ウエルベールの物語
最初見たときは、正統派中世ファンタジーっぽい作品だなぁと思ってたんだけど、回を追うごとにメッキがはがれてきた。なんだこのアホな作品(笑)。
逃亡劇という設定なのに、登場人物がお気楽なキャラクターばかりなので、お尋ね者という緊張感がない。ギャグ物の冒険活劇風の作品であればそれでもいいのだけど、それなりに真面目なストーリーを展開しようとする本筋と噛み合ってない。
また、とんでもない展開を見せる脚本がさらに違和感を与えている。いきなり登場する毒蜘蛛設定で話を作ったりとか、書状を探してたら実は自分で持っていたとか、なんかサブストーリーというよりも場当たり的な話作りがえらく安っぽくて、最初に感じた「お姫様の逃避行」という壮大なイメージからかけ離れてしまっている。
あと敵キャラのヘタレっぷりとか、「峰打ちショット」というネーミングが何だなかなぁ…といった感じで(笑)。
視聴する側としては、ギャグをやるならギャグっぽい内容を、真面目にやるなら真面目っぽい内容を期待したかったところなんだけど。
余談だけど、妖精が言葉の語尾に「~ベル」をつけるからって、あの妖精の名前はベルベルじゃないです(笑)。ベルベルは「ぷちぷり*ユーシィ」に登場する妖精。ちなみに語尾は「~れす」。
sola
こんなにエロゲエロゲしい作風なのにエロゲ原作じゃないなんて、エロゲに失礼だ。とりあえずエロゲからやり直しなさい。…と思うぐらいエロゲ原作っぽい作品。これはアレか、最終回終わった後で「エロゲ化決定!」とか出るのか(意味不明)。相変わらずエロゲ原作(もしくはそれに準ずる作品)には懐疑的な私。
青空が好きな少年と、青空を見たことが無い少女という、何というかこう…いかにも狙ったような設定は何だかなぁ…と。もう少し捻る努力ぐらいはしてほしかった。あと、こういう電波的なヒロインというのはあんまり好きではないなぁ。
内容も特筆するような点はあんまり感じなかったので、正直そんなに真面目に見ていない。絵が綺麗だなぁ、とかそんな感じ。
らき☆すた
最初見たときは、まービックリほど面白くない作品だなぁ…と思った。「ぱにぽにだっしゅ」とほとんど同じ印象で、こういうネタの羅列はさっぱり面白いと思わない。特にこういったオタネタを多数含んでいる物は、内輪にしか向けてない分余計にタチが悪い。自分は概ね理解できる内容ではあるのだけど、自分が理解できる/できない以前に、その理解者を選ぶネタでしか作品が成り立ってない事に苛立ちを覚える。
自分の場合、オタネタを含む作品でも「ハヤテのごとく!」とか「ケロロ軍曹」辺りは普通に受け入れられる。アレはネタが無くても話の展開があるので、作品としてそれなりに普通に楽しめる。一方でこの作品は、ネタを延々と羅列しているだけにしか感じられないので、今ひとつ楽しめない。
さらに言うと、「そういえば~」「ところで~」といった場面の転換を示す台詞で話が始まる事が多いけど、その4コマ漫画そのまんまで演出の工夫の欠片も無い投げやりな感じがあんまり気に入らない。
話題になってる最初のダンスに関しては、確かに面白い出来だなぁとは思う。しかし「凉宮ハルヒの憂鬱」のEDも特に大した感慨も抱かなかった自分のこと、特にそれ以上ではないかな、と。自分としては、内容に魅力を感じないとOP/EDは映えないのですよ。
あと、最後の「らっきー☆ちゃんねる」というのは一体何なんだろう…?これが本編にも増してビックリするほど面白くないな、と思った。
どうでもいいけど、Windows XP上でファイル名ソートをすると、「らき☆すた」と「ラブ★コン」が並ぶのが何となく可笑しかった。Windows XPのソートは文字コード順じゃないので、こういう事が起こる。
ぼくらの
あーにーそーん あーにーそーん♪
って聞こえるOPで始まるアニメ。実際にはアンインストールって言ってるそうで。でも、このOP自体は結構好き。
原作者は「なるたる」の人という事である程度は予想していたけど、まー見事なほどドロドロでグログロでエロエロな作品でした。この作者はどこか精神を病んでいるんじゃないかと、見ていて心配になる。
作品の主軸であるところの、ロボットに乗る主人公達が、その役割を知り、運命を知り、徐々に追い詰められていくという話の筋立てやその演出に関してはとても良くできていて、少年少女が絶望したり、他者との関わりを変えていく様子が面白い。中学生という思春期のキャラクターを取り扱っているのは、大人びた性格や子供じみた性格などの色んな人間がいて、それぞれの反応を描く上で都合がいいのかなぁ、と。いやまぁ、刺激的な要素だからというだけ理由なのかもしれないけど。
まぁとりあえず、そこそこ楽しんで見ている。あーにーそーん♪
おおきく振りかぶって
NHKで放送されているMAJORに土曜6時台の視聴率で水を空けられたから悔しかったのかなぁ…などと勘繰ってしまった。さらに言えば、MAJORでおとさんが所属していた球団のモデルは横浜ベイスターズで、TBSは横浜ベイスターズの親会社だ。…やっぱり悔しかったのかなぁ…。
そんな妄想のうちに始まった本作品。原作は未読。最初は、マガジン原作の微妙なスポーツ作品っぽい印象があったけど、これが意外と面白い。
きちんと戦略を立てて、勝つためにどうするかを冷静に分析する事で試合に臨んでいる点が、MAJORの大味な野球とはまた違った面白さがある。むしろ、吾朗の超人プレイで勝つ展開ばかりのMAJORよりも、こっちの方が野球描写の面白さで勝る。
あと面白いのは、人物の動きの描写が本物の選手の動きにとても近くて、実に良く描けている点。テレビで高校野球を眺めていると見られる様子が、まさにアニメで描かれているといった感じ。この点でもMAJORはやっぱり大味な演出が目立つけど、こういった丁寧な描写が作品に現実味を与えてより身近な印象を作り出しているように思う。等身大の高校生を描こうとする様子が窺える本作においては、それが上手く機能しているように思う。
三橋がチームに入ってピッチャーを任せられるまでの過程がちょっと淡泊だったような気もしたけど、その代わりかどうかは知らないけど、試合をやたら丁寧に描いている点は良かったかな
そんなわけで、この作品は大変楽しみにしている作品の一つ。。
MAJORとの比較ばっかりだけど、MAJORはMAJORで吾朗という超人的な野球少年を描く大味な作品としての魅力があり、吾朗と寿の対立軸などの要素も魅力。それはそれ、これはこれ。
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