが全部分かるのは相当コアなファンに限られるという、かなりハイレベルな内容である。私もBD/DVD特典の曲はよく知らなかったけれど、ライブの開催数日前にYouTubeにて2016年の正月に開催されたライブ「Rhodanthe* New Year Concert」の動画を流しており、これを見て予習しておかげで、大体の曲は把握できていたので助かった。

全曲の感想とはか無理なので、以降に印象に残った部分や、ライブ中にをピックアップして書いてみる。

OP/ED

開幕の「きんいろローダンセ」は、劇場版きんいろモザイクThank you!のOPであり、最後の「Thank You for Your Smile」および「Land of Hope and Glory」は、同作のEDとなっている。本ライブと同じ名前を持つアルバム「Graduation Album 大感謝」の最初と最後の曲でもあるため、この構成は全くの予想通りの選曲だった。むしろこれ以外には考えにくい。今回が(確か)ステージ初披露のはずなので、ライブの最初と最後を飾るに相応しい曲だと思った。これらの曲を初めて生で聞けて結構感動した。なんせ劇場版を7回見た人間なので。
ただ、かなり刷り込まれてしまったおかげで、OPは奈良公園の映像ばかり思い浮かんでしまったのは困ったもんだ。ここが京都で有名な奈良公園ですかー。

キャラクターソング/イメージソング

きんいろモザイクは作品の主題歌の他、各キャラクターのキャラクターソング/イメージソングが多数あり、それぞれのキャラクターに合わせた持ち歌は個性的な曲が多い。
そういった曲を実際のステージではどんなものかと思っていたのだけれど、これが見事にキャラクターに合わせた歌い方になっていて、その歌唱力、演技力にとても感心してしまった。
特に気に入ってたのは、内山夕実さんの「マジカル全開パワー」。2016年のライブで披露され、そのバックダンサー(西明日香さん&種田梨沙さん)のウザさに注目を集めた曲…というのは、事前に配信されたYouTubeのライブ映像で初めて知った。今回もあるかと期待してたら、きちんと期待に応えて歌ってくれたので一安心。今回はダンサーが途中からステージに現れるというちょっと変化球な感じ。あと、ポンポン持ってたのでバックダンサーが余計目立つ。YouTubeで見た時も、この曲だけ明らかに異彩を放っていて印象に強く残っていたので、生で聞けたのは嬉しい。内山夕実さんの声量のある力強い歌唱力も凄い。
あとは、東山奈央さんの「祭りデス☆クリスマス!!」辺りもいかにもカレンのキャラクターらしさがあって良い。基本的にネタ度の高い曲の方が記憶に残りやすいという印象。
余談だけど、これらの曲(を含めたFirst*Mode初回限定版に収録された曲)のアーティスト名義は声優さんの名前なので、定義的にはキャラソンでは無さそう(ライブかラジオでもその辺触れていた気がする)。位置付けはイメージソングか。差はよく分からないけれど。
それ以外にもシノの不思議ちゃんな感じとか、アリスの可愛らしい感じとか、よくキャラクターを表現した曲が多くて良かった。
あと、ここに触れて良い物かどうかよく分かっていないのだけど、種田梨沙さんは歌声があまり出ていなかったのは流石にちょっと気になった。以前病気で休養していた話だけは何となく知っているけれど、恐らくその後遺症なのだろうと思っている(違ってたらすいません)。ただ、それでも歌いにくいパートをうまくフォローしながら歌ってる様子は、舞台の演者としての意気込みや力強さ、情熱が伝わってきて、とても印象深い舞台になっていた。

ロンドンの映像をバックにしたステージ

「憧れパラダイス」から始まる西明日香さんのステージで、ステージ裏に引っ込んだ後にロンドンの街並の映像を背景に歌うという変わった趣向があったのは印象深かった。ただし、会場側はステージに設置されたモニタ上で映像は見られるけれど、客席に取り残された形なのでちょっと残念感はあったりする。配信側の方が映像がよく見えてたはず(会場組・配信組が両方同じように楽しめるステージという意図もあったかもしれない)。
ただ、その後歌いながらステージ裏から戻ってくる途中も映されていて、途中でRhodanthe*のメンバーが徐々に加わっていってまたステージに戻ってくる演出は、面白い趣向だと思ったし、他のライブでは見られない表現だったので、Rhodanthe*の自由奔放さを感じるステージでとても良かった。
ちなみに背景の映像は夜になっていたけれど、日本が夜だったのでロンドンの映像なら朝方の映像じゃないのか…という野暮な突っ込みはしない方向で。

新曲

何と、最後のライブでありながら新曲「Smiling Bouquet」が披露され、ライブ参加者には楽曲が収録されたCDがお土産に貰えるというサプライズがあった。本当にピカピカの新曲なので、最初で最後のライブ披露となる(多分)。このサプライズには個人的にはとても驚かされた。もちろん単純に新曲披露という点の驚きはあったのだけど、それよりも、今回が最後のライブなので今後Rhodanthe*のアーティスト活動も無いし、販売もしないようなので、どう考えても利益に繋がりそうにない新曲を作ることに、企業(この場合はFlyingDogか)がOKを出すことがとても意外だったから、という理由が大きい。恐らく、最後の舞台へのご祝儀であり、ライブに来た人に本当に喜んでほしいという気持ちであり、そうした人情味が強く感じられたのが、個人的にはとても嬉しくて、結構感動してしまった。
曲自体は、今までのきんいろモザイクの楽曲と同様にRhodanthe*らしさが溢れていると感じた。作品やグループの活動を通じての出逢いや体験、そして別れの切なさとそれに続く未来への希望を、作品とリンクさせた形で歌い上げており、Bouquet(花束)という名で表現されている通り、今までの集大成としての曲に相応しい曲だと感じた。
この新曲が、今回のライブで一番印象に残ったシーンだった。

アンコールの新衣装

アンコール後、衣装を変えてメンバーがステージに上がった。その衣装は、原作者の原悠衣先生がこのライブに向けて描き下ろしたイラストの衣装を再現したものとのこと。しかも、これは原悠衣先生にも秘密のサプライズだったらしい。それにも驚かされたのだけど、後日原悠衣先生が、Twitterでキャストの髪型に合わせたキャラクターのイラストを描き下ろすというサプライズ返しをするという展開があり、そのやり取りがとても微笑ましかった。

前述の新曲の話もそうだけど、最後のライブでしか披露しない衣装をわざわざ作っていたり、作者へのサプライズを与えたり、本当にこの最後を盛大に盛り上げたいという気持ちが強く感じられたのは本当に良かった。

トーク

アンコール後に、メンバーから色々な話が語られた。細かい部分は覚えてないのだけど、Rhodanthe*の9年の活動を通して色々な思い出があり、今回の卒業に向けて色んな思いがあるんだなぁ、と感じた。自分は過去の活動のことはよく分からないのだけど、各メンバーからこのグループを本当に大切に思っている気持ちが強く伝わってきた。また、各メンバーの仲の良さが伝わってきて、グループとしての結束の固さも感じられた点は嬉しかった。
トークの中でも触れられたけれど、イギリスのFosse Farmhouseの管理人であるキャロンさんは会場に来られなかったのが残念だったけど、ライブ配信では見ていたようで良かった。英国に泊まりに行ったときに色々お世話になったので、その辺はすごく気になっていた。いつか、Rhodanthe*のメンバーとキャロンさんが、英国のFosse Farmhouseで再開できることを願ってやまない。
あと個人的にちょっと気になった点として、トークの中で「若い人のイベントが多数ある中で、比較的年齢層が高いグループのライブに来てくれてありがとう」みたいな話をされたんだけど、「自分はRhodanthe*だからここに来てるんだよ!年齢とか全然関係無い!」と思ってたんだけど、言うわけにもいかないのでここに書いておく。

しかし、全部終わった後の最後の挨拶で土下座されたのはビックリした(笑)。最後に土下座で終わるグループなんて初めて見たわ。むしろこんな素晴らしいステージを見せて頂いたこちらが土下座したいぐらい。

全体を終えての感想

このライブを終えて一番感じたのは、このRhodanthe*というグループが色んな人に愛されていたんだなぁ、という点だったと思う。そもそもこういった卒業イベントを開催している時点で恵まれていると思うし、

  • 最後に1万人規模の会場を抑える
  • 原作の完結に合わせて、アニメやグループ活動を綺麗に幕引き
  • 最後まで全員がきちんと揃っている(っていうか1人増えてる)
  • 豪華な背景や大掛かりな舞台や演出が凝ってる
  • ゴールデンウィークの日程を押さえる
  • 持ち歌の全曲を披露
  • 4時間のライブ
  • 新曲の披露
  • お土産のCD&パンフ
  • 新衣装を作って原作者にサプライズ

等々といった要素を見てると、本気でこの最後のライブに取り組んだであろうことは想像に難くないし、相当に思い入れや熱意が無いと出来ないと思う。Rhodanthe*のメンバーもそうだけど、ステージの演出や曲を作ってきた人々や、裏で動いてきたスタッフの方々、ファン、それに原作者など、関わる全員が卒業を祝福しているという気持ちが伝わってきた。
もうちょっと下世話な話をすると、4時間のライブするのは練習時間を含めると相当な時間を拘束するはずで、単価の高い声優をそれだけの時間拘束するのはコスト的に割高になるはず。特に最近よく名前を聞くような人も含んでいるので、これだけの長時間ライブを開催することが出来たこと自体がかなり凄いことだと思っている。
また、種田沙織さんが一時期体調を崩されて活動を休止してたり、コロナ禍で色んな影響を受けたり、かなり色々な障害があったと思うのだけど、それらを乗り越えてこのステージを作り上げたのは本当に素晴らしかった。
ライブの最中、「ああ、今自分が見ている光景は、多分他に類を見ない最高のステージなのだろう」という感覚はあったし、ここまで気持ちの籠もったステージを見ることは今後無いかも知れない、と感じるぐらいには印象に残るライブだった。
このライブを演じたRhodanthe*の皆さんや、これらを実現に尽力したスタッフ、今まで支えてきたファンの方々、そして土台となるきんいろモザイクという作品を生み出した原悠衣先生には本当に感謝してもし尽くしきれない。

