エミュレータ遣いに大切なこと

この前新にPCを購入したわけだけど、これで一つやりたいことがあった。それは、このPCでPC-98エミュレータを動かすこと。とりわけ、「ダンジョンマスター2」と「ウルティマアンダーワールド」と「DOOM」を動かしてみたかった。何せ、以前のPentiumIII 800MHzでは386強クラスの速度しか出せず、PC-98末期の重量級ゲームを動かす分には力不足だったので。

で、実際に今回のAthlon 3000+で使ってみたところ、体感的にANEX86では家にあるPC-9821 Ap3(intel DX4 100MHz)クラスか、それよりも弱いぐらい…かなぁ?思ったよりも出なかったな。

実際に、CPUBENCH 0.980を使ってANEX86上でCPU速度を測定したところ、今回のPCでは、スコア(初代PC-98に対する相対速度)が121.22。前のPCではその約1/3となる42.13。これは、CPUBENCHに添付されているテキストを参照すると大体80486DX 33MHzクラス。ということは、現在のPCで動かした場合は概ね100MHz弱ということになり、Ap3と同等くらいの速度ということになる。
まぁ一概にクロック周波数だけで比較できるわけではないけど、AthlonのモデルナンバーをPentiumのクロック周波数の延長線と仮定した上で単純に考えると、実CPUの性能が4倍弱に対して、エミュレータのCPUは3倍。PC-98エミュレータは100MHzのエミュレーションでも結構大変な様子です。ちなみに、CPUを直接いじって爆速を叩き出すT98vmmに関しては、起動するどころか、Windowsごと巻き込んで落ちてしまったので、測定不能(笑)。

とりあえず、動かしてみたゲームのスクリーンショットをいくつか。ちなみに、動作は全てANEX86。

DOOM

結構よく動くけど、昔Ap3で遊んだときよりちょっと重い感じ(あるいは、描画が追いついていない?)。もしかしたら、今時のゲームに慣れすぎているせいでそう感じるのかも。まぁDOOMはWindowsで動かすことができるので、別にPC-98で動かす必然性は全く無いのだけど、そこはそれ、動かすこと自体に意味があるというか(笑)。

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Ultima Under World 2

1作目がすぐ用意できなかったので、2作目に。これも、以前Ap3で遊んだときより少し動作がもっさりしている感じがするなぁ。それにしても、このグラフィックで当時は凄く感動したんだけど、今見るとショボショボですな。時代の流れを感じるねぇ。
ちなみに、このゲームを開発したLooking Glass Studio社は、後にThief: The Dark Projectというゲームを作り、現在は倒産。

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Dungeon Master 2

これは一応前のでも動いていたのだけど、どうも動作が遅かったので、再チャレンジ。思ったよりも快適にならなかったけど、これが標準なのかな。まぁ概ね快適なので問題ない。
前2作と異なる作りになっていて、モンスターなどがマスからマスへシームレスに移動したりする。この作品の最大の弱点は、スクリーマーが出てこない事だと思うのだが、どうだろうか。あと、前半はともかく後半の二刀流戦法は強すぎる。

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