…もしかして制作者は、この話が描きたかったがためにこの作品をロボアニメにしたんじゃなかろうか(笑)。あまりキャラ付けもしっかりしてない3話目で、いきなりこういう話を持ってくるのはちょっとどうだろうと思わないでもないけど、まぁいいか。
今回は、伝説勇者の老後の話。
うーん、30分前の「アクエリオン」に続いて、こっちでも合体ロボを見せられるとは思わなかった(笑)。なんつー時間帯だ。
相変わらず話の内容は馬鹿馬鹿しいけど、割と楽しめた。かつて五体合体の鎧「エルドラファイブ」に乗って町を守ってきた勇者が、老人となって町でくだを巻いている…というのは、ロボアニメのファンタジー性に現実を持ち込むことで描かれるギャップや、ロボアニメ登場キャラクターのその後を見ている感じが面白かった。「無駄な合体システムなんて」とか、「効率の悪い鎧だ」とか、30分前のアニメすら否定するような発言がぽんぽん飛び出すのも、皮肉っぽくて笑える。
しかしまぁ、自分の将来を美化して若者を嘆く老人の迷惑さを上手く描けていたなぁ、と。それによって、形無しとなったかつての勇者が、再び立ち上がるという展開にちょっと燃えるものが。しかも主題歌付きだし(笑)。このためにわざわざ曲を用意したんだろうなぁ。スタッフも馬鹿な事を考える(褒め言葉)。しかし、できることならもう少し燃える主題歌にして欲しかったな。「エルドラァァァ ファァァイブ!!」とか「アディオス アミーゴォォォ!」って叫ぶ感じのやつ(笑)。
最後、ユキコかヴァンがピンクアミーゴに乗り込むと思ったけど、まさかぶん投げるとは…。確かにそういうありきたりな展開よりも、こっちの展開の方が面白かったかな、と。
しかし、合体システム=旧型という設定はいいけど、それはアニメ史上の話であって、技術的にはどう考えても五体合体の方が上だよなぁ、と思う。
ところで、来週は「力任せのヴァン」という事でいいのかな。
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