BitTorrent内蔵ルータ

ITmedia News:ルータ単体でファイルDL BitTorrent内蔵・プラネックス
VRRP機能を備えたオフィス向け高機能セキューアストレージブロードバンドルータ:PLANEX:BRC-14VG-BT
オフィスでの使用に最適な高機能・高信頼性モデル VRRP機能を搭載した無線LANブロードバンドルータ:PLANEX:BRC-W14VG-BT

BitTorrentで一体何をダウンロードするのか?といった問いはさておき、BitTorrentプロトコル内蔵ルータなんて、プラネックスも面白い製品を出すもんだ。確かに、大容量ファイルを落とす上で、ダウンロードをルータに肩代わりさせてしまえるというのは、PCを付けっぱなしにしておかなくて済む分、割と便利かもしれないなぁ、と思った。
とはいえ、通信速度の速い回線が普及してきた現在、BitTorrentでダウンロードしようと思ったらあっという間にダウンロードが終わってしまう事もあるので、あまり有り難みは無いかもしれない。
あと、プラネックスのルータの評判は…ちょっとね(笑)。

ただまぁ、この製品の当面の問題として挙げられるのは、プロバイダによるP2Pプロトコルの規制。少なくとも、@niftyは現在BitTorrentプロトコルが規制対象に入っているようだ。具体的にどのプロトコルを規制してるとか、そういった情報を多くのプロバイダは公開してないので(一部には、きちんと公開しているプロバイダもある。参考:キャッチネットワークWAKWAK)、どのプロバイダがBitTorrentプロトコルを規制しているといった正確な情報が入手できない。また、単純に回線に負荷をかける事自体が禁則事項として定められている場合もある(具体的なトラフィック量が示されている所もある)。
だから、何も知らずにこの商品を購入しても、期待通りの結果が得られない可能性がある。しかも結構高い確率で。
ただし、それはプラネックスが悪いんじゃなくてプロバイダが悪い。現状を見た上でこの製品を売ろうとするプラネックスに非がないわけでもないと思うけど、情報をロクに公開しないくせに規制だけはするプロバイダは、それよりもずっとタチが悪い。

プラネックスに対して「速度が出ない」というクレームが舞い込む事は間違いないだろうけど、果たしてプラネックスはどう対応するんだろうか…。「プロバイダに文句言え」じゃあ、いくら何でもあんまりだ。もっとも、BitTorrent利用するような人間は結構限られてくる…というか色々と「分かってる」人である確率が高いので、それほどのクレームは来ないかもなぁ、とも思う。もしや、それを狙っているのか…。


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