何でもかんでも著作権を振りかざすのもどうかと

スラッシュドット ジャパン | 街を守る正義のヒーローは著作権侵害より。

MMORPG「City of Heroes」の開発元であるNCSoftとCryptic Studiosが、「ゲーム内でのキャラクター作成システムは非常にプレイヤーの自由度が高いもので、我が社の有名キャラクター達を簡単に模倣できる」とのことで、「X-Men」などで有名なMarvel Comics社に著作権侵害で訴えられた、という記事。具体的には、「X-Men」のウルヴァリンとそっくりなキャラクターができてしまうそうな。

まぁ恐らく、その「City of Heroes」でウルバリンそっくりなキャラクターが作れてしまうのは、ゲーム制作会社の意図した事だと思うけど、用意したのは素材でしかないわけで…。これが有効なら、色んなゲームが対象になってしまう。そもそもこの場合、模倣と言うよりは作品に敬意を表した上でのパロディ的な意味合いが強いのではないかと、個人的には思える。
ここでMarvel Comics社の言う「将来的なビジネスチャンス」って何の事を言ってるんだろうな。このゲームが自社のキャラクターを模倣できたとしても、「City of Heroes」というフィールドに限った事なので、それが損害を発生させることはまず無いわけで、逆にそれを模倣させないようにしたところでそれが利益を生む事はない。X-MENのMMO RPGを作ったとしても、「ウルバリンガ使えるから、別にCity of Heroesの方でいいや」とは、普通思わないでしょう?もし仮に「自社のキャラクターを使うことで本来発生したはずのロイヤリティ」というものを仮定しているのだとすれば、そんな契約が必要なら、そもそもそのキャラクターが使われることは無いわけで、どう転んでもMaverl Comics社の利益に繋がるような事は無いと思うけどなぁ。

ところで、この記事を見て昔SystemSoftから発売されていたPC-98ゲームの「ロボクラッシュ」を思い出した。このゲームは、簡単に言うとロボットのパーツを購入してトーナメントを戦わせる(自分で操作はできない)ゲームなのだけど、ロボットの外見は自分で描くか、あらかじめ用意された頭部、腕部、脚部の3つを組み合わせて作る事ができる。
確かこれで、ガンダムのズゴックみたいな外見が作れたような気がするなぁ、もし似てたらバンダイに訴えられてしまう、このままではSystemSoftが危ない!…などと妄想しつつ、確認してみた。

20041114_rc_1.png

すいません、全然似てなかったです(笑)。それ以前に、10年以上前のゲームなので、あまり関係ないだろうけどね。

ついでに、ロボクラッシュのスクリーンショットをいくつか。
その1、メイン画面。昔の兄貴のデータなので、名前に突っ込んではいけない。
その2、パーツ購入画面。これはケンタウロス型なので、かなりの重武装。
その3、戦闘画面。このゲーム最強の対戦相手、ゴンザレスとの戦闘。この後見事に散る(笑)。

あぁ懐かしい。今の技術でこういうゲーム出さないかなぁ。


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コメント

“何でもかんでも著作権を振りかざすのもどうかと” への2件のフィードバック

  1. Black

    ZEUS:
    http://www.artdink.co.jp/japanese/title/zeuspc/index.html

    カルネージハートが似たようなものになるんじゃないでしょうか。

  2. 海水瓜

    ほー、こんなゲームがあったんですねぇ。しかもARTDINKという名前がちょっと意外。
    自分でプログラムを作るというのに、凄く惹かれる物が…。ロボクラッシュは、狙う部位と行動割合だけでしたからね。
    調べてみると、Windows版は操作性に少々難があるようですが、何か面白そう。ただ、あまりにマニア向け過ぎる感じがしないでもない(笑)。

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