ITmediaニュース:ブラウザ市場でIEのシェア低下止まらず
市場調査会社WebSideStoryによると、IEのシェアは前回調査から1.5ポイント下がって90.3%に、Firefoxのシェアは0.9ポイント伸びて5.0%となっている。
Firefoxは、最初に一気にシェアを伸ばして、需要のある人間に対して広まりきったところで、ピタリと伸びが止まると思ってたんだけど、まだまだFirefox人気は続いている様子。
今はFirefoxに加え、MozillaやOpera、MacならSafariなんかもあって、以前と比べたら大分ブラウザ界隈は賑わってきたと感じる。しかし、記事によるとIEのシェアは90.3%と、まだまだIEの一党独裁体制から抜けたとは言い難い。
ちょっと気になったので、自分のサイトのサーバログを調べてみた。解析済みログの閲覧はできるけど、残念ながら現在の解析サービスに使われているAnalogというツールのバージョンが5.32で、ブラウザの判別対象にFirefoxが入っていない。なので、UserAgent結果から自力でカウントするしかない。
昨日23日内で、ページが閲覧された回数は778(これは一人の人間がページを複数閲覧してもカウントされるはず)。そのうち、Firefoxが13。というわけで、このサイト内のページがFirefoxで閲覧された回数は2%未満。2日前もカウントしてみたけど、大体同じような数字。平均以下かぁ(笑)。
まぁ技術系のサイトだと、この率は格段に高いんだろうけどね。例えばAnalogのサイトでサンプルとして挙げられている解析結果。ここではFirefoxの割合が相当大きい(現在は、大体1/4ほどを占めている)。このような複雑な解析ツールを求める人は、必然的に知識や技術が豊富な人間である上、Windows以外のOSを使用している率が高く、Firefoxを使用する率も自然と高くなるわけだ。
このサイトのように趣味が偏ったサイトだと、どうしても技術系ほどコンピューターに慣れた人間は集まらないので、必然的にIE率が高まってしまうのではないかと考えられる。自分がLinuxやMacを使わずWindows傾倒で、情報が偏っているという事も理由として挙げられるだろうな。あるいは日本の場合、日本語で作られた優れたタブ型のIEコンポーネントブラウザが複数ある事も多少関係している…かも?(ちなみに、ごくたまにJavascriptによって特定のUserAgent以外を弾いたりする駄目サイトが存在するので、それらのブラウザを使用していてもUserAgentの値は変えずにIEと同じにした方が良い)まぁLunascape2がGeckoエンジンに対応したりもしてるけどね。
今のところSleipnirで満足し、次期Sleipnirを楽しみに待っている状態なので、Firefoxに乗り換えるアテは無いけど、Firefoxの動き自体は応援したい。Firefoxのシェアが高まればMicrosoftが動きだし、IEの新バージョンがリリースされる可能性も高くなる。そうなれば、Firefox使用者以外の多くの人にとっても大きな恩恵をもたらすことになるしね。
というか、IEはさっさとPNGアルファチャンネルとCSS2にきちんと対応してくれよ、と。特に、アルファチャンネルと「position: fixed;」に対応しないことで、ウェブページの柔軟なデザインの可能性を潰しているのは、まったく感心できない。
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