原悠衣先生は、このライブに対して「きんいろモザイクの原作者で良かった」と仰られているけれど、自分もきんいろモザイクの原作者でありがとう、と言いたい。

あまりにも感極まったので、帰宅後に速攻でRhodanthe*ラジオサポーターズクラブに登録してしまった。残り1ヶ月ちょっとしか期間が無かったけど、まぁ少しばかりRhodanthe*のことを知りたくなったので…。過去のラジオとかもちょこちょこ聞いてるけど、かなり本数が多いので聞ける範囲で。

最後に

ここに書き切れないぐらい色んな思いがありますが、ひとまずここで感想は終わり。
繰り返しになりますが、今回のライブは本当に素晴らしい内容でした。これでRhodanthe*は卒業となりますが、自分はこのライブに参加出来たことを誇りに思いますし、この思い出を大切にしていきたいです。そして、Rhodanthe*というグループがあったことは今後絶対に忘れないと思います。
最後に、「Smiling Bouquet」の歌詞の言葉で締めさせていただければと思います。
特別な魔法をありがとうございました。

コミックマーケット99 サークル参加のお知らせ

久々に開催されるコミックマーケット99にサークル参加するので、そのお知らせです。
今回は、コロナによって中止されたコミックマーケット98の申し込みをキャンセルせずにそのままずっと放っておいたら、99にそのまま当選してしまった感じです。いつもは冬コミにはサークル参加していないのですが、今回は流石に事情が事情なので参加することにしました。

イベント情報

新刊

タイトル:気付いたら20年ぐらいアニメ実況してた
ページ数:48ページ(本文44ページ)
価格:300円
概要:自分が一番最初にアニメ実況したのは2001年頃で、それ以来ずっとアニメ実況続けているので、今年で大体20年程実況していることになります。そこで、20年アニメを実況してきて思った事や、実況の動向、実況環境についてつらつらと書いていきます。

C99 気付いたら20年ぐらいアニメ実況してた

電子版

BOOTHにて電子版を販売中です。
次のページを参照してください。

気付いたら20年ぐらいアニメ実況してた - Melog - BOOTH

紙の冊子を購入された方は、巻末にあるURLの先からダウンロードしてください。

追記

本日ご来場された方、どうもありがとうございました。また次の機会にお会いできればと思います。

フットペダルを用いた画像キャプチャ

概要

PC環境において、足下に設置したペダルを使って、テレビ映像から素早く静止画をキャプチャする方法についての説明です。

背景・環境

世の中には、放送中のテレビを見ながらTwitter等で番組の感想などを書込んだりする、いわゆる実況をする人間が存在します。文化としては20年以上前、2chやチャットちゃんねる隆盛の頃からあり、最近ではTwitter等の普及によってさほど珍しくはないのですが、その中には静止画を素早くキャプチャすることができる特殊な環境を持つ人間が一定数存在します。私自身もその中の一人なのですが、今まで次のような環境で作業を行ってきました。

  • PC: Windows 10 デスクトップPC (BTO)
  • TV視聴ソフト: TVTest
  • Twitterクライアント: WindowsストアのTwitterクライアント or Chromeのショートカット (要するにWebブラウザから動かせるようなツール)

ハッキリ言ってしまえば、割と汎用的な環境しか使っていません。私があまり特殊な用途に特化した環境を使う気が無く、汎用性の高い使い慣れた環境で操作する方を好むからです。

作業の流れ

本環境で実況する際は、次のような流れで作業を行っています。

  1. TVTestにフォーカスを合わせながら視聴
  2. キャプチャしたい場面でショートカットキーを押す (C:画像のコピー/V:画像の保存 を割り当て済)
  3. Twitterクライアントにフォーカス切り替え
  4. Ctrl+Vによる貼り付け or ドラッグ&ドロップによる画像の挿入

要するに、ひたすらコピー&ペーストを繰り返す力業です。

課題

本環境においてキャプチャ作業を行うと、次のような問題がありました。

  1. TVTestにフォーカスを当て続ける必要があるため、他の作業をしながらの作業に不向き。一々フォーカスを切り替える必要があるし、瞬間的なシーンを逃してしまう可能性が高い。(多分、少し前に巻き戻して撮り直すとかやろうと思えば出来ると思うが、そこまでする気があまり無い)
  2. 咄嗟のキー入力に失敗することがある
  3. 常にキーを構えている必要があるので、ダラダラしながらの作業がやりにくい。

恐らく、こうした課題に対応できるような、もっと作業に特化した環境があるかと思いますが、先程も書いたように特定の作業に特化した環境を使うのを好まない(そこまでする気が無い)ので使っていないです。

