東芝、300GB HDD搭載/eSATA拡張対応のREGZA「RH500」
東芝、ソースや環境に合わせて自動的に映像調整を行う「REGZA」新シリーズ | 家電 | マイコミジャーナル
東芝のTV「REGZA」シリーズの新機種が発表されたという記事。東芝製品が割と好きなので、取り上げてみる。
東芝のテレビは基本的に、上位機種のZシリーズ、HDD録画可能なHシリーズ、下位機種のCシリーズという3つのラインナップだったけど(一応、デザインをコンセプトに据えたRFシリーズというのもある)、今回は上位のZシリーズがHDD録画対応(ZHシリーズ)と非対応(ZVシリーズ)で分割され、4シリーズのラインナップととなっている。
HDD録画対応したのは、46型と52型の大きなサイズのみに限られるところを見ると、「どうせ余白余ってるからいっそHDDも内臓してしまえ」という意図があったような気もする。ただし、HDD非内臓型でも従来の外付けHDD録画は使用可能とのことなので、内臓HDDにこだわらないのであれば機能的な差はあまり無いと思われる。
で、今回気になったのはこの録画機能について。
また、DTCP-IP対応のサーバーへのダビングもサポートされる。従来のREGZAでは、外部HDDにムーブしたコンテンツは、録画した元のREGZAでは楽しむことはできなかった。ところが新REGZAでは、録画したコンテンツをDHCP-IPサーバーにムーブすることで、ネットワーク上にあるすべてのDTCP-IPに対応したREGZAで、その映像を見ることが可能となる。なお、アイ・オー・データ機器より発売されるサーバー「ハイビジョン・レコーディング・ハードディスク 型番HVL4-G2.0」がこの機能に対応している。HVL4-G2.0は、4月下旬発売予定で価格は10万6,300円。HDDの容量は2TBとなっている。
ZH500ではさらに、ワンセグ録画機能もサポートされる。これは、ハイビジョン放送を録画する際に、同時にワンセグ放送も録画するというもので、録画したコンテンツはSDメモリーカードにダビングしてREGZAケータイで試聴することが可能だ。なお、これらの録画機能は、6月にスタートするダビング10に対応予定。
IOデータのハードディスクというのは、以下の記事を参照。
「REGZA」で録画した番組をBlu-rayへ? アイ・オーのホームサーバ戦略 (1/2) – ITmedia +D LifeStyle
東芝はHD DVDを切り捨ててどうするのかと思っていたら、どうやらネットワーク経由で自由にムーブさせるようにすることで、テレビとHDDだけで録画させることを事を選択したようだ。その選択は多分、それほど間違っていないように思う。
従来のREGZAシリーズは録画機能こそあったけど、録画した映像は録画したテレビ以外で再生不可という何とも使い勝手の悪い代物だった。今回の新シリーズでは、録画したデータを録画機器に縛られることなく、ある程度汎用性のある形で使えるようになったという事で、使い勝手は良くなりそうだ。
個人的には、この機能は結構魅力的に映る。手持ちの前シリーズ機種でも対応してくれないものかと思うけど、今のところそういう予定は無さそうで…。残念。
ただそうなると、東芝のHDDレコーダ「VRABIAVARDIA」シリーズをどうするのかという点が気になる。テレビだけで録画が完結できるようになってしまうと、HDDレコーダが不要になってしまう。もしかして、HDDレコーダを切り捨ててしまうんだろうか。あの高機能さはなかなか魅力的だったんだけど。
コメントを残す