割と最近購入した携帯、W41CAに音楽を入れてみようと思い立ち、最近あれこれいじっていた。
このW41CAが対応しているファイル形式はAAC。ただし単なるaacやm4aファイルではなく、3gp、3g2ファイルとなる。細かい仕様は知らない。で、さらに調べてみるとこのW41CAの場合、音楽ファイルはファイルサイズが1.5MBに制限されてしまうとか。それ以上のサイズの音楽ファイルは使えない。
何故だろうと色々調べてみたけど、どうも「着うたフル」に要因があるようだ。ただ、その詳細な理由が分からない。ただ、何となく予想はできる。
着うたフルとは ─ 意味・解説 : IT用語辞典 e-Wordsには、楽曲データはHE-AAC方式で圧縮され、平均で1曲1.5MB程度の容量となる
と書かれている。すなわち、着うたフルサービスにおける楽曲ファイルが大体1.5MB程度しか無いから、それ以上のサイズの音楽を再生する能力が無いのではないか、と。しかしこの辺には怪しい点もあって、「平均1.5MB」と書かれているという事は当然それ以上のサイズの音楽もあるという事になる(自分は全く利用した事無いので何とも言えないのだけど)。まぁこれに関しては、仕様上1.5MBと書かれているだけで、それなりのマージンが取られているのかもしれない。
音声(au) – *auのAAC音声レート一覧によると、他のメーカーの携帯にはファイルサイズが無制限の機種もある。これはメーカーによって違いがあるようで、Casioや京セラは昔からずっと1.5MB制限があるし、東芝や三洋は無制限だったりする。この違いはどこから来るのかと考えてみると、東芝はAV家電や携帯音楽プレイヤー(Gigabeat)を自前で製造しているし、三洋もAV家電を製造している一方、Casioや京セラはそういった製品を作っていない。その辺りの、自前で音楽再生に関する技術を持っているか否かが、携帯の能力に反映されているのではないか、と考えられる。
では、この1.5MB制限の音楽再生というのは何だろうかと考えると、恐らくauから何らかの形で技術提供されている物ではなかろうか、と。auは今現在、着うたフルサービスを謳っている。auの携帯電話がこの着うたフルサービスに対応しない事には話にならない。だから、着うたフルサービスが満遍なく提供できるよう、auがAV関連技術を持たないメーカーに対し、何らかの音楽再生に関する技術を提供しているのではないか、と。それがこの1.5MB制限を持つ再生能力に反映されているのではなかろうか。
まぁこれは本当にただの自分の予測だけど、そう大きく外れてないような気もする。
ただ、わざわざ自分で用意した音楽に対しても1.5MBの制限がある点に関しては何となく商業的要因があるような気がするなぁ…。つまり、「CDから取り込むより、着うたフルサービス使え」「着うたより高音質な音楽ファイルを自分で用意できたら、着うたフルサービスが利用されないじゃないか」といった感じで。
自分の穿った見方かなぁ…。
追記
h4>関連サイト
W41CAのまとめ
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