フットペダルの活用

自分は元々、別の目的で購入した以下のUSB接続のフットペダルを持っており、常に机の足下に置いてありました。(ちなみに、PCを操作する際はデスクと椅子で作業しており、右足用/左足用の2つのペダルを持っています。)

RI-FP1MG

ふと、このフットペダルを使って作業ができれば、別の作業を阻害することなく操作できないかと思い立ち、試してみることにしました。。(何れにせよ椅子に座る必要はあるので3の課題を解決できているかは微妙ですが、自分は元々TV見てる時は何らかの作業を並行している場合が多いので、とりあえずこれで問題ありません。)

まずこのフットペダルの仕様ですが、次のような感じになっています。

  • ペダルを押すと割り当てられた入力を行います。ON/OFFしかなく、段階的な入力等には対応していません。
  • 付属のソフトウェアで割り当てるキーやボタンを決定します。キー入力やゲームパッドのボタン等を割り当てることができます。
  • 割り当て内容はフットペダル自体に記憶されるため、ソフトウェアをアンインストールしたり、別のPCに繋いでも同じ入力を保持し続けます。

付属のソフトウェアの画面は、次のようになっています。

  • 左側のパネル(Type)がサポートしているデバイス種別。
  • 中央のパネル(Introduction)が現在設定しているデバイス。
  • 右側のパネル(Function)は、割り当てる入力の設定。(キーボード、マウス、文字入力、マルチメディアキー、ゲームパッド等の入力をサポート、「Macro」「MIDI」は本デバイスではサポート外)

この時点で、ver. 7.2.7が最新でした。このソフトウェアは、日本の販売代理店であるルートアールのページからダウンロードすることも出来ますが、海外のサイトの方が新しいです。

入力方法の検討

まず、先程も書いたようにフットペダルはあくまでも何らかの入力を代用するだけなので、キャプチャするために「TVTestにフォーカスを合わせる」という仕様は変わりません。これをクリアするために、次の2種類に対応方法を検討しました。

ゲームコントローラ入力の利用 (不採用)

Windowsにおいてゲームコントローラの入力は、キー入力とは別の仕組みで動いており、実はフォーカスの影響を受けません。ゲームコントローラのボタンを押した時、フォーカスが無くても入力を受け取ることができます。TVTestにも、ゲームコントローラのボタンを受け取る設定があります。

例えば、上記の設定のように画像のコピー/キャプチャをボタンに割り当てた上で、フットペダルにゲームコントローラの入力を割り当てることで、TVTestにフォーカスが無くても、フットペダルを踏み込むとキャプチャができます。ところが、これには難点がありました。

  • 反応するコントローラは、Windowsからメインに割り当てられたゲームコントローラになります。
  • そのため、複数のコントローラに対応できません。
  • 別のゲームコントローラが接続されていた場合、ゲームをする際に支障が生じる可能性があります。

複数同時利用ができない点は目をつむるとしてしても、たまにPCでゲームをやる自分にとって、ゲームコントローラが奪われてしまうのはあまり好ましくありません。Xinput対応したゲーム等ではゲーム内でコントローラを出来たりしますが、古いゲーム等でこの優先するコントローラを参照しているゲームも結構見かけますし、その都度ここを切り替えるのは面倒すぎます。

もしかしたらこの問題を解決する手段があるかもしれませんが、生憎私にはその方法が分かりません。そのため、ゲームコントローラを利用する案は不採用になりました。

外部アプリの利用 (採用)

次に考えたのは、入力信号を自由にコントロールできるツールを導入することでした。今回採用をしたのは、「EventGhost」という、Windowsにおける様々な入力に対し、カスタマイズを加えることができるツールです。詳細は次に書きます。

EventGhostの利用

EventGhostは、Windowsにおける様々なイベントを受取り、任意の命令を実行することができるツールです。例えば、キー入力やゲームパッド入力に対して任意のプログラムを実行させることができたりします。
このツールの優れている点は、入力信号をハードウェアから受け取る事が出来るため、様々なデバイスに対応できる点や、GUIを備えているため設定がやりやすい点、対応するイベントや変換できる命令が多いため、柔軟な設定が行える点などが挙げられます。とにかく、結構色々な事ができます。

入力の決定

キャプチャに使う入力を決める

まず、キャプチャに利用するイベントを決めます。これは、フットペダルで割り当てることができる入力になります。
あまり一般的なキー入力をイベントにしてしまうと、他の操作に影響が出てしまうので、なるべく他と被らない入力にします。私の場合は、ファンクションキーの「F21」を使いました(このキーは適当で特に深い意味は無いです)。通常のキーボードはF1~F12までしか無いので、他のアプリケーションに影響を与える可能性は低いです。

TVTestでキャプチャに使うキー入力を決める

TVTestでキャプチャに使うキー入力を決めます。
私の場合、C:画像のコピー。V:画像の保存、になっています。これは、いざという時にキーボードからでも利用可能なキーを割り当てています。

EventGhostの設定

EventGhostを設定する前に、まずフットペダルの入力が「F21」になるように設定しておきます。
その後、次の手順でEventGhostに設定を追加します。

  • 「プラグインを追加」で「Keyboard」を追加します。
  • 「マクロを追加」でマクロを追加して、適当に名前を決めます。(この時、同時にアクションの追加を要求されますが、一旦保留)
  • フットペダルを踏み込むと、ログに「Keyboard.F21」と出てくるので、それを追加したマクロにドラッグ&ドロップします。
  • 「アクションを追加」で「ウィンドウ検索」を追加し、ターゲットにTVTestを指定します(先にTVTestを起動しておくと楽です)。
  • 「アクションを追加」で「キー入力をエミュレーション」を追加し、Cキーを設定します。
  • 「キー入力をエミュレーション」で同様にvキーを設定します。

上記の作業を終えると、設定に次のような内容が表示されます。

この内容は、「F21キーが押されたら、TVTestに対してCキーとVキーの入力を送信する」という設定になります。
これにより、フットペダルを踏み込むとクリップボードおよびファイルにTVTestに映った映像が保存されます。

動作についての留意事項

  • この設定でフォーカスはTVTestに遷移しません。なので、何か作業している最中(あるいはゲームしてる最中)でもTVTestにフォーカスを奪われることなく画面のキャプチャを行うことができます。
  • TVTestが動作していない場合、キー入力は実行されません。(ウィンドウ検索の設定に「ターゲットが見つからなければマクロを停止」のチェックが入っている場合)
  • フットペダルを押しっぱなしにしても、連続入力にはなりません。なので、不用意に連続したキャプチャを行われることは無いです。

ゲームパッドのボタン入力を場合の設定

補足事項になりますが、入力にゲームパッドのボタンを使う場合、次のような設定が必要になります。

  • 「プラグインを追加」で「Generic HID」を追加します。
  • 入力するデバイスを選択します。フットペダルRI-FP1MGの場合、「@input.inf,%hid_device_vendor_defined_range%;HID-compliant vendor-defined device」という名前のデバイスとして見えています。フットペダルの設定でゲームコントローラのボタンを選択すると、このデバイスから入力が受信出来ます。
  • ゲームパッドのボタンを入力すると、ログに「HID.Button.* 」というイベントが出てくるので、これをマクロにドラッグ&ドロップすると、ボタンの入力に反応させることができます。

ちなみにこの場合、優先するコントローラーの設定は無視され、任意のゲームコントローラ入力に対応させることができます。

最後に

上記の設定を行うことで、PCで作業しながらでもTV画像のキャプチャを行うことができるようになりました。相変わらずペースト作業等は必要ですが、それでもコピー作業などは以前よりずっと楽になり、実況が非常に捗るようになりました。また、副産物として、クリップボードのコピーとファイル保存が同時に行えるようになりました。(今までキーの2つ同時押しとかやってた。)

しかし、これは環境としてはあまり高度な物ではありません。私は全然大した知見を持ち合わせていないのですが、同じように実況している他の人が、どのような環境を使っているかは気になるところではあります。

注意点

  • EventGhostは、ネットワーク対戦ゲーム等においてチートツールとして判定される場合があります。その場合は何かしらの対策が必要になるかと思います。
  • 販売されているフットペダルのうち、「RI-FP3BK」「RI-FP1BK」は古いバージョンのソフトウェアしか対応しておらず、古いバージョンはWindows10でうまく使えなかったので、新たに購入するのは止めておいた方いいです。
  • フットペダル製品の中には、3つ連結した製品(RI-FP3MG)が存在します。もちろんこれでも良いのですが、3つあっても結局足は2本しか無いので大体2つしか使わない、連結されていることでかさばる、左右の足の相対位置が固定されてしまってあまりリラックスした体制になれない、といった理由で個人的にはあまり良くなかったです。参考までに。

DELL U3219Qの良かった点

最近、ディスプレイを買い換えたので、せっかくなのでそれについて少し書き残しておく。

DELL U3219Q

旧ディスプレイ: DELL P2715Q [購入日 2015年2月, 価格 65,660円]
新ディスプレイ: DELL U3219Q [購入日 2020年12月, 価格 93,481円]

主な購入理由は、仕事がリモートワーク主体になったことにとなってPC周りの環境を整えようと思ったから。現在、私用PCのメインディスプレイと、仕事用PCのサブディスプレイを共有して使っており、この運用で色々不便が生じていたため、それを改善したかった。具体的には、以下のようなメリットを求めたから。(事前調査済み)

メリット

画面が32インチ、ベゼルが小さい

最近、夜になると視力が低下して、27インチのディスプレイだと細かい部分が見えなくなり、夜の作業がしにくくなってしまったため、大きなディスプレイが欲しくなった。しかし自分のPCデスクは二段になっていて、上側のサイドテーブルに干渉しない範囲の上限が32インチになる。前ディスプレイと同じ解像度の4kディスプレイかつ、32インチのジャストなディスプレイが新ディスプレイだった。ベゼルが小さいので、比較的可動領域が大きく取れる点も良かった。

