ハードオフで遭遇したキモい事象

先日、Twitterに書いた話。

先日、ハードオフ(HARD OFF)で奇妙なことが起こったので、何となく記録として残しておく。

2月頭頃、今は閉店してしまったハードオフ三鷹店に行って、不要な物品の買取りをしてもらった。ちなみに、その数週間後に閉店するため買取りが終わるということは知ってたので、見物がてら不要品の処分をしてもらった次第。(そんなタイミングで店に物を増やす後ろめたさは多少あった。)

ハードオフの店舗での買取りのシステムは、大体次のよう流れになる。

  1. 客はカウンターに買取り商品を提出する。
  2. 客は店員から番号札を受け取る。店員は買取り商品の査定を開始する。
  3. 店員の査定が完了すると店内に番号札を呼びかけるアナウンスが流れる。客はそれまで店内で待つ。
  4. 客はカウンターで査定結果を確認し、問題が無ければ住所氏名連絡先等の個人情報を書く。
  5. 客は店員から金額の現金を受取り、買取りが完了する。

今回奇妙だったのは、4で個人情報を書く段階の話。

自分はこのハードオフ三鷹店を利用するのは初めてで、当然買取りもしたことなかった。それなのに、4で自分が個人情報を書く前に、既にディスプレイに自分の名前や住所、電話番号等が入力されていた。その前段階で入力するタイミングなどはないし、書いた覚えも無い。メンバーカードなども持っていない。それなのに、既に入力が終わっているとはどういうことだ。

ただ、上記の内容は実は正確ではない。住所の項目だけは、前に住んでいた場所の住所が入力されていた。そこで一つ心当たりがあるのは、前に住んでいた場所から引っ越す際、ハードオフで色々と引き取ってもらっていたこと。それは三鷹店ではなく別店舗だったけど、恐らくその時に入力された個人情報であると推測できた。というこは、ハードオフは何らかの形で個人を識別した上で、保存してある個人情報を自動的にディスプレイに表示しているということになる。

検索してもそれっぽい情報が出てこなくてよく分かっていないのだけど、中古買取りという業態の特性を考えると、盗難や万引きなどの犯罪者を共有し、不正な売買を防止する仕組みの一つとして、顔識別技術等を使って個人を認識するシステムがある可能性は十分に考えられる。

ただ、自分を勝手に識別して勝手に情報を提示するのは本当にキモい。そもそもそうした個人識別情報を採取して、そうした利用をすることに、自分はいつ同意したのか?という話ではある。(以前の買取りの時の規約に書いてあった可能性もあるけれど、その辺は昔過ぎて分からない。)

確かに仕組みとしては便利だけど、個人情報を利用する以上は利用には当人の合意が必要になると思うし、そうでなくてはいけない。

その場で店員に尋ねようとも思ったけど、店員にシステムを聞いても多分あまり良い回答は得られないと思ったのと、面倒なので聞かなかった。ただ、これは本当に気持ち悪くて気になるので、どういった規約に基づいて運用されいているのかといった点や、どういった仕組みなのかは知りたいところではある。

とりあえず、以下に2023年4月13日時点のハードオフグループのプライバシーポリシーを転記しておく。現状では「共同して利用する個人データの項目」に「氏名、住所、年齢、生年月日、職業、電話番号、商品売買情報等」とあるが、識別情報などは明記されていない。

プライバシーポリシー | 中古品の買取・販売ならハードオフ(楽器・家電・家具など取扱商品多数のリサイクルショップ)

プライバシーポリシー
【基本方針】
株式会社ハードオフコーポレーションおよび子会社(以下「当社グループ」)は、お客様、お取引様、株主様ならびに当社グループ役員および社員の個人情報保護の重要性を認識し、法令遵守および安全に取扱いするため、以下のとおり取り組んでまいります。

【個人情報保護に関する事項】
1.法令等の遵守
株式会社ハードオフコーポレーションおよび子会社(以下「当社グループ」)は、お客様、お取引様、株主様ならびに当社グループ役員および社員の個人情報保護の重要性を認識し、法令遵守および安全に取扱いするため、以下のとおり取り組んでまいります。

2.個人情報の利用について
当社グループにおける個人情報は、個人情報の提供を受ける際にお知らせする利用目的の範囲内で利用します。

3.個人情報の安全管理について
当社グループは、個人情報を適正に管理・運用するために個人情報保護規程および特定個人情報取扱規程を定め、すべての役員・社員に対し、個人情報の安全管理が図られるよう適切な監督を行います。
また、個人情報を委託する場合、個人情報の安全管理が図られるよう委託先に対し必要かつ適切な監督を行います。

4.個人情報の第三者への提供について
当社グループは、次の場合を除き個人情報を第三者へ開示・提供いたしません。

① 本人の同意がある場合
② 法令に基づく場合
③ 人の生命、身体または財産の保護のために第三者提供が必要な場合で、本人の同意を得ることが困難なとき
④ 公衆衛生の向上または児童の健全な育成の推進のために特に必要な場合で、本人の同意を得ることが困難なとき
⑤ 国の機関もしくは地方公共団体またはその委託を受けた者が法令の定める事務を遂行することに対して協力する必要がある場合で、本人の同意を得ることにより当該事務の遂行に支障を及ぼすおそれがあるとき
5.共同利用について
当社グル―プは、個人情報を共同利用する場合があります。

① 共同して利用する個人データの項目
氏名、住所、年齢、生年月日、職業、電話番号、商品売買情報等
② 共同して利用する者の範囲
当社グループ各社およびフランチャイズ加盟店
③ 利用する者の利用目的
個人情報の提供を受ける際にお知らせする利用目的
④ 当該個人データの管理について責任を有する者の名称
株式会社ハードオフコーポレーション
新潟県新発田市新栄町三丁目1番13号
代表取締役社長 山本太郎
6.個人情報の開示・訂正・利用停止について
当社グループは、保有している個人情報の開示・訂正・利用停止に関するお問い合わせについて合理的な範囲で速やかに対応いたします(なお一定の制約をともなう場合や請求者等の費用負担が必要になる場合があります)。


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コメント

“ハードオフで遭遇したキモい事象” への1件のコメント

  1. 匿名

    顔認証ではなく電話番号で照会しています。

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