狼と香辛料 II
1期にも増して地味さが際立った作風だったなー。商売というテーマを扱っている以上は仕方ないと思うんだけど、1期の破産寸前まで追い込まれる切羽詰まった感じが薄くてちょっと残念。
ただまぁ、ロレンスとホロのいちゃいちゃがあれば別にいいかなぁーと思わないでもない。この二人のやりとりは、何だか見ていてニヤニヤしてしまう。
しかし、破産寸前とまではいかなくても、相変わらず追い込まれて狼狽えてばかりのロレンスは、商売人としての才能にあまり恵まれていないような気がするなぁ…というのは禁句だろうか。
大正野球娘。
萌えアニメっぽいけど、意外と真っ当な野球アニメ。「おおきく振りかぶって」ぐらい真面目に野球やってる感じがする。
キャラクターが少しずつ努力を積み重ねていって、勝利をつかむというスポ根のセオリーに忠実で、見ていてとても楽しかった。…いやまぁ、勝利はしなかったけれど。それでも、十分な達成感と高揚感がある最終回だったなぁ、と思った。
1クールという尺の中で、メンバー集め、脇道イベント、練習の積み重ね、挫折、復活、最終決戦といった盛り沢山の内容を、手堅くまとめている点も見事。1クールでこれぐらい見事にまとめてくれたら、文句のつけようがない。
そんなわけで、とても面白い作品だったと思います。
化物語
5人のキャラクターによるオムニバス構成の作品。キャラクター重視の作品で、化物の設定はどちらかと言えばオマケっぽいように思えた。
そう思わされる大きな理由はやはり、各キャラに専用のOPがあり、この作品の中で一番力が入っているのが、明らかにそのOPという点。特に、八九寺真宵のOPが一番力が入っていたよーな気がする。いやまぁ、自分としても結構楽しみだったけれど。
本編は、シャフトお得意の抽象映像が断続的に挿入される演出が、いつもにも増してうるさい感じもするけれど、キャラクターのスチャラカな会話劇がなかなかに楽しかった。全体的には結構お気に入りの作品でした。
しかし、最後の翼キャットが尻切れなのが何とも残念。OP見たかったなぁ。ネット配信をするらしいので、心待ちにすることにする。…いや、本編も楽しみですが。
CANAAN
このアニメが始まるしばらく前の何かのCMで、タイトルを「かなーん」と発音してたので、ずっとそう思ってた。うーん、アレは一体何だったんだろう。
ウィルスとか米国とか、設定や話を大きく広げた割に、キャラクター個人の人間関係を清算しただけで終わってしまって、何とも尻切れ感が強い。中華娘の死ぬ死ぬ設定も、薬を大量入手して解決したように見えてるけど、何かしっくり来なかったなぁ。
キレのある動きで戦う場面は、格好良くて見応えがあった点は良かった。
コメントを残す