劇場版そらのおとしもの 時計じかけの哀女神(エンジェロイド)

劇場版「そらのおとしもの」を見てきた。

有給の平日に見にいったので、どうせ映画館はガラガラだろ…と思ったら、意外と人が多くてビックリ。でも、BASARAとは対照的に、男率が異様に高かった…というか、男しかいなかった(笑)。

構成は、前半1/3ぐらいが総集編で、後半が本編という感じ。
ちょっと総集編部分が長かったなー、と思う。風音日和の回想という設定だったけれど、ほぼTV本編を切り貼りしてベタに使い回して、淡々と流れていくだけなので、あんまり目新しさはない。これはナレーション等の挿入でもう少し上手く作れるような気もするんだけどなぁ…とは思った。あと、TV本編のアップコンバート映像なので、全体的にぼんやり画質だった点も残念。

本編となる後半は、風音日和が新大陸発見部に入部してから、とある事件をきっかけにその正体が判明して、智樹達と対峙する…という流れなんだけど、正体は番宣とかで大体バレバレだから別に隠すように言わなくてもいいのか(笑)。
意外性はあんまりなくて割とオーソドックスなストーリー展開だったので、個人的にはそれほど印象に残るような話でもなかったな…というのが正直なところ。話自体は悪くないし、日和の喜怒哀楽が色々描写されている点は良いと思うんだけど…。個人的にはもう少し、日和の絶望感を感じるシーンを強く描いてほしかった。終盤のストーリー展開がちょっと忙しいかな…と感じたのも、印象を残りにくくしていると思う。最後の盛り上がり所の戦闘も結構すぐ終わっちゃうしね。戦闘描写自体は良く出来ていると思う。ただ、TVシリーズのカオス戦の方が気合いが乗ってた気がしたのは、果たして気のせいだろうか。
日常のバカさ加減は相変わらずなので、その点はちょっと安心した。日和に対する智樹の対応が酷すぎて(笑)。

全体的には、TVシリーズのシリアス分多めの展開なので、そこそこ楽しめる映画だとは思った。ただ、総集編多めの構成だったり、微妙に駆け足な展開だったりするので、ちょっと物足りなさを感じてしまう。もうちょっと頑張ってほしかったな…と。

ちなみに、見終わった後で原作買ってきた。アニメ自体はそれなりに好きだったので。やっぱりアニメ化されるだけあって、漫画で見ても結構面白いなこれ。

yfrog Photo : http://yfrog.com/h459xllj Shared by Umisuika


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