2話分たまってしまったので一緒に。本当はゆっくり感想書きたかったんだけど、FFXにかまけてた上にあまり時間がとれないので、サラッと。3週溜めるのはさすがに嫌だ。
第17話 「復元されし者」
第17話はガルズオルムのシンが、セレブラントの乗るオケアノスにに侵入する話。シンはゼーガペインがオケアノスに帰還する際の量子転送に紛れるという荒技をやってのける。
今回の話で一番驚いたのは、キョウたちセレブラントはオケアノスにおける活動時に、オケアノス内部に自分たちの肉体の映像を投影していた事(笑)。いやだって、セレブラントもデータとしての存在なのだから、別にわざわざ艦内に肉体の姿を投影する必要は無いわけじゃない。舞浜サーバにおける活動も、あくまでも量子コンピュータ内部におけるシミュレートの処理結果が反映されているわけであって。身も蓋もない言い方をすれば、キョウたちの学園は実際に空間に投影されているわけではなく、アニメとしての便宜上映像化されているわけでしょう?だから、オケアノス内部における活動も、それと同じだと思っていた。
いやまぁ、そういう理屈は正直どうでもいいんだけどね。そんな物は「ロマンがあるから」の一言で済む話なので(笑)。「攻殻機動隊」で物凄い勢いでキーボードを叩くオペレータのお姉さんと同じような物だ。
それで、ガルズオルムが感情豊かに話していた事は2番目に驚いた事。今までただ向かってくるだけの不気味な存在だったガルズオルムが、いきなり感情を持った存在として描かれるようになった。これは、あくまでも今までの展開を世界観の演出とキャラクターの描写として割り切った演出上の問題なのか、あるいはストーリー上の問題なのか。
第18話 「偽りの傷、痛みは枯れて」
シンによって一部を移植されたリョーコは、アルティールの中以外でも幻体として存在できるまでに復元された。しかし、感情を形成する領域は未だ幻体バッファの中であり、アルティールの中以外では無感情な状態となる。
キョウはそんなリョーコを気にかけながらも、再び以前と同じ時を繰り返す舞浜・5ヶ月で再びリセットされる舞浜という事実に失望を募らせていく…といった話。
同じ時を繰り返す舞浜とそこで暮らす幻体、現実世界の花に触れる事ができない自分、逆に現実世界に干渉できるガルズオルムの存在といった物に触れたキョウが、自分の存在が虚構ではないかと不安を募らせ失望していく場面は、相変わらず救いが無さ過ぎる。どうやったらハッピーエンドになるんだろう、この作品。
前回、ガルズオルムの潜入によってシンに触れられなかった事が、今回の話をよく引き立てていて面白い。単純に敵が侵入したというエピソードで終わっておらず、ストーリーの構成がよく考えられてるなぁ、と。
それにしても、何故シンはリョーコをこんな不自然な状態で復活させたのか。それが、今後のキーとなるポイントなんだろうけど…。復元者は「自分にとってかけがえのない物を捨て去った」といった台詞があったけど、それがすなわち感情(あるいはそれに類する何か)であり、それゆえに復元者はリョーコの感情を復元できなかったとか、そういった事なんだろうか。それともただ単にウェットダメージは復元できないというだけの話なのだろうか。
余談。
あの「舞-乙HiME」のアリカがこの作品のDVDのCMをするというコラボCMは一体何だったんだろう(笑)。(YouTube動画)
コラボCMといえば、以前フジテレビ深夜「テクノライズ」の枠で「ナースウィッチ小麦ちゃん マジカルて」のDVDのCMが放送された際、「テクノライズ」について言及するという完全な「テクノライズ仕様」のCMがあったっけ(参考)。その時は今回ほど露骨じゃなかったけどね。どっちかというと、「小麦ちゃん」の方が話題作りのために勝手にやってる感じだった。
ちなみに、今回の「ゼーガペイン」CMはバンダイビジュアル、「小麦ちゃん」CMの方はパイオニア。
追記
、ジェネオンってパイオニアLDCが社名を変えた会社だったのか。
本気で今まで知らなかった。
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