今さらながら、最終回を迎えた「魔法少女隊アルス」の感想。
最後まで見たけれど、個人的には今ひとつだったかなぁ、と。全体の流れとしては悪くないんだけど、如何せん毎週10分という短い尺のせいか、エピソード一つ一つにあまり重みが感じられず、盛り上がりに欠ける。それに、アルスの行動がいつも強引すぎて、視聴者が理解する間もなく話を持っていってしまっているため、戸惑うことが多い。最終局面でもそれらネックとなって、あまりにも唐突すぎるエンディングに感じられた。
エバが心に闇を持っていたり、アルス自身が光の魔法だったという結末は、全体を見ればそれなりに面白い構成だとは思うんだけど、その面白さを全然描き切れてない。もっとこう、一つ一つの展開をじっくりと描いてくれれば、面白かったと思うんだけどなぁ。ちょっともったいない。
でもまぁ、このアニメは「天才ビット君」という低年齢向けに作られた番組の1コーナーとして存在する作品だから、視聴者を飽きさせないように毎回10分でそれなりに見せ場を用意しなければならない、という制約の元に作られた作品だったのかもしれないな、と一応製作者を擁護してみる。もっとこう、毎週10分で収められるような作品だったら良かったのに。
ただ、結構独特な絵柄とか、世界観とか、そういう雰囲気的な物は結構好きだったな。特に絵に関しては最初は結構気持ち悪く感じたけど、慣れてくると結構面白い絵柄だと思えるようになった。こういった、魔法の世界みたいな不気味な世界を表現する上では結構悪くない…かも?
まぁそんなこんなで、全体的には悪くないけど、個々を見る限り良くはない、といった感想。
あと、何となくアルス絵。
コメントを残す