90W PD (Power Delivery)

今の仕事はMAC Bookを使っているので、USB Type-Cで充電 (PD) & サブディスプレイ接続ができるディスプレイが欲しかった。これがあるとケーブル1本でディスプレイと繋げるので、机上環境がスッキリする。MAC Bookは60Wなので90Wである必要はないけれど、別のPCで必要になる可能性はあるので、余裕がある分に越したことはない。
ちなみに、何故か公式サイトの仕様にPower Deliveryの記載はない。マニュアルにはある。謎。この記載があるだけで売上が結構変わると思うのだけど…。

自動ディスプレイ切り替え

旧ディスプレイは、ディスプレイの切換は全部手動だった。毎回、仕事開始と仕事終了のタイミングでディスプレイをカチカチ切り替えて、私用PCの画面に切り替えるのが面倒臭かった。新PCは、画面の信号が送られている入力端子に自動で切り替えるようになっていおり、USBで繋いでいる側を優先しているので、この辺が解消されている。例えば、私用PCを立ち上げて、仕事用PCの電源を落とすと、勝手にディスプレイが切り替わる。とても楽。

USBの切り替え

新ディスプレイはUSBハブ機能が付いているのだけど、このUSBハブは、映している画面によって接続先が切り替わるという特殊な機能がある。例えば、USB Type-C接続でディスプレイを映している時は、そのUSBの繋いでいる先がアップストリームになる。一方、それ以外の入力端子からの画面に切り替えると、ディスプレイにあるUSBアップストリームの端子に繋いだ先が自動的にアップストリームに切り替わる。
すなわち、キーボード/マウスのレシーバをディスプレイのUSB端子に繋いでおくと、私用PCと仕事用PCで同じキーボード・マウスが使えるということになる。これがとても便利。自分はLogitechのキーボード・マウスを使っていて、Unifyingレシーバを刺して運用しているので、両方で同じものを使えた方が何かと作業効率が良くなる。

信号喪失しない

旧ディスプレイは、ディスプレイ自体の不具合なのかどうか知らないけど、ディスプレイの入力を切り替えていると、たまに信号を喪失して画面に何も映らなくなる。こうなると、電源ケーブルを引き抜いて再度差し直すぐらいしか復旧方法がない。これが結構頻繁に起こるのでストレスだったのだけど、解消されたことで大変快適になった。

デメリット

という感じで、ここまで購入のメリットを挙げてきた。一応デメリットの方も書いておく。

高い

ディスプレイ自体は10万ぐらいする(旧ディスプレイは6万ぐらい)。ちょっと高い。ただ、モノは良いので10万なりの価値はあるかな…と思う。なお、DELLの公式サイトではたまに20% OFFクーポンが発行されているので、それを使うとあと5000円ぐらいは安くなる。自分が買った時は15% OFFクーポンが出ていた。ちなみに、10% OFFクーポンは常に出ているので、狙うなら15%以上。Amazonでも買えるけど、たまに大きく値下がりしたタイミング以外では、公式の方が安いと思う。

USB Type-Cの転送速度が USB 2.0

USB Type-Cで繋ぐとディスプレイがUSBハブとしても機能するが、その場合の転送速度がUSB 2.0の480Mbpsになる。これは仕様。どうにもならない。これが不満な場合は別のディスプレイを当たるか、後継機種を狙うか。

まとめ

そんな感じで、U3219Qのメリット・デメリットを書いてみたけど、買ったこと自体は非常に満足している。今まで不満だった箇所がほぼ解消したので、大変快適になった。自分は、これをディスプレイアームで使っているが、特に問題なく使えている。仕事環境も私的環境も充実したので、作業が色々捗る。

余談だけど、実は最近、リモートワークへの切り替えに伴って職場のディスプレイを社員に格安で販売していたのだけど、机上の環境とサイズが合わずに断念している。このディスプレイだったら速攻で注文したんだけどな…。

SHARP AQUOS Sense 4で、スペックに出てこない良かった点を挙げる

2020年に記事が1本も無いのは淋しいので、適当に1本。

わりと最近、メインの端末をSIMフリー版のSHARP AQUOS Sense 4に買い換えたので、良かった点を挙げていく。ただ単に挙げていくだけだと面白くないので、スペック表にあまり出てこない項目を中心に書く。ちなみに以前使っていたのはOPPO Reno Aで、その前が HTC U11 Lifeなので、その辺りとの比較が主体になる。自分は、ミドルレンジの価格帯の端末を1年ぐらいで渡り歩くという買い方をする人間なので、大体そういう端末チョイスになる。

ちなみに、基本的にここはOPPO Reno Aをdisる話。

素のAndroidに近い

AQUOS Sense 4は、素のAndroidに非常に近い。SIMフリーとはいえ多少独自のアプリは載っているけれど、補助的なものが多く、ユーザの手を煩わせるようなものはない。それ以外の独自の便利機能というものがあるけれど、これは本当にAndroidに機能を追加してユーザ補助するためのものなので、実は意外と使える(あと、普通にOFFに出来る)。

少なくとも、アプリがゴチャゴチャで面倒な機能やサービスを押しつけられるようなことは無い。勝手に出しゃばらない、大事。あ、三大キャリアから出てる端末については知らない。なんか独自アプリ乗ってるだろうし、事情は違うと思う。

バッテリー管理で余計なことしない

OPPO端末には独自の電源管理マネージャが組み込まれており、これが非常に厄介な動きをする。バックグラウンドのアプリ動作をやたらと制御してくる。これによって、以下のような症状が頻出する。

  • 通知が来ない
  • アプリが起動しない
  • バックグラウンドの動作が停止される

これがデフォルトで有効化してあるため、これが端末ユーザは不可解な動作に悩まされることになる。一応OFFにも出来るが、OFFにしても正しく動作しているとは思えない挙動が見られる。また、デフォルトで有効であるがゆえに、これの対応にアプリ開発者はよく悩まされる。

こういった電源管理の仕組みは他メーカーにもよく見られ、アプリのメーカーサイトにトラブルシューティングとして掲載されることもしばしば。とにかくAndroid標準から外れた動きをするので、アプリ開発者、ユーザ共に悩みの種になる。

端末メーカーがこうした仕組みを取り入れるのは何故かと言えば、バッテリーの持続時間を延ばしたいから。アプリが動かなければ、その分電源消費が少なくなり、スペック上の見かけのバッテリーの持ちは良くなる。個人的な余計なことをするなという気持ちしか無い。

その点、AQUOS Sense 4はAndroid標準のバッテリー管理機能をほぼそのまま使っているようで、特に不自然な動きは見られない。これが非常に有り難い。しかし、それでいてバッテリーの持ちはかなり良い(OPPO Reno Aより良い)ので、完璧な対応である。余所のメーカーの小細工を実力で捻じ伏せてる。

伝言メモがある

Androidの電話機能は一般的に、電話を受話できなかった時に伝言メモを録音する機能がある。ところが、一部のAndroid端末にはこの機能を搭載していないものがある。例えば、Android Oneと呼ばれる低価格端末向けのAndroidがあり、これを搭載している端末には搭載されていない。 HTC U11 LifeはAndroid Oneだったので無かったし、OPPO Reno Aも搭載されていなかった( OPPO Reno Aは表向けはColor OSという独自カスタムしたAndroidということになっている )。

これが無いと端末自体で伝言を残すことは出来ないので、キャリアのサービスを使うことになる。例えば、自分が使っているIIJmioでは月300円で提供している。正直、そこまで使うことはないのだけど、無いと困る機能ではあるので、仕方なしに契約していた。しかし、大した使わないもののために毎月300円取られるのもなんか釈然としなかった。

AQUOS Sense 4にはこれが搭載されているため、端末側で伝言を録音できる点が良い。

Felicaの反応が良い

OPPO Reno Aは、Felicaの反応があまり良くなかった。コンビニ等では問題なかったのだけど、後付けのFelicaリーダー端末を使っている所だと、タッチしてもうまく反応してくれない現象がしばしば見られる。特に「Castles」と書かれたリーダー(多分これ)の反応が悪く、失敗することもあった。相性なのかどうか知らないけど、これはかなり悩まされた。

AQUOS Sense 4にしたところ、この悩みが解消されて、大変に快適になった。

Bluetoothオーディオ周りがまとも

実はBluetoothには意外と悩まされてきている。

まず、HTC U11 Renoでは、よく音が途切れていた。多分Bluetoothの電波が弱すぎたのだと思うけれど、外歩いていてポケットに端末入れるとBluetoothイヤホンの音が途切れ途切れになるという事象があった。多分安物のチップとか使ってたんだろうなー。

それから、OPPO  Reno Aでも微妙に途切れることがあった。例えば、室内のアンプにBluetoothに繋いで音楽聞いてても突然途切れる事象が頻発。理由は分からない。あと、Androidは8.0辺りから標準でAACコーデックをサポートしてるはずなのに、何故かAACで繋がってなかった。最近システムリセットしたらAAC接続が現れていたので、多分何かバグがあって、それがリセットで解消したのだと思うけど、結局端末使ってる間一度もAACで繋げてないからどうでもいいわ。

とにかく、Bluetoothのオーディオ周りはロクな目に遭ってないので、無難に使えるだけで有り難い。

4Gの通信が途切れない

いや、普通は途切れないんですよ。普通は。OPPO Reno Aは通信設備の切り替わりのタイミングが何か知らないけど、外にいると突然通信ができなくなることがたまにある。いや、たまにと言っても結構発生頻度は高い。こうなると、もう端末を再起動するしかない。最悪だ。これには本当にイライラさせられた。

