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窓の杜 – 【NEWS】メディアビューワー「Kinoma Play for SoftBank」がX04HT/X05HT向けに無償公開
Kinoma – Kinomaサポート

　ソフトバンクモバイル（株）は、高機能なマルチメディアビューワー「Kinoma Play for SoftBank」を、同社製携帯端末X04HT/X05HT向けに無償公開した。現在、端末のホーム画面にある“インターネット”タブ内の“コンテンツダウンロード”ページからダウンロードできる。

このKinoma Playなるソフトウェアは全く知らなかったけれど、X05HTを所持する身としては興味をそそられたので、試しに使ってみた。

マルチメディアビュワーとは言っても、microSDメモリ内のローカルファイルの再生だけでなく、通信機能を使ってYouTubeやSHOUTcastといった、ストリーム再生も可能。ちょっと使ってみたけど、面白いぐらい色々なメディアが再生できるので、使い甲斐ががありすぎて面白い。
また、GUIがゴテゴテしていて操作がもたつきそうに見えるけど、その辺りは相当にチューニングされているのか、かなりサクサク動くのは感心した。ソフトウェアの出来次第でこうも滑らかに動いてくれるのか…と。
X05HT自体の再生能力は元々あまり高くないので再生がちょっともたつく所はあるけれど、それは性能の問題なので仕方ない。もちろん、音楽再生する分には何ら問題ない。

また、この再生可能メディアの一つに「Orb」があるのが興味深い。
Orb は、Windows上で動作するフリーのメディアサーバソフト。自宅のPCにこれをインストールしておくと、携帯端末上からPC上のメディアを再生可能となる。このOrbなるソフト、Windows Media Playerで再生できるファイルであれば何でも再生可能かつ、TVチューナーやWebカメラといった幅広いメディアの再生が可能となる。自宅にメディアサーバを仕掛けておけば、かなり色んな事ができそう（もっとも、Orb自体はかなり多様なストリーム再生をサポートしてるので、Kinoma Playが無いとダメというわけではないのだけど）。

ローカルファイルの対応形式については、Kinoma – FAQによると、Kinoma Player 4 EX supports streaming playback of Windows Media 9, 3GPP and 3GPP-2 (MPEG-4) audio and video, MP3, and JPEG photo streams. とあるので、あまり多様な形式は再生できない模様。よく見たらこれ、Kinoma Player 4 EXの対応形式だった。Kinoa Playとはまた違うプレイヤーっぽい。ただ少なくとも、mkvやmidiが未対応である事は確認している。TCPMP等と相互に補完する必要あり。

ローカル再生については、Windows Media Playerみたいにライブラリの中から再生する事もできるけれど、フォルダ内を順に再生していく事も可能。フォルダで音楽を整理している自分にとって、これは有り難い。ただし、自動的にフォルダを移動してくれない点は残念（あくまでも１フォルダ内のみらしい）。
ちなみに、フォルダ内に「folder.jpg」を配置しておくと、音楽ファイルの再生時に画像が表示される（Windows Media Playerと同様）。

あと、傾きセンサーに対応しているので、端末を横に倒すと勝手に横になる。センサーの感度が良く、反応も早く、あらゆる場面で横になるため、ちょっと鬱陶しいかも…？

そんなこんなで、使ってみた感じは思った以上にかなり良いソフトだった。こんな有用なソフトをフリーで提供してくれたのは、非常に有り難い。SoftBankありがとう。X05HTを選んで正解だったかも。
難点としては、ソフトの終了が最初のホーム画面からしかできないくせに、ホーム画面に戻るまでに何度も戻るボタンを押さないといけない点。ボタン1発でホーム画面に戻ってくれよ…。もしかしたら自分が知らないだけで、そういう機能はあるのかも…？
また、お気に入りに登録したフォルダに移動するにも、ホーム画面からしか行けないという…。その辺の使い勝手は今後の改善に期待。