フリーウェア作家になろう!

先程の話と関連して、最近読んだ本について。著者は関根元和氏。
フリーウェア作家の魅力や問題、テクニックなどをフリーウェア作家としての経験を通して、あれこれ解説している本です。

何となく、Windowsソフトを作るにあたってモチベーションが高まればいいなぁ、と思って読んだ本。特定の環境に特化した解説ではなく、主に「ソフトウェアの作者」としての視点で語られているので、あまり違和感なく読むことができた。ソフトを使う側の立場の人間なので、作る側の視点での話はなかなか面白かったな。

本の中で「挫折を回避する勉強の仕方」という節があり、そこに二つほど挫折する理由というのが書いてあるのだけど、自分は何かその二つにピッタリ当てはまってる気がするなぁ(笑)。
一つ目が「真面目すぎる」。というのも自分は、「さぁ、やるぞ!」という意気込みで挑んでしまうことが多く、まず色んな事を理解する事から始めようとして、途中でだれてしまうというパターンが多いから。これは、どうせやるなら自分のやってる事をきちんと理解しようと思うし、自分が全く理解できないブラックボックス部分があるのが何となく不安で、理解に努めようと思ってしまうから。いや、そういう性格なんでね…これはなかなか直らない。この本を読んだのも、そういう理由かもしれない(笑)。このサイトで、Movable Typeで最初から用意されているHTMLをほぼ全て書き換えているのだって、そういう理屈に基づいている。用意されたテンプレートを使うなんてとんでもない…というのは誇張だけど、やっぱ自分で作る物は自分でメンテ出来た方が気持ちいい。まぁ、さすがに勉強する上で支障がある事は確かなので、少し改めないといけないとは思うけど…。
二つ目が、「目標が大きすぎる」。目標にたどり着けなくて挫折するというものだ。自分の作ろうとしている物も、それなりに大きめの代物だと思う。一応目標に段階を定めているけど、確かに完成までに辿り着くのは容易でないことは想像に難くない。ただ、こればっかりはね…。この本で、ViXの作者、K_OKADA氏も触れているのだけど、簡単なソフト程度ならネット上にいくらでも転がっているので、簡単な機能しか持たないソフトを作るのは動機が弱く、モチベーションが上がらないという問題がある。だから、目標をある程度上に持っていきたいと考えてしまう。ただの思い上がりかもしれないけど、他にいくらでも転がっているような物を作っても、大して面白くないので…。一応、ここまでできたら何かに応用してみよう、みたいな事は考えてるけど。

とりあえず一番気になったのはそんなところ。結局この本を読んで、プログラムを作るモチベーションが高まったかと聞かれると、フリーウェア作家というものが魅力的に映ったことは確かだと思う。これを上手くプログラム勉強の意欲に繋げる事ができればいいんだけどねぇ。

余談だけど、先程名前を出したK_OKADA氏がサイトに書かれたアーカイブには、この本と同様にフリーウェア作家としての姿勢や経験、ViX作成にまつわる色んな事が書いてある。色々参考になるし、何より面白いのでお勧めです。
自分はこれをネット環境が手には入ってすぐの頃に見た覚えがあるけど、もしかしたらこれが自分でオンラインソフトを作りたがる要因になっているのかも。


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