ボーステック社が、現在稼働しているMMOシミュレーションゲーム「銀河英雄伝説 VII」のサービスを停止するとのこと。理由は、銀英伝の著作権を持つらいとすたっふによる、「版権許諾契約の解除」だそうな。何でも、らいとすたっふのお詫びによると、
無断で商標を登録しようとしたり、外国企業に勝手に版権を許諾したとみられる行為を行ったりといった、契約違反もしくはライセンシーとしての信義にもとる行為を行うのみならず、ユーザーさまへの背信行為を繰り返し、再三の警告にも改善の様子がみられなかったのが理由です。
とのこと。
うーん、自分はボーステック社といえば、「銀河英雄伝説のゲーム出してる所」という認識しか無いんだよねぇ(笑)。つまり、一個人がそういう認識でいるぐらい強力な看板タイトルだったわけで、それを奪われてしまうとなると、ボーステック社はどうなってしまうのか…。ボーステック社は、PC-98時代から銀英伝のゲームを作り続けてきている、それなりに歴史のある会社だけに、潰れてしまうのは惜しい感じもする。Windows時代に入って死んでいった、PC-98ゲーム会社のリストに一つ名前が加わるだけの話だとも言えるけど。
まぁ、版権許諾契約を解除されるほど態度の悪い会社ならいなくなった方が世のためかもしれない。というか、この事件は会社の信用にとって致命傷だろうし、放っておいても潰れるだろうけどね。
まぁそれよりも、銀英伝のゲームを今後どうするのかが気になる。もうゲームの展開は行わないという事は…あるのかなぁ?個人的には、光栄辺りと組むとかなり強力なタイトルになりそうな気がするけどね。確か銀英伝って、作者自身が未来の歴史を描きたかったという発想から作られた物だと記憶しているので、歴史物とこじつけて光栄に売り込めば…。そして「帝国無双」「同盟無双」を(笑)。シェーンコップやオフレッサーが大活躍ですよ。ヤンの出番は無さそうだけど(笑)。
まぁそれは冗談にしても、ボーステックが目指した、MMOによる艦隊戦ゲームというのはなかなか面白そうなので、そういったMMOゲームを開発できるだけの力を持った会社と組む必要はあるだろうな、と思う。ちなみに、そのボーステックが作っていた銀英伝のMMOシミュレーションを遊んだことは無いのだけど、調べてみるとベータテストの時点ではバグ満載でとても遊べるレベルではなかったそうな。そもそも、銀英伝のゲームってシリーズを重ねてもあまり進歩が見られなかった記憶があるので、ボーステック社の開発力はその程度だったということなんだろう。
参照元
スラッシュドット ジャパン | 『銀河英雄伝説 VII』版権契約解除でサービス終了
追記
れ、そうなると「Project EGG」で配信されている、昔の「銀河英雄伝説」もダメということになるよね?と思って調べてみたら、既に全部ダウンロード不可能になってるし。当たり前か。うーん、これはちょっともったいないなぁ。今後これが再ダウンロード可能になる見込みに関しては、かなり絶望的だろうな。
団体名義の著作物は公表後50年なので、あと40年ぐらいしたら何とかなる…かも?
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