FALCOM LIVE 2007と著作権

この前行った「FALCOM LIVE 2007」について。最近、JASRACによる著作権料の取り立てが厳しいという話をよく耳にするので、このライブはどの程度支払う事になるんだろうか、と思ってちょっと調べてみた。

  • Victory!!(無信託)
  • In Adventure World(無信託)
  • パンドラ(該当無し)
  • ぐるぐるTonight(該当無し)
  • MIGHTY OBSTACLE ~The Wind of Zemeth(該当無し)
  • YSY -至宝の彷徨-(該当無し)
  • ALL BECAUSE OF YOU(作詞のみ)
  • LILIA(無信託、英語版は作詞のみ)
  • 星の在り処(該当無し)
  • 女神たちの囁き(作詞のみ)
  • MAKE THE END OF BATTLE(無信託)
  • バレスタイン城~full version~(該当無し)
  • GENESIS BEYOND THE BEGINNING(該当無し)
  • Cry for me, cry for you(該当無し)
  • 銀の意志 金の翼(該当無し)
  • I swear…(該当無し)
  • SCARS OF THE DIVINE WING(該当無し)
  • Endless History(作詞のみ)
  • Smile Again(作詞のみ)

ざっと見た限りでは、一部を除き日本ファルコムのほとんどの楽曲はJASRACに委託されていない事が分かった。特にここ最近の楽曲に関しては全く名前が無い。名前があるのに無信託となっているのは、多分以前(キングレコード時代)は委託されていたけど今はされていない楽曲という事かな?ちなみに、eLicenseJapan Rights Clearanceにもない。
以前からファルコムは著作物の自社管理をしている様子があったので、多分これらの楽曲は全部自社で管理しているのではないかと思われる。というわけで、恐らくファルコムライブによるJASRACへの支払いはあまり発生していないんじゃないかと予想される。

さて、ここから余談。
「英雄伝説 空の軌跡」がアニメ化すると想定してみる。しかし残念ながら、JASRACに楽曲が登録されていない事はその可能性を低いものにしているように思う。
少なくとも、日本ファルコムはアニメの製作会社ではなので、アニメ化する場合は必ずどこかの製作会社に委託して企画を立ち上げ、実際にアニメを作るアニメーション制作会社に仕事を持ち込んだり、広告代理店等に話をつけるといったプロセスが必要になり、多数の関連企業が関わってくるはず。
しかしこの時、アニメの曲に「英雄伝説 空の軌跡」のゲーム曲を付けようとしても、ファルコムが管理する楽曲を使う事を、関連企業が(利益の関係上)許さない、あるいは色々面倒なので敬遠するのではなかろうか。
例えば、以下のような話。
RequestStation > karaoke NOTE > カラオケ配信の条件
カラオケのアニソンの話(各機種の映像比較・エロゲーソング) – ちゆ12歳
JASRAC非登録の曲が非常にカラオケで配信されにくいという話。こういった点一つ取っても、JASRAC非委託という点はアニメのような大規模メディア展開にとって不利に働く。
例えアニメ化したとしても、OP、ED総入れ替えで(製作会社の方針で)別のアーティスト起用とか、そういう事態になるのかもしれない。

とまぁ、そんな妄想をここ数日してたわけで。
でも、以前「Ys」や「ぐるみん」のアニメ化という話も出てきたんだよね。アレは一体どうなったんだろうか。やっぱりこの辺の権利関係で色々こじれてるんだろうか。

追記

失敗。
リンク先はセッションを超えて見る事はできないようだったので削除。


Posted by:

Posted At:

Modified At:

コメント

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください