F.E.A.R

最近、グラフィックカードを買い換えたついでに一つFPSゲームを購入。「F.E.A.R.」という2005年に発売されたFPS。最近廉価版が出たそうなので、グラフィックカードの性能試しついでに遊んでみようかと思った次第。

4Gamer.net ― Best Selection of GAMES F.E.A.R. 日本語版[PC]

正直言って、ゲームとしてはイマイチ。

2005年当時はグラフィックの綺麗さに高い評価を受けたそうだけど、パッと見た感じではあんまりそういう印象を受けなかった。確かに、スクリーンショット等の静止画は綺麗に見える。敵のモデリング等もよく出来ていると思う。しかし実際に遊んでみると、細かい所のグラフィックの作り込みが今ひとつパッとしないし、たまに見える遠くの景色が2昔ぐらい前のゲームのような出来でショボイ。そのためか、狭い空間ばかりを進んでいくことになり、「箱庭感」とも言うようなイマイチ感が漂う。そんなグラフィックに対し、ゲームが妙に重い。当時より2世代ぐらい進んだグラフィックカードを持ってしても重いというのは、さすがにどうかと。
2005年という年を考慮しても、その前に「Half Life 2」やら「DOOM3」やらといったタイトルが発売されたことを考えると、このゲームが殊更出来の良いグラフィックであるとは思わなかった。

まぁグラフィックが良いからといって良いゲームとは限らないのだけど、ゲーム内容としても微妙。
確かに、ウリであるところのAIの出来は良かったと思う。敵が障害物を乗り越えたり、障害物から半身を出して撃ってきたり、グレネードの爆発直前に窓から身を投げるといった行動パターンは、多彩な動きでなかなか良かったと思う。しかし、同じような狭い空間を延々と進む事に加えて、最初から最後まで一貫して同じような敵ばかりを相手にするため、メリハリが無く、単調に感じられる。

あと、日本のホラー映画に影響を受けたという演出・シナリオに関しても、同じような演出の繰り返しと、ストーリーを見せるわけでもなく電話や通信によって断片的に設定を明かしていくという適当な展開は、さすがに褒められたものではないと思う。
まぁFPSにストーリー等は期待していないのだけど、海外ゲームはどうしてこう脚本の作りや見せ方がショボイんだろうか。まずゲームありきという考え方なんだろうけど、そういったストーリー面に関しては日本のゲームの方が良いと思う。米国だと、そういう人材はハリウッドみたいな映画市場に吸われていくのかなぁ。

まぁそんなこんなで、今回のこの作品はゲームとしてイマイチでした。
実はもう1本別のFPSゲームを購入済なので、そちらの方は期待している。

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