巌窟王 5話

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伯爵の家の地下で不思議な空間を案内されるアルベール一行。話をしていく中で、貴族が婚約者へ寄せる感情は義務的が物であると感じたマクシミリアンが怒り出し、貴族を批判する。その言葉に自分の両親すら侮辱されたアルベールは激高してしまう。伯爵の提案でマクシミリアンと決闘をするも、如何せん軍人と貴族では勝負にならず、マクシミリアンに敗れてしまう。その中でアルベールは足を踏み外し、下に広がる湖(?)へと投げ出されてしまうが、その時伯爵が飛び出し、湖に飛び込んでアルベールを救出する…という話。

こういった貴族が世を治める世界の中で、しかも貴族との付き合いもあるマクシミリアンが、今さらそんな綺麗事を並べるのはどうだろう?と思わないでもない。ただ、それだけマクシミリアンが純粋で潔癖な人間だった、という事が言えるのかな。そんなマクシミリアンの言葉に激しく動揺してしまうアルベールの行動それ自体が、その言葉を肯定しているように思える。そして、伯爵に助けられた後、自分の婚約者のユージェニーに婚約への考え方を聞いたことは、マクシミリアンの言葉を決定的にしている。
マクシミリアンが怒ったのは、フランツと、その婚約者ヴァランティーヌの間に恋愛感情が存在しないのではないかと思い、ヴァランティーヌに淡い感情を抱くマクシミリアンとしては、それが許せなかったということなのか。しかし、フランツとヴァランティーヌとの間にどのような感情があるのかはよく分からんけど…。結構サッパリした性格のフランツだから、普通に付き合ってるようにも見えるけどなぁ。
伯爵とメルセデスの間を考えると、今後はこの恋愛感情の話がストーリーの主軸になっていくんだろうな、多分。しかし、その話の中でペッポはどういう位置付けになるんだろうな(笑)。ただのアルベールの焚きつけ役で終わるとも思えないけど…。


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