Winny特別調査員2 – ネットエージェント
スラッシュドット ジャパン | 「データ持ち帰ってません」がホントかどうかを調査
「…というウィルスがあったとさ」などとと言われればうっかり信じてしまいそうなサービスだなぁ、と思った。
Winny特別調査員2は、「調査員CD」を会社が従業員に配布し、従業員が自宅のPCにCD-ROMをセットすることで、会社関係のファイルを自動的に見つけ出し、ファイル回収専用サーバにそのファイルをアップロードします。また、自宅PCからはファイル復旧ソフトを使っても、ファイルが復活されないよう完全に削除します。
流れとしては、
- 「調査員CD」をセットすると自動的にプログラムが立ち上がり、会社の情報がないかパソコンの中をくまなく探します。
- リストアップされたファイルは強制的に、会社側で設置したファイル回収サーバに アップロードされます。アップロードは暗号化された通信によって行われ、そのファイルをファ イル復元ソフトを使用しても復元できないよう、消去させることも可能です。
という事だそうで。
つまりアレか、単一ファイルでメールが管理されたメーラ使っていた場合、メールボックスにうっかり対象文字列が含まれたメールが入っていようものならメール全消去とか、そういう事ですか。アップロードされた先でプライバシーの検閲ですか。この仕組みだとWinnyとか関係ないじゃない。
それ以上突っ込む気もなくすぐらいしょうもない製品だと思うけど、「2」が作られたという事は「1」もそれなりに売れたという事なんだろうか。ちなみに「1」の方は
「Winny特別調査員」は、フォレンジック技術を応用した検査により、このCDを挿入した環境(パソコン)において、 Winny等を使用した最終日時を確認することができるソフトウェアです。 情報漏えいの原因となっている暴露ウィルスの感染歴も検知できるため、すばやく対処することが可能です。 よって、誓約書を交わした後にP2Pソフトウェア使用の有無を確認することができます。
という製品らしいのだけど、それって「2」と動作が全然違うじゃないか、っていう所も一応突っ込みどころかな。なお、「2」はウィルス感染していた場合、タイムスタンプの更新しかしないそうで。
こんな物を導入する会社なんぞには死んでも入りたくないです。
HDDの中身は他人に見せられないものが満載すぎて、うっかりアップロードされようものならもう…。自分が死んだらHDDを破壊して貰えるよう誰かに頼んでおかないとな…。
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