CEATEC JAPAN 2009 に行ってきた

CEATEC JAPAN 2009

10月6~10日に、幕張メッセで開催されたCEATEC JAPAN 2009に行ってきた。10月10日の土曜日に一般で参加。

別に特定の目的があったわけではなく、新技術とかハイテクとか、その手の物が大好きだから行きたくなった、という理由により。
色々見て回ったのだけど、気になった点をピックアップ。

今回一番面白かったと思ったのはは、Fraunhoferという企業のブース。

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解説者がシャツ裾の辺りをすこし動かすと、スクリーンに映る服の色や模様がリアルタイムで変わる(服のシワや陰影も自然に映っている)。元のシャツの色は緑。
こうしたリアルタイム映像処理技術を目の前で見たのは初めてだったので、ちょっと感動。

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これは写真では分かりにくいけれど、スクリーンに映像は立体的に表示されている。立体的に表示されたオブジェクトの辺りの空間に手を触れると、手の動きに合わせて映像が回転する。

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これは、手の動きを感知してテレビのUIを操作する。手をかざして動かすとテレビの中のUIが回転したり、カーソルが動いたりする。
今回見たブースの中では、このFraunhoferのブースが一番ハイテクっぽい感じというか、未来臭が凄かった。

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TDKのブースに行ったら、10層で320GB記録するBDメディアが参考展示されてた。10層って、1層辺りどんだけの厚さなんだろう…。TDKは他にも家庭用直流電源システムとか、面白げな展示が色々とあった。
TDKはメディア作るメーカーというイメージしか無いのだけど、色々手広くやってるもんだなぁ。

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DivXのブース。別に何を見たかったわけでもないのだけど、DivXのバージョン7の気になる点について、説明員の人に色々質問をぶつけてみた。以下その概要。

  • DivX7の映像コーデックはH.264。従来のDivXのように、Mpeg4+αとかいうわけではなく、そのまんま素のH.264。音声はAAC。
  • DivX7のコンテナはmkv(Matroska Video)。ただし、色々拡張されている。チャプタ毎に年齢制限を設けたりとか。mkvの規格自体は後方互換性を備えているため、mkvはあくまでもmkv。
  • DivX7はコーデックではなく、そうしたコーデックの規格+MKVの拡張を標準化した動画形式全体を指す。

…ということらしい。うーん、それはDivXというブランド以上の意味があまりないような気もするんだけど…、どうなんだろ。映像H.264 + 音声AAC + MKVという事なら、フリーソフトでも作成可能。動画作成ツールを自分で作ったりしても、特にライセンス等は必要ないと思う。
ただ、今後の動画ファイル形式の主流はH.264+AACになるとは思うので、再生保証された規格が存在する事は悪くないのかも?

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ついでに、の初音ミクを見てきた。まー、見事に「不気味の谷」に迷い込んだような造型ですな(笑)。ちょっとキモい感じが。
このブースでは、最近話題のセカイカメラのデモンストレーションもやってた。もちろん自分はiPhone持ってないので、他人が操作しているところを必死で覗き込む(笑)。セカイカメラは初めて見たけど、これはこれで未来臭が凄い。ヤバい。「東のエデン」は近未来どころか現実だった。

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タペストリー型の薄型スピーカー。スピーカーからはナレーションが流れている。何が凄いかって、高い音の指向性により、タペストリーの正面にいる人間以外にはまるでそのナレーションが聞こえない。また、平面状のスピーカーなので、広い壁面にも使用可能。
博物館の展示等で使う事を想定しているらしい。

そんなこんなで、CEATEC JAPAN 2009は新技術が色々と拝めてなかなか面白かったです。いやー、やっぱこういう未来的な物はいいね。最新技術万歳!ハイテク萌え!


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