先日電子化した書籍のサイズは全部で30GB程ある。
これを読むためにiPadを使用するつもりだが、生憎自分の持っているiPadは16GB。全部収めるには足りない。しかし、書籍を読むために一々PCと接続して転送させるのはあまりスマートじゃない。まぁ、世の中には転送手段がそれしかない端末も存在するようだけど、今の時代においてはあまりにもそぐわない。
少し調べてみると、i文庫HDにはFTPクライアント機能があることが分かった。これを利用することで、サーバに置いた書籍をダウンロードして読むという使い方が実現できる。ちなみにWebdavクライアント機能もあるようなので、その辺は環境に応じて選択する。
もちろん、これを使うためには書籍PDFファイルを収めたFTPサーバなりWebdavサーバなりが存在する必要があるので、それは別途準備する。最近販売されているNAS製品にはFTPサーバ機能がある物も多数存在するので、その辺を利用するのが便利かもしれない。
以下、FTPサーバにアクセスするための手順。
i文庫HDの「フォルダ」タブから、新規フォルダボタン(「+」ボタン)を押して、「FTP」を選択、名称を入力する。
フォルダ一覧にFTPフォルダが追加されているので、選択する。FTPサーバのネットワーク情報や認証情報を入力後、「ログイン」を押す。
FTPサーバのディレクトリにアクセスできるようになるので、サーバ上のPDFファイルを選択する。余談だけど、i文庫HDはファイル名の頭に”[ xxx ]”と角括弧で囲むと、 角括弧で囲んだ中の文字を仮想フォルダ(カテゴリ的なもの?)として認識する。そこに作者名を入れておくと使い勝手が良い。
PDFファイルを選択すると、ダウンロードが始まる。自分の環境(IEEE802.11nの無線転送)だと、約70MBの書籍を転送するのに1分ぐらいかかる。ちょっと遅い…。(100MbpsのLANが足を引っ張ってたみたい。間の経路をGbイーサに変えたら30秒弱ぐらいになった。)
ダウンロードが完了すると、書籍が読めるようになる。
ダウンロードされた書籍は、ローカルの本棚に追加されるのでいつでも読み直す事が可能。
一度この環境を構築すると、転送の遅さがネックとなる以外は、すこぶる快適です。何せ、布団から一歩も出ずに漫画読み放題になるわけで。もちろん、外で無線LANを捕まえることが出来れば、設定次第で自宅サーバにアクセスして読むという事も可能。文明の利器万歳!
追記
あー、i文庫HD便利だなぁ。Android版作ってくれないかなぁ。
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