エントリー・タグの使い方に悩む

Movable Typeのバージョン3.3から、「カテゴリー・タグ」なる機能が追加されている。

これは、記事にキーワードを付加する事で、共通のテーマを持つ記事を探しやすできる機能。自分は、まだHTML上に出力してないだけで、一応このエントリー・タグの入力はしている。まだデータ上存在しているだけ。使い所が難しいのでまだ保留している状態。

既に「カテゴリー」という機能はあるけど、こちらはカテゴリーがツリー構造となるため扱いが難しい。例えば、「ゲーム」とういカテゴリーがあったとして、ここにゲームの感想を入れるとする。他に「日本ファルコム」というカテゴリーを作り、ここに日本ファルコム関連の記事をまとめるとする。じゃあ「日本ファルコムのゲームの感想」はどちらに書けばいい?と考えると話が難しくなってくる。恐らくこれは人によるだろう。もっとも、以前から2つ以上のカテゴリーを付加する機能はあるのだけど。ただ、常に限定された情報を書くサイトならともかく、新しい事をする度にカテゴリー追加を行うのは面倒臭い。

ver3.3から追加された「エントリー・タグ」によって、記事にキーワードを付加する事で、同じキーワードを持つ記事を抽出することができるようになった。恐らく、このMovable Typeを利用した多くのブログサービスでは、既に同機能が提供されているのではなかろうか。実際、最近いくつかのブログサービスでも見かけるようになった。
これは、記事を書く際に筆者のセンスで適当に書き加えるアバウトな物。例えばこの記事なら「Movable Type」「エントリー・タグ」「カテゴリー」というタグが書き加えられている(最後の「カテゴリー」は我ながらどうかと思うが)。ただ、「パソコン」と「PC」は別物になったりするため、綺麗にカテゴライズしようと思ったら、事前に既存のエントリー・タグを見て綴り間違い等が無いかどうかチェックが必要になる(ある程度の補正はしてくれるようだ(英文限定?))。
形態素解析の機能でも付加されれば、そのうち自動的に付加されるような仕組みが出来上がるかもしれない。

さて、この二つのカテゴライズ手段をどう使い分けるか、と考えるとまた話が難しくなってくる。エントリータグ一本に絞るのもアリといえばアリだけど、煩雑になりすぎてしまうのもどうかなぁ…と。
そこで、ちょっと考えてみた。
カテゴリーの側に、「アニメ感想」「ニュース」「ソフトウェア」といった記事の大まかなジャンルを設定する。サブカテゴリまで使うなら、「映像 – アニメ」「ニュース – スポーツ」といった感じで。
エントリー・タグの側に、「日本ファルコム」「ZEGAPAIN」「ディスプレイ」といったような、固有名詞や製品のジャンルといった、具体的な情報を設定する。
こうする事で、「日本ファルコム」の「ニュース」とか、「ZEGAPAIN」の「アニメ感想」といったような、形でカテゴライズできるようになるのではないか、と。つまり、カテゴリー機能には記事のジャンル・方向性を、エントリータグには記事の対象・テーマを、といった形でカテゴライズすれば、上手く機能するんじゃないかと考える。

もちろん、どこまでをカテゴリーで扱って、どこまでをエントリー・タグとして扱うか、という点を考慮する必要はある。これも人によりけりだろう。指針としては、「[どんな物]の[どんな記事]」といった感じで考えると分かりやすいかな。「デジタルレコーダー」の「ハードウェアレビュー」とか。この場合、[どんな物]がエントリー・タグ、[どんな記事]がカテゴリー、という事になる。記事の種類なんて別に無限に増えていく物ではないのだから、カテゴリーの種類をある程度決め打ちしてしまって、後はエントリー・タグによる追加を行っていくのがいいんじゃないかと思う。
この方法ならば面白い作用もあって、ある特定の作品に対してアニメ、漫画などの別のメディア等が存在する場合、それぞれを明確に分割したい時にも使える。例えば、「ローゼンメイデン」の「アニメ感想」、「ローゼンメイデン」の「漫画感想」、「ローゼンメイデン」の「イベント」、「ローゼンメイデン」の「自作絵公開」など。

ただ問題は、現在のバージョンのMovable Typeにおいて、それらを上手く出力する手段が存在しないという事。(ダメすぎ(笑))
例えば、カテゴリー「アニメ感想」に含まれる、エントリー・タグが「ZEGAPAIN」の記事、という表示方法は、タグ仕様を見る限り現状では無理。それができるようになれば、扱いやすいサイトが構築できると思うんだけど…。
SixApartに意見書でも提出してみようか。


Posted by:

Posted At:

Modified At:

コメント

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください