キヤノンと東芝、次世代ディスプレイ「SED」合弁会社設立

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SED(Surface-conduction Electron-emitter Display: 表面電界ディスプレイ)なんてこの記事で初めて知った。特徴とか仕組みをざっと取り出してみると

  • ブラウン管並みの応答性/色再現性を厚さ10ミリ程度の薄型テレビで可能
  • 電子放出素子をディスプレイのすべての画素に放出する
  • ブラウン管と同系列の蛍光体発光原理なので非常に高コントラストなほか、色再現性、動画のキレ、視野角などでも液晶/プラズマに比べて優位
  • 低消費電力

などなど。この記事を見る限りでは非常に良さそうな感じがする。特に液晶よりも低消費電力というのは凄い。でも電子放出素子をディスプレイの全ての画素に放出するって物凄い力業のような気がするな。結構ドット欠けとか頻出しそうな感じがするけど、どうなんだろ?この仕組みだと、解像度がそのままコストに直結するということかな。この記事でコストについて触れられているのは

「液晶やプラズマなどFPDの市場価格が当初の予想より大幅に下がったため、それに対抗するための量産技術確立に時間がかかった。ここにきて、ようやく競合できる価格で提供できるようになり、量産化にメドがついた」

という部分だけど、これだけだとよく分からない…。
このSEDって液晶なんかと置き換わっていくんだろうか。構造上、さすがに小型液晶ディスプレイまで置き換わるということはないと思うけど…。
個人的に気になるのは、液晶だと応答速度が問題になってくるけど、これだと信号を放出するだけだから応答速度が全く問題ないレベルになるのではないか、と考えられること。PCゲーマーには応答速度の良し悪しは結構重要なので。…早くこの技術を使ったPC用ディスプレイ出ないかなぁ。


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