一昨日久々にカラオケのパセラに行ったところ、カラオケ用の室内端末が一新されていた。具体的には、従来の重くて大きな端末から、7インチぐらいの薄くて軽いAndroidタブレット端末に変わっていた。Androidのバージョンは多分、2.2か2.3。
少し弄ってみたところ、良かった点・悪かった点が色々見えてきた。今後改善されていくと思われるので、その時にどの変化したか思い出せるよう、少しメモしておく。
良かった点
- 端末が薄く軽くなっているので、持ちやすくなっている。
- 従来の端末に比べて、タッチの感度やGUIのレスポンス速度が著しく改善されている。
- 従来の端末とある程度インターフェースに互換性を持たせてあるので、慣れていると分かりやすい。
- アイコンの点滅など、操作のフィードバックやガイダンスが視覚的に分かりやすくなっている。
- ハードウェアスイッチや画面が混在していた従来機に比べ、操作が画面に全て収めてあってスッキリして分かりやすくなった(と思う)。
- バッテリの持ちが良くなっている…と思う。多分。
- アニメタイトルがあいうえおから探しやすくなっている。
悪かった点
- ジャンルメニューからアニメタイトルを列挙すると、ソートが読み仮名順ではなくて文字コード順になっていた。とてもじゃないがタイトルが探せない。(読み仮名が無いわけではなく、ただのソートミスと思われる)この結果、全てのタイトルの一番先頭に来るアニメが「“文学少女”」何故ならば、タイトルの先頭にダブルクォーテーションが入ってるから。その次が「.hack」。
- 「戻る」ボタンを押した時、以前のスクロールインデックスを覚えてないので、また先頭から始まる。上記とのコンボがなかなか辛い。
- スクロールが遅い。タイトル10件ぐらい毎に逐次問い合わせに行っているらしく、下までスクロールすると次の10タイトルぐらいが出てくるので、スクロールがちょくちょく引っかかる。当然、バーのスライドによるスクロールなんて気の利いた機能は無い。上記問題との3連コンボがかなり凶悪。この性能なら、タイトル一括読み込みしてもそんなに遅くならないだろうに…。
- アニメタイトルを探す時、「あ」→「い」のように音を跨ぐことができなくなった。そのため、例えば「ドラゴンクライシス」を探そうとしても、以前ならできた「な」を開いて1ページ戻るという事ができず、「と」の先頭から長々と探す必要がある。押すタイトルをうっかり間違えると、上記問題とのコンボに打ちのめされる。
- ソフトが不安定。自分は見てなかったが、一度ソフトが落ちたらしい。その後、ソフトを起動してもAndroidの通知領域が出っぱなしになった。
- タブレットを持つ部分が右側についてるけど、右利きなら普通、左手に持って右手の指で操作するから、持つ領域は左側の方が良いと思うんだけど…。別に右利き用に作れとは言わないけど、何か妙な感じ。
- 飲み物オーダーで表示されるタブ、省略されすぎ。「フリーソフトドリンク」→「フリーソフト」は無いわー。
実装して欲しい機能
- ジャンルのアニメタイトルの階層化。「ドラえもん」は劇場版含めてタイトルが多いので、「ドラえもん」ゾーンを抜けるのが大変。「ドラえもん」→各劇場タイトルという感じの2段階ぐらいに。
- アニメタイトルの検索。曖昧なタイトルだと探しにくい。例えば「ミルキィホームズ」は「み」ではなく、「探偵オペラ」が頭に入るので「た」になる。知らないと見つからない。
というわけで、カラオケでそんな事を思いましたとさ。使い方が思いっきり偏ってるような気はするけど、気にしない。
とにかく、Android開発慣れしてないのと、ジャンル部分のデバッグ不足という印象。ただ、通信エラーや操作の停滞等はあまり見られなかったので、従来の通信との互換性の確保やネットワーク処理といったバックグラウンド部分には力を入れて実装したのではないか、と思った。もちろんただの想像。
次行った時にどの程度改善されているのかが気になるところ。
追記
ふと気付いたけど、これってサーバに対する問い合わせが従来のページ単位のメソッドしか用意されていない事が原因じゃないかと。これなら、「戻るボタンを押した時にインデックスの先頭に戻される」「10件ぐらい逐次読み込みする」の理由に説明がつく。
まぁ、一括問い合わせぐらいできるようにしてくれという話ではあるのだけれど。
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