カン!キン!カン!カン! 子供のこーろの夢ーはー♪
OPはいつも飛ばしてたから、ゲーム版の歌はちっとも覚えななかったよ。ドラマやアニメのように、何度も継続して映像と共に歌を聴かせるというのは最高のプロモーションなんだな、と思った。
そんなわけでこの前買ったPS2版「うたわれるもの 散りゆく者への子守唄」をクリアした。今日届くはずだった「イース・オリジン」が受け取れなかったので、ふてくされながらのクリアですよ。
Melog: Archives > Archive – うたわれるもの 散りゆく者への子守唄
まー正直な話、ゲームとしては普通だと思った。序盤は会話シーンが多いなぁと思ったので「これはもしかして、ゲーム要素はおまけ程度なのか?」と不安になったのだけど、途中から怒濤の連続戦闘などもあり、全体的に見れば普通にストラテジーゲーム。
ただ、そのバランスがちょっと…。大抵の戦闘においては、ボスでも連撃+必殺技を使ってればあっという間に倒せてしまうのは、さすがに問題があるように思う。しかもラストだけは極端なほど相手の体力が多くてなかなか倒せないという変な偏り方。そんなわけで、ゲームバランスはあんまり感心しない。
ただ、キャラクターの持ち味を生かした映像+音声による協撃や必殺技は割と面白かったかな、と。ラスボスにおいては、キャラクターの台詞が変わったりするのが良かった。「兄者あああぁぁぁ!!!」って言いながらザクザク攻撃するオボロとか面白いなぁ。あと、終盤ムツミが攻撃する度に言ってくる「お父様…どうして私を選んでくれなかったの…云々」という長ったらしい口上が鬱陶しかった(笑)。
まぁそんなわけで、ゲームとしてはイマイチだけど、キャラクター要素がやや魅力的。総合的には普通。
で、この作品を買ったのはアニメを見たからという事で、アニメと比較した視点から。
アニメではあんまり印象に残ってないのだけど、トウカって結構おもろいキャラだったのね。某としたことがー!うっかりにも程がある(笑)。あと、トウカとアルルゥの絡みってアニメだとあんまり印象に残ってないのだけど、この組み合わせは結構良かったな、と。お姉ちゃんと言われて恍惚となるトウカとか。
あとは、「オボロ障壁ーーー!」が印象的かなぁ、と(笑)。ハクオロさん何やってんの。
あと、アニメだとただ死んだだけという感じのユズハだけど、ゲームだときちんと意味が存在していたのね。それ削っちゃダメでしょう。ユズハの存在意義が無くなってしまう。アニメ化にあたって配慮したのかもしれないけど…。
それから、アニメ見てても気になったんだけど、話の肝心な部分が全部終盤に固まってる感じなので、そこに至るまでの物語と流れがイマイチ繋がってない印象がある。あれはアニメ化のやり方が不味かったのかと思ってたけど、原作にかなり忠実だったのね。もう少し、前もって色々肝心な部分を描いていると良かったんだけど。
まぁそんなこんなで、キャラクターが割と気に入っていたので買った作品だけに、キャラクター物としては十分楽しめた。ゲームとしては物足りないのだけど、キャラクターの魅力がそれを補ってくれる感じ。
あとこれ遊んで改めて、アニメはゲーム原作物としては相当良い出来だと思った。作品の主要な部分をきちんと抽出して、キャラクターや物語の魅力を殺さないように丁寧に映像化してあるし、テキストで味気ない剣戟シーンを見事なアニメーションで表現してある。自分が原作ファンなら恐らく喜んだだろうなぁ、と。
くーりかーえすー 輪廻の流れーたーどーりー♪
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