腹巻猫の劇伴BLOG: ガラスの艦隊 オリジナルサウンドトラック
「ガラスの艦隊」のオリジナルサウンドトラックについて、その制作を担当された方が、自身のサイトで以下のようなコメントを残しています。
サントラを構成するにあたっては、ひとつ制約がありました。「歌を含め全32トラック、1トラック5分以内に収めること」。これは最近、BGM集アルバムのJASRACへの使用料申請のしかたが変わったことによる制約です。ユーザにとっては、聴きたい曲にすぐアクセスできる1曲1トラック仕様のほうがいいのですが、今ではそれはなかなか許されないのです。1曲1トラックにすると使用料がかさみすぎて、コスト的に制作できなくなってしまうのですね。
音楽制作の現場の事情は知らないけど、そんな事になってたのね。
今回の「ガラスの艦隊」では、組曲という形でサウンドトラックを出すという手法を見せたけど、これはこの作品の雰囲気があったからこそ上手くマッチした技で、普通の作品でやったら違和感を感じるだけだ。そうなると現場では、「作品全体で使用する楽曲数全体を減らす」とか、「音楽はどんなに長くても5分以内」とか、そういう話になっているんだろうか。あと、ゲーム作品、特にRPGといったジャンルだと楽曲数が比較的増えやすいけど、その辺はどうなっているのやら。ちなみに、日本ファルコムはもう既に以前から楽曲をJASRACに登録していないようだ。キングレコード時代の楽曲は登録されている様子だけど。
著作者の著作権を守る組織が、その著作者の自由な創作を阻害するのも馬鹿げた話だよなぁ、と。
ホント、JASRACについてはロクな話を聞かない。
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