ローゼンメイデン 5話

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翠星石が雛苺のショートケーキの苺を盗み食いした上に、雛苺が自分で食べてしまったのだろうと言って、罪を雛苺に被せようとしたところ、雛苺がむくれて部屋に引き籠もってしまい、それを見たのり姉ちゃんが「買い物から帰ってくるまでに仲直りしてなかったら夕食の花丸ハンバーグは無し」宣言を発令したため、無理矢理にでも雛苺を捕獲しようとする翠星石&真紅と、雛苺の様子を見に行ってそのまま雛苺の味方をすることになってしまったジュンとの間で、壮絶な戦いが繰り広げられたり繰り広げられなかったりする話。

今回は、今までのほのぼのパートとシリアスパートから成っていた話から、ほのぼのパートだけを抜き出してきた感じで、全体に渡ってギャグ的な要素が満載の話。個人的には、シリアスパートもバランス良くある話の方が好きだけど、こういうのもたまにはいいかな。
初っ端の子供向け人形劇と、それに真剣に見入っている真紅とジュンには笑った。犯行に使われたのがワカメって(笑)。しかし、「くんくんも食べてる」と銘打ったドッグフードのCMがあるところを見ると、この世界では相当に人気のある番組ということなのか…。ドッグフードのCMは普通、ドッグフードを買う経済力のある大人が対象になるわけで、そのCM内で人形劇のネームバリューを用いるということは、大人にも高い認知度がある作品という事なのだろう。しかし、ジュン達がいるのは平日の昼間と予想される。平日の昼間の放送が、高い認知度を得られるとは思えない。すなわち、ジュン達が見ているのは、過去の作品の再放送ではなかろうか…などという妄想を巡らせてはみたけど、正直どうでもいい(笑)。
それにしても翠星石は性格の悪い事悪い事…。ついでに口も悪い。丁寧語で罵倒するのは、非常に憎たらしい感じが滲み出るな。余談だけど、最近海外においても日本アニメが少しずつ広がったりするけれど、こういう「丁寧で罵倒する」事に対して抱く感情は、どんなに良い翻訳や解説をしても理解され難いんだろなぁ、と思ってみたり。それはさておき、そんな腹黒い翠星石でも、ジュンのあからさまな嘘にコロッと騙されたり、子供じみた言い争いに真っ向から対決したりと、精神的にはやっぱりお子様で、何か憎めない。最初は「なーんて、この私がこんなお子様に付き合うと思ってるのかしら?一生やってやがれ、ですわ」とでも言い放つのかと思ってたら、素でアレなのか(笑)。一方の真紅も、ジュンが仕掛けるくんくん人形にコロッと騙されるし(笑)。ドール達の、精神年齢と行動のアンバランスさ加減が面白い。

今回の話は、キャラクターが増えた事で、ジュン達がどのような日常を営んでいるのかを描きたかったんだろうか。確かに、キャラクターが増えた事で、どう頑張っても一人一人の描写が薄味になってしまうため、このまま本編を進めるよりは、一回こういう話を挟んだ方が、後の話もキャラクターの印象強くなって良いのかも。来週は水銀燈が登場するようなので、本編がどう進むのか気になるところ。

ところで、冒頭ののり姉ちゃんへの告白未遂は、何かのフラグなんだろうか。ただのり姉ちゃんが、鈍い&家の事を何よりも大切にしている、ということを伝えるための描写?


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