アニメ最終回あれこれ 2006年9月 その5

ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU

ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU一体自分は昭和何年のアニメを見ているのだろう…と思ってしまう作品だけど、終わってみればなかなか面白い作品だった。
変形あり、合体あり、パワーアップありのロボットと、敵将軍の寝返りと共闘といった熱い展開、敵のボスが身内の裏切りによって倒される意外な展開、といったロボット物のお約束の数々を詰め込み、きちんと現代風にアレンジした作りは結構上手かったと思う。ロボットの演出や、脚本も思ったより古臭さを感じなくて良かった。味方キャラも好きだったけど、敵キャラのプロイストの狂気じみたキャラ作りが悪役としてとても魅力的だったため、見ていて楽しかった点も良い。
最後の「俺たちの戦いはこれからだ!」といった結末は、まぁお約束を踏まえたという事で全然OKです。これは投げっぱなし云々ではなくて、あくまでも従来のロボット物のお約束に従ったお遊びという事がハッキリ分かるからね。
あとは、最後の「ガイキング占い」とかも遊び心満載で割と面白かった(終盤はもう占いになってないけど(笑))。

あとは、途中で異様に作画が良くなった話が印象的だったな。第31話「見よ! 讃えよ! ひざまづけ! 荒神グレート降臨!! 」…だったかな?もう作画・演出全てに異様な情熱が注ぎ込まれていた事が強く伝わってきたし、ノーザの寝返りやガイキング・ザ・グレートへの変形といった展開も熱く、見ていて物凄く燃えた。多分、スタッフが全身全霊を込めて作った話なんだろうなー。これで燃えなきゃ嘘だろうと思えるぐらい素晴らしかったです。
あと、第24話「戦場を駆けるピンクのカバ!! アイドルは誰だ?」も異様に綺麗な作画だったけど、あれは一体何だったんだろう(笑)。

スタッフの人たちは、この作品を間違いなくノリノリで作ってただろうねぇ。そう思うぐらい、スタッフの愛を感じる作品でした。なかなか貴重な物を見せてもらった。

残念だったのは、最後の最後で変な環境問題に話持っていった事かなー。…まぁこれも古いアニメらしいといえばらしい気もする(笑)。あと、最後のディックはちょっと余計な気が。あれだけ回想とかあったのに結局生きてるというのは、逆に格好悪い気がするなぁ。

ARIA The NATURAL

ARIA The NATURAL正直、そんなに中身のある作品とは思わないので、まったりした作品だなぁ…という事以外に感想と呼べるほどの大した感想は無いんだけど、まぁ今回もそこそこ面白かったです。
ただ、あのケット・シー絡みの一連の話は個人的に今ひとつ。あと、中盤辺りで灯里がネオ・ヴェネツィアの知らないところに迷い込むという話が連続していて、話の構成がワンパターンに感じられた点は良くない。あと毎回思った事が一つ。君たち仕事しなさい(笑)。一応彼女らは社会人のはずなのに、いっつも遊んでるじゃないか(笑)。その関係か、ちょっとウンディーネの仕事絡みの話が少なかったような気がする。作品の舞台としてウンディーネの存在があるのだから、個人的にはもう少しウンディーネの仕事を通して描かれるお話が見たかった。その辺も交えて、もう少しお話に幅が欲しかったかな、と。

まぁ何だかんだ書いてはみたけど、個人的に結構良い作品だと思うので、3期があるならまた見てみようかな、とは思う。
余談だけど、藍華が長い髪を切った理由の発端がバーベキューで髪燃やしたからって、いくら何でもロマンが無いというか何というか(笑)。

スクールランブル 二学期

これも2期という事で目新しさは特に無く…。1期は結構楽しんでみていたのだけど、2期は今ひとつパッとしない印象。変なキャラが増えすぎて、従来のキャラの取り扱いがぞんざいになってしまったから…かなぁ。あと、話の内容もイマイチ。


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