「なおざりダンジョン」と「マトゥルスの血族」

ジャイブから2月7日に発売された、「なおざりダンジョン」と「マトゥルスの血族[完全版]」を購入。近所の本屋では全く売ってなかったので、面倒になってAmazonで。

「なおざりダンジョン」の方は全部雑誌で追いかけてたから内容全部分知ってるんだけど、「おざなり」シリーズ好きだから、とりあえず布施として。でも、せめてSD漫画か何かの描き下ろしが欲しかったなぁ…。その辺は残念。表紙見開きのこやま基夫氏のコメントに「あーでも本章の方も完結させないと……。」とあるので、まだこのシリーズを続ける気はあるということなんだろうか。是非続けてほしいなぁ。月刊コミックRUSHでも何でもいいから、どこかの月刊誌で連載してもらいたいですよ。

「マトゥルスの血族」の方も、これまた当時のドラゴンマガジンで読んでた上に旧コミック持ってるから内容は大体知ってるんだけど、コミック6巻を持ってないので終盤の辺りはほとんど記憶に残ってない。改めて読み直したけど、結構切ない終わり方だったんだなぁ…。でも、締めとしては綺麗だと思う。
それにしても、改めて読んでみて思い出したけど、この作品はとても設定が把握しにくい(笑)。解説台詞も多く、ちょっとしか解説されなかった設定を唐突に持ち出してきたり、話の流れが二転三転したりして今までの認識が覆されたりすることも多く、話の流れが掴みにくい。設定を印象付ける演出も弱い感じ。でもこの作品、きちんと設定を練った上で話を進めてる印象で、分かりにくい箇所が出てきても、少し考えればきちんと設定上の筋が通ってたりするので、結構面白い。

両作品ともやや昔の作品(or外伝)だけど、個人的には、どちらも大好き。そんなわけで、結構お勧めの作品です。

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