先週はリアルタイムで見られたのに、もう一回見てから感想書こうと思ったら結局1週間後だ。
量子コンピュータがリセットされてしまう直前の8月31日の夜、キョウは友人達と共に過ごす。その後、リセットされた舞浜サーバに組み込まれるはずのリョーコが学校に姿を見せない。そこでキョウは、リョーコは完全復活を遂げることができず、ゼーガペイン・アルティールに残された幻体バッファを用いる事で、ゼーガペインの中でのみ元の姿でいられる事を知る…といった話。
前半の、もう少しでサーバがリセットされてしまうという場面でメドレーリレーを行うシーンで、何かボロボロ泣いてしまった。死ぬでも生きるでもなく、また同じ時を繰り返す事を理解していながらも、今の時を精一杯駆け抜けようとするキャラクターの姿に胸が熱くなり、その後全てが消えてキョウだけが残された場面の大きな喪失感に、とても胸を打たれた。
平日の夕方に何やってんだかとは思いつつも、この場面にはテレビに思いっきり釘付けになってしまった。いやー、これだけ強く感じ入る場面をアニメで見たのは結構久しぶりかも。
それにしても、皆が現実世界について気付いた様子だったのは、量子サーバの破綻による影響か、それとも別の理由があるのか…。
後半のリョーコの設定は、「戦場でしか逢えない恋人」という構図がさすがにちょっとあざといかなぁと思いつつも、きちんと今までの設定を踏襲した上でこういった形に持っていった展開は、なかなかに見事だと思う。
シズノがリョーコを復活させたのは、別に戦いを有利に進めるための道具を得るという打算によるものではなく、リョーコを失って悲しむキョウを思っての事だろうか。しかし、それで周囲から責められるのはいくら何でも可哀想だ…。
キョウは過去の日記で「5回」舞浜の夏を過ごしたと書かれていたけど、確か前回100回以上舞浜の夏を過ごしたとか言ってなかったっけ?いや、うろ覚えなので違うかもしれない。仮にそれが本当なら、5回目の夏でキョウがこの日記を書き残すぐらい精神的に追い詰められいたのだとしたら、100回以上夏を過ごしたキョウはどんだけ病んでたんだろうな…。
さて、今回ガルズオルムが残した「戦いの終着駅は、どこだ」という言葉。今まで、ガルズオルム側も機会で自動的に肉体が作られていたと思しき描写があったけど、もしかして、ガルズオルム側もセレブラント側と同じように、何度も同じ事を繰り返しているという事なのかもしれない。
とまぁそういった事を色々妄想しつつ、今後の展開を楽しみにしています。
ちなみに、あんまり面白いものだからついにDVD購入コースに突入してしまいました。
追記
ああそうか、100回以上というのはセレブラントに目覚める前を含めてという事かな。セレブラントに目覚めた後は5回の夏を過ごし、その後何らかの原因(自発的な物?)によってサルベージが必要な状況に追い込まれ、記憶を失った…と。
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