Yeovil 出立
Yeovilで泊ったホテルは素泊まりだったので、朝食は無し。プランが無かったというのもあるし、この日は朝早くから移動する予定だったので、いずれにせよ選択肢はない。この日は、早朝からバスで出立する予定が、前日にホテルに出発時間を伝えていなかったので、その時間にフロントに誰もいないという失態を犯す。仕方ないのでバスを1本遅らせて1時間遅れとする。
ホテルを出立してバス停でバス待ち。このYeovilにはずいぶん立派なバスターミナルがある。
前日に一応下調べでこのバス乗り場を調べてたけれど、バス番号に張り出された時刻表に目的の車両番号が書かれていなかったので不安だった。一応、行き先が一致するバス停だけは見つけてたので、そこで待ってたところ、無事目的の車両番号がかかれたバスが来る。
ここで一つの難関。ロンドンのローカルバスに乗るのはこれが初めてなので、やり方がよく分かっていない。事前にひたすら調べまくったところによると、乗るときに行き先を伝えて、片道切符の「シングル」であることを伝え、その場でお金を払って切符を購入する方式ということは知っていた。とりあえず他の乗客を先に通して、後ろから観察していると、調べた通りっぽかったので同じように行き先を伝えて、無事乗ることができた。ちなみに降りるときは、日本と同様にバス停に近くなったらSTOPボタンを押す。しかし日本と違うのは、車内アナウンスなんてものはない。自分で場所を判断してSTOPボタンを押すしかない。慣れない自分は、ひたすらGoogle Mapと睨めっこしながらタイミングを見計らって降車も完了。こうして、無事難関クリア。1回やっちゃえば後は問題ない。
バスの車窓から見えるイギリスの田舎の景色は、まるでファンタジーRPGの世界みたいだった。
グラストンベリー・トー
次に着いた場所は、グラストンベリーという町。ここにある、グラストンベリー・トーという小高い丘にある塔を目指す。ちなみにここに来た目的は、リトルウィッチアカデミアの1話で、レイ・ラインの入り口として登場する場所だったので、その聖地巡礼に。
しばらく歩くと、目的の場所が見えてくる。
ところが、これに登るための入り口に行くためには丘をグルッと回る必要があり、これが結構な距離を歩く。辛い。不安になってきた辺りで警備員みたいな女性がいたので、「グラストンベリー・トーに行きたい。この道で合ってるか?」みたいな質問をしたところ、「OK、しばらく行くとゲートがあるから、そこから行ける。上に登れば気持ちいい風が吹いてるよ。」みたいな事を言われた。あと、「あなたは何処から来たの?」と聞かれたので、「日本から来た」と答えると、「コンニチワ」と挨拶されてしまう。
んでしばらく行くとゲートを見つける。
ここからが大変、なんせ旅行荷物を全部持ってこの丘を登っているわけで、気分的には完全に1話のカガリアツコ。
休み休み上りながら、ついに登頂。
ここからの眺めは実に素晴らしかった。周囲が遠くまで広がる平地になっている中の小高い丘なので、かなり遠くまでイギリスの景色を見通せる。それから、お姉さんの言うとおり風がとても気持ち良かった。めっちゃ大満足。
ここで一つ、ちょっとやってみたかったことを試す。世の中にはパワースポットガチャという遊びがある。いわゆるパワースポットと呼ばれる土地でガチャを引くと出が良くなるというアレだ。この塔にはイギリスの歴史の中で様々な伝説が伝えられており、かなりいい感じのパワースポットとなっていることは間違いない。ちなみに、自分がやってるゲームはきららファンタジアしかないので、それで。
20連やって☆4が3つ。シケてる。我ながら何やってんだ。
グラストンベリーの町と、グラストンベリー修道院
しばらく堪能して、登ってきた道とは逆方向の道から降りる(どっちでも町には戻れる)。そして、グラストンベリーの町を徘徊する。この街、黒魔術の店みたいな店舗が軒を連ねてて、かなりの数並んでて、中二心をかなり激しく刺激される。
それから、ここにはもう一つ聖地がある。アーサー王の墓…が存在した場所とされるグラストンベリー修道院。はるか昔に建物は解体されてしまっていて、残骸と墓の跡地がある。ここは、Fate Stay/nightでも登場するので、Fateの聖地ということになる。
アーサー王の墓があった場所。
その辺をしばらく見学していると、どうも日本人と思しき女性二人組が歩いていた。様子を見てると、ねんどろいどと思しきフィギュアを取り出して写真を撮り始めていた。何のフィギュアかは分からなかったけど、話を聞いていると「エクスカリバーが~」とか「フェイトが~」とか言ってたので、アレは間違いなくFateの聖地巡礼者だったのだろう。
ざっと観光した感じだと、このグラストンベリーという場所はめっちゃ中二要素が多いので、中二病こじらせちゃった人は一度は来るべき土地だと思います。
この旅最大の目的地へ
そんなこんなで見学を終えて、次のバスに乗って北上する。バスは2階建てで、2階席の最前席に吸われたので、景色を堪能する。
ブリストルという町について、そこから電車に乗換え、チッパンハムという駅まで行く。途中の駅で、Bath Spaという、風呂以外の何物でも無さそうな名前の駅があったりして、英国の地名は妙に直接的な名称が多いなぁ、などと思ったり。
チッパンハム着。ここも田舎の駅という感じ。英国の駅、都市部以外ほとんど田舎駅って感じで、一応駅員と売店はあったけど、多分ここも夕方頃には無人になるんだろうなぁ。
チッパンハムから、再びバスに乗って北上。今度はThe Gibb Salutation Innというバス停で降りる。ぱっと見た感じ、何も無い田舎のバス停という場所だった。
ここから、脇の林道に入る。結構心細いので不安になり、ふと、我に返る。
なんでこんなとこ来ちゃったんだろ
— 海水瓜 (@Umisuika) July 10, 2018
そんなこんなで、20分ぐらい歩くと、目的の場所に辿り着く。
今回の旅の最大の目的地、きんいろモザイクのアリスの家のモデルとなった、Fosse Farmhouse。
という辺りで、今回はここまで。
コメントを残す