これも最終回迎えてるけど、感想は順番に消化していく。
水天宮が、秘密倶楽部を閉鎖し、首相を殺し、神楽を連れていく話。
今回の話は、何と言っても水天宮の妹、ユイ。いやもう、切ないわ…。「オカネクダサイ」なんてギャグみたいなタイトルだったから、どうせ金持ちが現金化した天王洲グループの資産を巡って何か悶着を起こすんだろうとか思ってたんだけど、まさか水天宮の妹の台詞だったとは…。
以前水天宮は、妹がいる場所を訪れていた。そこで水天宮が見たのは、全身アザだらけ、(目元の辺りを見ると恐らく)薬漬けとなった妹の姿。水天宮は思い出のオルゴールを見せるも、妹はそれを見ても何も変わらず、発する言葉は「オカネクダサイ、オカネ、オカネ…」という台詞。水天宮は何も言わずユイを抱きしめ、自分の血でユイを殺してしまう。
これを見た時、あまりの切なさにちょっと泣けてきた。そりゃ復讐鬼にもなるわな。ちなみにこれを仕向けたのが、当時の財務官僚で現在の首相。なるほど、過去の水天宮(ウエノ タケシ)がここにも繋がってくるわけか。そういえば、水天宮は妹の所在をどう知ったんだろうな。…まぁ、今までさんざん天王洲グループの圧倒的な力を見せつけらてきたわけで、今さら愚問か。
あと、水天宮の部下は格好良かったねぇ。辻堂と真壁は水天宮と共に残る事を選択、新治は水天宮達の偉業を伝える事を選択。この辺のやりとりは、ただのサブキャラに留まらない、非常にいい味を出してると思う。
今回水天宮が語った生物兵器云々の内容は、概ね今までの情報の整理みたいな感じだったな。神楽の父は、20年前に局地戦用生物兵器の開発プロジェクトに参加してた小田原カズキ。プロジェクト自体は条約によって禁止、しかし神楽の父は研究結果を、自分の左腕(左手のアザはその証。その後神楽の父は殺されて左腕は切り取られ、実験として死にかけの兵士だった水天宮の体に移植されている…って、移植したのは誰だっけ?)と神楽の体内(あるウィルスを活性化させる物質。これが体液を介してキャリアに移されることで、ユーフォリアを生み出す)に残す。大まかな流れはこんな感じかな?こうしてみると結構しっかりした設定で、作品自体にただのドラマに留まらない面白さを与えてると思う。
まぁそんなこんなで、後の感想は最終回に回します。
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