アニメ新番組あれこれ 2008年7月 その3

薬師寺涼子の怪奇事件簿

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田中芳樹原作。未読。よく考えたら、田中芳樹作品でまともに読んだのは「銀英伝」と「アルスラーン」だけだわ。「創竜伝」は途中で脱落した。ちょっと調べてみたけど、結構冊数出てるのねこの作品。

第一印象としては、何だか渋い作品だなぁ…と。キャラクター人気が出そうでも、ネタに走りそうでもなく、ただ淡々とサスペンスを描いてる…という感じ。しかしその内容は最初推理物かと思ってたんだけど、どうやらオカルト物のようで…。
まぁ無難な作りの作品っぽいので、小説を読む感じで話を楽しんでいこうかな、と思いつつ公式サイトをチラッと見たら、何かメイド少女とか出てくるらしいですよ?えーっと、話にどう絡んでくるんだ…。比較的硬派な作品を期待してただけに、このキャラ配置はちょいと反応に困る。

ストライクウィッチーズ

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いやいやいやいや。どう見てもパンツです。最初のコンセプトの時点で、このアニメが物凄く頭の悪い作品であるという事はとてもよく分かった(笑)。
まずこのアニメを見るためには、「何故少女が常時下着を露出させているのか」という疑問に対し、「そういう世界だから」という身も蓋もない理屈で思考をねじ伏せる必要があるわけだけど、いきなりハードル高いなぁ(笑)。いやまぁ、自分はそれで納得しましたが。

最初は「スカイガールズ」の続編かとも思ったけど、同じ原作者の同じコンセプトを継いだ物であって、別に作品に繋がりがあるというわけでもないのね。
「スカイガールズ」は、あの狙ったような扇情的なメカデザインから差ほどの期待はしていなかったけど、思ったよりも楽しめた。こちらも、最初の2話を見る限り掴みは意外に悪くない。主人公が勇気を奮い立たせて仲間のピンチを救うという、オーソドックスな展開で結構熱かった。
しかし…、何度も思った「下履けよ」という突っ込みを、入れたら自分の負けですかそうですか。

まぁ、とりあえず出来は良さそうなので、それなりに楽しみにしている作品ではある。

ゼロの使い魔 ~三美姫の輪舞~

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3期。2期のグダグダっぷりはあんまり好きになれなかったので、正直今回もあんまり期待していない。
1話から盛り上がりも見せ場もなく、ただサイトとルイズがいちゃついてるだけという印象しかない。…いやまぁ、それが見せ場と言われればその通りだと思うけど、もう少しこう、ストーリーに起伏があってもいいじゃないかと。
また、2話でいきなりサイトの手の紋章が復活したけど、それ消える意味あったの?とか、ストーリーの作りが雑であるように感じる。1期はもう少し、話を見せる方向で作品が作られていたように思うんだけどなぁ。

正直な感想を言えば、この作品の人気の8割ぐらいは釘宮理恵さんの声で成り立っているのではないか、という気がしてならないです。
まぁ、とりあえず見るという感じの方向で。

夏目友人帳

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おおお、これ結構面白い。個人的には、今期の大穴かもしれない。
パッと見た感じでは、「もっけ」とか「蟲師」とか「xxxHOLiC」とか、あの辺を想起させる設定だな、と。
祖母の友人帳に書かれた名前を妖怪に返すという話の筋がキッチリ見えており、作品の方向性が定まっている点で安心して見られるし、1話完結の構成のため取っつきやすい。
ニャンコ先生と夏目の掛け合いの面白さとか、結構しんみりさせられる過去の祖母と妖のエピソード等、内容も見応えがあって面白い。そのしんみりした雰囲気から、自然にEDに入る流れも上手いなぁ。

何だかんだで今期始まった作品の中で一番期待している作品かもしれないです。


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