アニメ最終回あれこれ 2007年3月 その4

恋する天使アンジェリーク かがやきの明日

KOEIの「ネオロマンス」シリーズの一つ。
ほとんど仲間集めるだけの話ってのは…作品どうなんだろ。そもそも、1クールしか無いのに仲間9人を1話ずつ集めるって何かおかしいよ(笑)。まー、キャラ物のゲーム販促としては正しいのかもしれない。
「コルダ」はとてもに面白かったのに、同じシリーズのこっちは何か微妙でした。

がくえんゆーとぴあ まなびストレート!

20070422_manabi.jpgえらく可愛らしいというか萌え狙いというか、そんな感じの絵柄なのであんまり期待していなかったのだけど(偏見)、意外な事にかなり真っ当な学園青春物語でした。
学園祭を成功させようと懸命に努力し、それを実現させるという少年漫画のような正統派展開にはなかなか燃えるものが。

ただちょっと引っかかったのは、2035年に高校へ行く事が当たり前でなくなった時代において、いかに学業を本分とする学生において楽しい学園を作るか、というストーリーを描いている割には、この時代における一般人の高校に対する価値観があまり描かれておらず、「学生でありながら、あえて学園祭を敢行する」という内容に対してあまり実感がこもっていなかった点。一部描かれてはいたけど、ほんの補足程度でしかない。
自分の感覚では、学校において学園祭を執り行う事は当たり前の事にしか思えない。この作品の世界における感覚が、その感覚といかに剥離しているかをもう少し強調しないと設定が表面的な物で終わってしまうし、実際薄っぺらく感じてしまった。その点が少々残念。
あと、なんでまなびがあそこまで学園に入れ込んでいるのかが最後まで良く分からなかった点もちょっと引っかかった。

ライブのシーンは「凉宮ハルヒの憂鬱」の印象と被るけど、懸命に努力して実現させた学園祭の結果としてのライブシーンというストーリーや演出上の必然性があるため、個人的にはこちらの方が好きです。ちなみに「BECK」のラストの方がもっと好き。

そういえば、EDのスプレーの変更はちょっと笑ってしまった(笑)。原因はBPOからの苦情という事で間違いなさそうだ。送った人は多分ネタとして送ったと思うけど、BPOとしても視聴者からの苦情が来たからには対応しないわけにはいかず、放送局としても変更させないわけにもいかず…といった感じだろうか。まぁ個人的にも、ああいうスプレーの落書きは見ていてあんまり愉快な気持ちはしないので、変更自体は別にいいんじゃないかと思う。

まぁ何だかんだ言っても、結構楽しめた作品でした。ufotableの作品は、少し前に「コヨーテ・ラグタイムショー」があっただけにその脚本に全く期待していなかっただけに、思いがけない拾い物だったかな、と。

Master of Epic The AnimationAge

20070422_moe.jpgがるるのるー。
アニメでアンソロジーとは斬新な試みだなぁ…という点がやっぱり一番印象強い。内容はともかく、このチャレンジ精神には感心する(笑)。
で、その内容に関しては…うーん…。ゲームをやってれば「あー、あるある」とか頷きながらで見られるんだろうけど…。そもそもこれはゲームの宣伝を主目的とした作品なのだろうけど、「このアニメを見てみるか」と思わせるにしても、これを見て「ゲーム遊んでみるか」と思わせるにしても、ちょっとしきい値が高いように感じた(笑)。

どうでもいいけど、EDクレジットでキャストの横にあるキャラクター表記が名前じゃなくて絵だった点は面白かったな。名前がさっぱり覚えられない自分には助かる(笑)。

SHUFFLE! MEMORIES

20070422_shuffle.jpgWOWOW版は見たのに、結局また見てしまった。
各キャラ視点のダイジェスト編集版みたいな感じだけど、WOWOWな内容も各キャラのエピソードがバラバラに展開されていただけなので、最初からこの形で作れば良かったんじゃない?とか思った。
ラストをシリアスに持っていかずに馬鹿話で終わらせたのは正解だと思う。というか、WOWOWの緑エンディングというのが今思い返しても微妙すぎる。


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