規格戦争はもう結構

ITmediaニュース:Disney、Blu-ray Disc規格のサポートを発表より。
タイトルの通り、DisneyがBlu-ray Discの規格を支持したとのこと。

新光ディスク規格の戦争は、どんどん泥沼化の様相を呈してきた模様。誰もが思っていることだろうけど、正直勘弁願いたい。
規格が乱立すると市場が混乱し、普及が遅れてしまうことは、今までの歴史が何度も証明してきているだけに、勝敗の見えない規格戦争は無駄としか思えない。…まぁ、より優れた規格が生まれる可能性があることを考えると、一概に全く無駄とは言えないけど、それでも一般の市場にとっては望ましいこととは言い難い。

個人的には、Blu-ray対立陣営のHD DVDを応援したい。何故なら、従来のDVD等との互換性が考慮されていたり、カートリッジフリーで扱えたりと、ユーザー側にとってメリットが大きいから。しかし、ユーザーにとって新メディアの唯一とも言って良い利点となる容量が、片面で15GBというDVDの3倍程度という少なさはネック。とは言っても、Blu-rayだって25GBだし、五十歩百歩だとは思うけど。あと、市場ではBlu-ray側が少し先んじてることも考えると、HD DVD側はやっぱり不利なのかな…。
ただ、どっちも既存のDVDに対してメリットが少なく、個人的には別にこれらの新メディアが普及しなくてもいいと思ってる。それよりも、12cm回転メディアはもういい加減限界がきてると思うので、そろそろ3次元型の記録メディアが登場してくれないものか。キューブ型とかそういういの。

参考:
DVD-Access: 次世代光ディスク対決


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コメント

“規格戦争はもう結構” への2件のフィードバック

  1. 通りスガラー

    HD DVDの足並みが遅いのは、実はDVDフォーラムが足を引っ張っているみたいですね。つーのは、現在のBD陣営もDVDにはコミットしているわけで、フォーラムのメンバーなんですね。そんなわけで、HD DVDの企画書が提案される度に、松下とかソニーに保留をかまされまくって今に至るということらしいです。獅子身中の虫とはよく言ったもので、フォーラムにこだわった東芝とブルーレイの企画をフォーラムに弄られるのがイヤで(自社の特許を外される可能性があるので)、飛び出して規格を作ってしまったソニーの運命や如何に・・・ただ、ブルーレイは容量が大きいのはいいんだけど、0.1mmの保護層なのでホントにデリケートになるんじゃないですかねぇ。シェル付じゃないと危険な気がしますね。

  2. 海水瓜

    なるほど、HD DVDの遅れにはそういった理由があったのですか。参考になりました。
    Blu-rayの保護層の薄さとカートリッジの問題は、結構致命的な気がします。既存のDVDと置き換えられると考えた場合、従来よりも扱いにくいメディアは、一般の人にも販売店にもあまり歓迎されないと考えられますし、それに何より、薄型デバイスの開発が困難となり、それがノートPC用ドライブ等のポータブルデバイスに響いてくるのは容易に想像できます。
    TDKがコーティングの技術を引っ提げてBlu-rayメディアメーカーとして名乗りを上げていますけど、( http://www.tdk.co.jp/tjaah01/aah46000.htm )、実際どの程度強くなっているんでしょうね。まぁ、カートリッジ式にしろTDKメディアにしろ、メディアの価格は下がりにくいのでしょうが…。
    逆にHD DVDは、その容量の少なさが、将来的な映像記録媒体としては、あまり適していないように思えますので、一概にHD DVDが良いとは決めつけられないですが。

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