ラ・カンが死んでしまった…。死亡フラグらしい死亡フラグもあんまり感じなかったので、結構唐突に感じられたなぁ。あと、ゲオルグの存在がラカンを殺すための手段にしかなってないのが何だかなぁ、という気がしないでもない。ただ、ラ・カンの最期の場面は凄い気迫が感じられて、「壮絶な」と形容するに相応しい。普段あんまり作画の良くない作品だけど、ラカンの顔がズームで迫ってくるカットとか鬼気迫る物を感じるほどで、この場面はスタッフの人も相当気合い入れて作ったであろう事が窺える。
あとついでに、作画ではないんだけど、今回のゾイド戦のCGの動きが凄く良かった。ゾイドの動きとか見せ方とかがとても格好良く、戦闘場面が大変面白く感じた。せっかくこれだけいい動きが描けるようになってきたのに、作品自体がもうすぐ最終回というのが何とも残念。そういえば、「モンキーターン」も尻上がりでCGが良くなり、後半はレースシーンが素晴らしい出来映えになってたっけ。こういったCGによる動きや演出のノウハウを、今後もう少し色々な方向で活用してほしいところなんだけど…。
ただ今回は妙に展開が忙しく、ザイリンがディガルドを裏切ったり討伐軍に協力している事に対して、ルージがどう考えたか、ザイリンを目の前にしてルージがどう思ったか、といった描写が全く無かったのが何とも残念。今まで敵対していたザイリンが唐突に寝返った事に対して、何かしらのリアクションを見せてもいいと思うのだけど…。そのため、ルージがあんまりザイリンを歓迎してないんじゃないかと感じられてしまった。(そんなわけはないんだけど)
まぁ具体的に言うと、ディガルドから逃げてきたザイリンを、ルージが救うとか、そういう熱い展開を期待してた(笑)。
まぁそんな感じで、この作品の最近の話の盛り上がりはなかなか面白いと思う。
ただ、EDが毎回この盛り上がりに水を差しているような気がしてならなないのはいかがなものか、と。
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