アニメ最終回あれこれ 2008年3月 その2

ようやく3月終了のアニメを全部見終わりました…
働きすぎると、他の色んな事をやる気力がどんどん削がれて辛くなっていくのが良く分かった。一時期はアニメを見る気力もゲームをやる気力も奪われていたのは、割と重症だったような気がする。

OBAN STAR-RACERS

OBAN STAR-RACERS謎のレースへの参加から二転三転するシナリオと、モリーとドン・ウェイとの関係の、二つの軸が絡み合ったストーリー展開はなかなか楽しかった。レースシーンも結構良くできていて、TVアニメとしてはなかなか迫力あるシーンが展開されていたな、と思う。ただまぁ、最後にアバターとなったジョーダンの容姿はちょっと不気味だった(笑)。
ちょっと気になったのは、キャラクターの台詞に「溜め」が無くて、矢継ぎ早に台詞が繰り出されるため、何となく平面的で淡々とした印象を受けたかな、と。
フランスとの共同制作という事だけど、日本のアニメと特に遜色なく作られていると感じられた点に関しては、日本が大きく制作に関わっていたという事だろうか。

そんな感じで、割と楽しめた作品。

シゴフミ

シゴフミシゴフミを届けるエピソードと、フミカに関わるメインエピソードとの関連があまり感じられなくて、どうにも漫然とした印象を受けてしまった。
「キノの旅」みたいに淡々とシゴフミのエピソードを描くか、フミカとキラメキを中心としたエピソードを描くか、どちらかで固めた方が作品の方向性がしっかりと定まって良かったと思うんだけどねぇ。
フミカの母親が最終エピソードにいきなり登場して、3分ぐらいで退場というのも何か中途半端な印象を受けた。その辺りの家庭環境は、キラメキも含めてもう少し丁寧に描いても良かったのでは、と思った。

個人的には、シゴフミを届ける単体エピソードの連続の方が良かったかなぁ、と。「キノの旅」の最終回みたいに、エピソードにちょっとだけ変化を与えて(キノが3日以上滞在しようとする、みたいな感じ)締める、ぐらいでも良かった。

ただ、フミカを中心とした話に関しては、これはこれでそこそこ面白かったとは思う。何故フミがミカを撃つ事で解決するのか、という理由付けがイマイチ分かりにくかったけど。

ちなみに、個人的に一番面白かったと思うのはゲーム開発者の話でした。

しおんの王

しおんの王将棋の勝負の描写がなかなかに熱く、見ていて結構燃える展開が多かった。またそれに加え、しおんの過去の惨殺事件が徐々に紐解かれていくというミステリー作品の要素も面白く、それらが徐々に一つに繋がっていく過程は、非常に良くできていたと感じる。
羽仁悟が犯人であるかのようなミスリードが作品の随所にあったため、自分は最初、本気で悟が犯人だと思ってました(笑)。
名人が殺人を犯した動機付けがちょっと弱い気もするけど、まぁ許容範囲内。

歩が男という要素はもう少し波乱の展開になるのかと思ってたら、思ったよりあっさり受け入れられてしまったなぁ。結局表沙汰になることは無かったわけだし。どうせなら、しおんと二階堂で三角関係という展開にでもならないかと期待していた自分が馬鹿でした(笑)。

そういえば、将棋アニメという事で最初は「ヒカルの碁」みたいな、主人公が将棋に目覚めて強くなっていくような作品を想像していたなぁ。個人的には、色んな要素が絡まり合って物語が作られているこちらの方が好きだったかな。

キミキスPure rouge

キミキスPure rougeえらく勝ち組と負け組がハッキリした最終回だなぁ…と。メインヒロインと思しきロングの子と、サッカー少女と、サックスの人が報われなさすぎる(笑)。
全体的には普通のラブコメ作品という印象だけど、最近は「School Days」みたいな奇をてらった作品が多いので、これはこれで貴重だったような気がする。


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