Arx Fatalisを復旧させた顛末

Arx Fatalisという、2002年頃発売された一人称視点ダンジョンRPGがある。内容はUltima Underworld的な物。
このゲーム、Steam GOG.comで買えるので、今でも入手するのは簡単。っていうか、Steamで買い直した。割と好きなゲームだったので…。
しかし、この手のゲームでは毎度の事だけど、売られているのは英語版しか無い。音声、テキスト共に全て日本語化された完全日本語版が存在するのだけど、日本で販売されたパッケージ版しか存在しない。

しかし、どうやら英語版でもファイルを差し替えることで日本語化できるらしいという情報を入手。早速試してみる。

実家からArx FatalisのCD(ソースネクストから発売されていた廉価版)を回収。さっそく中身を吸い出し…しようとしたところ、何故かCDからファイルが読み込めない。どうやらCDが劣化して読み取りができなくなっている模様。6年ぐらい前に買った物なのに、もう読めなくなっている事に愕然とした。昔のCDはそろそろ注意した方が良さそうだ。
仕方ないので、記録面を掃除してみたり、ドライブを変えてみたり、色々試してみたところ、結局CD RecoveryToolboxで吸い上げる事ができた。

次に、吸い上げたデータからゲームをインストールしようとしたところ、何故かうまくいかない。これはWindows7だとインストール自体がうまくいかない模様。そんなわけで、インストーラ(Setup.exe)の互換モードをWindows XPにして動かしたところ、上手くインストールする事が出来た。

で、このインストールしたデータの中から、以下のファイルを抽出し、英語版のインストール先へコピー。CDの中のdata2.cabを解凍して取り出してもいいと思う。

  • LOC.pak
  • SPEECH.pak
  • cfg.ini
  • misc\Arx.ttf (これはフォントの好みに応じて)

英語版のファイル名の構成をよく見ると、最初から多国語で作る事を前提とした設計だったようだ。ともあれ、これで無事ゲームを日本語化する事ができた。音声もきちんと日本語化されてる。

ちなみに、元のパッケージ版に存在しなかったメニュー項目は英語のままだった。


Posted by:

Posted At:

Modified At:

Category:

コメント

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください