アニメ最終回あれこれ 2007年6月 その3

もうだいぶ前だけど、感想ぐらいは書いておきたい。

MAJOR

無事3期も終了。
1期、2期と見てきたけど、あくまでも吾朗が主人公である事を描き通している点は作品として頑張ってるなぁ、と思う。あまりに長期に渡ってストーリーが展開すると、徐々にサブキャラが自己主張をしてきたり、主人公不在で話が展開といった事はよくあるけど、この作品は無茶な吾朗とその周囲の人間との関わりを描くことを重点に置き続けている。この点に関しては割と評価したい。
ただ、やはり同じキャラクターを描き続けている事の弊害か、吾朗の自己主張→周囲の人間が諫める→俺が間違ってた、という感じのワンパターンな展開が多いようにも思える。もう少しバリエーションが欲しい。
とか何とか言いつつ、4期も割と期待してます。恐らく話の流れや長さを考えれば、次の4期で完結かな。原作の連載ももうすぐ終わりそうだしね。

ウエルベールの物語

うーん…脚本が凄い。強奪した小舟と大砲に落とされる軍事施設とか、気付いたら農夫やってるガラハドとか、あと○日とか言ってる割に主人公一行に何の緊張感もなく、予定日が過ぎてもあっけらかんとしてる様とか、とにかく作品の設定を使って盛り上げるわけでもなく、場当たり的な展開が多すぎる。突然持ち出した毒蜘蛛設定と、その毒蜘蛛にやられるガラハドとか、何のギャグかと。
全体的に真面目な作品を作ろうとしているように見えるけど、その方向性と脚本の突飛さとのブレが大きくて、何かのギャグアニメに見えてしまう。

こういうしょうもない脚本の作品を見る度にいつも疑問に思うのだけど、アニメ作品を作る上で、もう少し脚本を見直したり、客観的に評価したりしないのだろうか。先に挙げたような、強奪した小舟と大砲で砦を落とすような展開なんて、どんな人でもちょっと考えれば物凄く無理のある展開である事はすぐに気付くはず。ギャグ作品ならそれで別にいいけど、この作品の目指しているものは間違いなく別のはず。
アニメ作品は多くの人間や金が動く企画&商品なのだから、作り手はもう少し自分たちの作っている物を大事にしようとか、そういう発想は出てこないものかね…。2期があるなら、なおさら視聴者を引き留めるためにそういう努力は必要なんじゃないかと。。
我ながら酷い事を言ってると思うけど、客観的に見てそういう点がどうしても納得できないのですよ。

2期は果たしてどうなる事やら…。

sola

実はあんまり真面目に見ていなかった…。
主人公が作り物だったとか何とかそういう話だった事は覚えてる。あと、エロゲっぽいオリジナルアニメだなぁ、という印象が残ってる。もう少し救いのあるストーリーでも良かったんじゃなかろうか。
ごめんなさい、感想としてはその程度です。

英國戀物語エマ 第二幕

何故にこんなオリジナル展開にしてしまったんだろうか。
ウィリアム – エレノアに対してエマ – ハンスという構図にしたのは割と面白いと思うけど、それを演出するためにこんな流れにしなくても…と思ってしまう。原作が割と好きだったののだけど、アニメに関しては原作の展開を変えてしまう必然性が感じられず、どうにも釈然としない。せめてウィリアムがエマの元を訪れた時の劇的な再会を演出してくれても…と思ってしまう。しかしまぁ、原作よりもハッピーエンド寄りの終わり方をした点に関しては良かったかなぁ、と。

スカルマン

途中を見逃してしまって、そのままズルズル見なくなってしまった…。「スカルマン」というタイトルからダークヒーロー物というか、世の悪を斬って裁く闇の英雄とか、そういった雰囲気の作品を想像していたのだけど、序盤の推理サスペンス物みたいな雰囲気がちょっと期待外れだった。
終盤をチラッと見たら、テロリストといった政治色・ミリタリー色が強くなっているかと思えば、RPGのラスボスというか鉄夫みたいな敵が登場したり、何だかよく分からない状態に(笑)。
きちんと見ておけば面白かったのかもしれないけど、時間的にあんまり真面目に見られなかった。ちょっと勿体なかったかな。


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