もう通信が途切れないだけで万々歳ですよ。

音楽の関連付けを勝手にパクらない

OPPO Reno Aで、音楽プレイヤーの関連付けを勝手にパクるという不可解な挙動があった。しばらく使っていないと、標準の音楽プレイヤーが、OPPO標準の音楽プレイヤーに切り替えられてしまうというもので、Bluetoothオーディオデバイス接続すると、勝手にOPPOのプレイヤーが再生を開始してしまう。「しばらく」とは1日ぐらい放置すると発生するので、かなり頻繁に音楽プレイヤーが切り替えられてしまうのが非常に不満だった。車でBluetoothを接続すると勝手に再生を開始するので、車運転する都度勝手に意図しない音楽が再生されて大変使い勝手が悪かった。

当然だが、AQUOS Sense 4では起こらない。っていうか普通の端末では起こらない。むしろOPPOなんで起こるの?バカなの?ともあれ、これが起こらなくなっただけで自分の中では大変に有益だった。

デバッグするときに一々ストレージ接続に切り替えなくて良い

これは開発者向けの話。OPPO Reno A は、端末をデバッグで開発するとき、何故かストレージ接続をする必要がある。これは通常のAndroid端末では見られない動きで、一々切り替える必要があるのが非常に鬱陶しかった。なぜこんな動きになっているのか分からないけれど、これがあるおかげで端末を使ったデバッグが非常にやりづらかった。ついでに言うと接続も微妙に悪く、繋ぎ直さないといけないことが多かった。

当然、AQUOS Sense 4ではこれが無い。いや、普通は無い。普通万歳。

バージョン更新がある

OPPO Reno A、OS自体はAndroid 9だったけど発売時期に既にAndroid 10がリリースされていたので、当然これもAndroid 10にアップグレードされるものと思っていたのだけど、結局一度もアップグレードされることは無かった。おかげで、Android 10におけるアプリ開発が出遅れた。最悪だ。

Sense 4は既にAndroid 11にアップグレードが正式に告知されている。Sense 2などはAndroid 8から始まってAndroid 10までアップグレードされているし、基本的にSHARPはきっちりOSバージョンを上げてくるので、とても安心感がある。こういう信頼感は大事。

アクセサリが多い

AQUOS Sense 4、非常に人気のある端末なので、ケース等の関連アクセサリがとても多く選択肢が多い。Androidの場合はiOSと違って、機種が分散するが故に、不人気の機種にはあまりアクセサリが作られない傾向がある。人気がある = ユーザが多い = 関連アクセサリが多く作られる、ということになるので、そういう意味でユーザ数が多いのは圧倒的有利になる。これは人気機種を使うことの大きなメリットなので、そこそこ性能の良いSIMフリー端末が手頃な価格で出る事のアドバンテージが強く出ている。

まとめ

というわけで、AQUOS Sense 4の良いところもとい、OPPO端末のダメな所を列挙した。OPPO端末はもう買いたくない。多少スペックが良くても、それ以外がダメダメすぎた。

あと、最近のSHARPは少なくとも携帯において非常に堅実な仕事をしてくれるので、とても好感が持てる。多分、本気で日本の端末のスタンダード的な位置付けを狙ってる感じがする。今、他人にそこそこの価格帯の端末勧めるなら間違いなくSHARP勧めるわ。ハイエンドは知らんけど。

まぁ、無難さならPixelでも良いとは思うけれど、自分の場合はSDカードが必須なのでPixelは必然的に候補から外れてしまう…。

コミックマーケット96 サークル参加のお知らせ

例によって、コミックマーケット96にサークル参加します。

イベント情報

コミックマーケット96
日付:2019/8/12(月) (4日目)
場所:南リ17a (南3)
サークル:Melog
Circle.ms: Melog | Comike Web Catalog

出版物

タイトル:アニメのOP・EDを1000シリーズ以上エンコードした
ページ数:48ページ(本文44ページ)
価格:300円
概要:
著者本人がTV放送されているアニメのオープニングやエンディングなどの動画をひたすらエンコードし続けた経験に基づいて、その作成手順や、諸々の知見等についてまとめた内容となっています。
かなり狂ったテーマの内容ですが、書いた当人は至って冷静です。多分。

あと、過去に作った本も数冊持っていきます。

電子版

今回、C96販売する書籍については、当日以降BOOTHにて電子版を販売を予定しています。もしよろしければ、こちらもご参照ください。

Melog – BOOTH

電子払い

今回は、pixiv PAYによる支払の対応を予定しています。初めてなのでよく分かってないですが、頑張って対応しますのでよろしくお願いします。

pixiv PAY – スマホ1つで、カンタン決済

イギリス旅行 まとめ

イギリス旅行に行った記録のまとめ。誰が読むのか謎だけど、参考までに。

ざっと見返してみると、結構あちこち行っているけれど、どの内容もだいたいアニメのことばっか書いてることに、我ながらバカじゃないかと思わないでもない。
次はどこに行こうかなぁ。

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