違法着うたサイトの利用、どうすれば無くなる? – スラッシュドット・ジャパン
着うたの違法ダウンロードサービスのアンケート結果について。
自分は着うたなるサービスを一度も利用した事が無いので、どの程度違法ダウンロードが蔓延しているのかが実感として全く湧いてこないのだけれど、ニュースとして伝え聞いたり、アンケート結果を見る限りは実体として相当数あるようだ。
ただ、この着うたなるサービスについて、端から見ていると以下の件がどうしても納得できない。
- 一般のCD音源に比べて音質が悪い。
- 一般のCD音源に比べて単価が同等~割高、iTMSに比べてずっと高い。
- ダウンロードした音源は別機種に移動・コピーすることができない。
- 欲しい曲が必ずあるわけではない。
何でこんな劣悪な品質のサービスが商売として成り立つのか、と。
また、携帯側も自分で転送した音楽に対してファイルサイズ制限を設けたり、以前あったmp3再生可能なモデルを排したりして、着うたの価値を「相対的に高める」ことで着うたの需要を高めている。こんな歪んだ市場が真っ当に動くわけないじゃない。
携帯以外の何にも使えない。しかも何らかの事情で全曲消失する可能性もある。そんな曲に数百円。自分の感覚では「ふざけんな」としか言い様がない。
これについては、他社への携帯の乗り換えを阻止する役割の一翼も担っていると考えられる。そういった、サービスの質ではなく機能的な制約を設ける事でユーザーを囲い込み成り立つ市場は、ハッキリ言ってヘンだと思います。
自分の場合、携帯をWindows Mobile端末に移行したため、PCに保存したMP3音源を直接転送して再生できる。Bluetoothだって使える。さらに言えば、電話やメールの着信音にもできるし、目覚ましのアラームにもできる。要するに、やろうと思えばどうにでもなる。
これに慣れきってしまうと、着うたサービスなんてクソ喰らえと思ってしまう。というか、こういう形が本来あるべき姿だと思うんだけどね…。
そんなわけで、着うたの違法ダウンロードを肯定する気は無いけれど、こんな市場を肯定する気も更々ないです。
ただ最近は、Windows Mobile等が載ったスマートフォンが徐々に普及しだしているし、携帯端末の技術も整ってきたため、こんな市場はそのうち駆逐されると個人的には思っている。
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