2004年終了のアニメ感想

今期のアニメが始まりだしたので感想を書こうと思ったけど、去年終了したアニメの感想が書けてないので、御伽草子も終わったことだし、残ったのをそれぞれ簡単に書いておくことに。ここまでで書かれてないアニメは、最初から見てないか、途中で止めたか、忘れるほど印象に残ってないかのどれか。

・リングにかけろ
過去の熱血馬鹿作品を現代の馬鹿作品として昇華させたアニメ…かな。本来の狙い所とは別の面白さを提供されると、個人的にはどうにも違和感が…。まぁ1回見て笑い飛ばせば、それで十分。それ以上ではなかった。

・うた∽かた
結構期待していたのに、釈然としない部分が多くて…。致命的なのは、「必然性」がスッパリ抜け落ちて「何故そうなるのか」の理由付けが不十分だった点が多々見受けられたこと。全体の流れを考えるあまり、細かい設定を作り忘れたんじゃなかろうかと疑いたくなってしまう。それから、最後に全部ネタ晴らしすれば良いという安易な発想は勘弁。この作品に至ってはネタ晴らしすら不完全だし、最終話は展開的に唐突すぎる。脳内補完は補助的に用いられる物であって、話の主軸を脳内補完させる作品は「不完全」と呼ぶべきではなかろうか。
ただ、いぬ日記さんの12月21日からリンクされている感想サイトを見渡すと、結構あれこれ真面目に考察してるサイトが多いのに驚かされる。アニメにエンタテインメント性を求めている自分と、そうでない人との差だろうか。どっちかと言えば、この各サイトの考察が楽しかったな。
あと、OPとEDは結構好きだった。

・神無月の巫女
百合に始まりロボを通って百合に終わるというか、百合時々ロボというか、そんな印象。まぁこの作品の場合、百合というよりレズと言った方がいいか(細かいニュアンスの違いに関しては、室密blog: 百合とレズ辺り)。その方面に関しては「マリア様がみてる」よりは狙いが露骨だけど、狙い所がハッキリしてる分、割り切れる。その部分に違和感を感じる以外は、結構普通に見られた作品だった…気がする。いや、実際のところあまり真面目に見てなかったけど。男キャラが報われなかったなー、ぐらいは覚えてる。

・魔法少女リリカルなのは
魔法少女フォーマットを継承した上で、小難しい話をあれこれ組み込んだ作品という感じ。魔法少女らしからぬウジウジとした暗い雰囲気はあまり馴染めなかったし、小学校3年生らしからぬ、典型的な良い子ぶりと臭い台詞回しにも違和感が。でもその点が気になったぐらいで、全体的には結構楽しめた。

・げんしけん
原作と比較して、今一歩楽しめなかった。アニメ化する上で演出が上手くなかったことと、全体的にテンションが低めだったから…かな。ただ、2話辺りの咲が服を買うシーンと笹原達が同人誌を買うシーンを同期させたのは、非常に上手かったと思った。あと、最後の締めはなかなか。

・To Heart ~Remember my memories~
群馬テレビでオタアニメが!という理由で見てたけど、あまり面白くなかったです。感動的な話を提供するというより、話を感動にこじつけようとしていたように思えた。

・蒼穹のファフナー
序盤でほとんど見る気をなくしてたので、後半は惰性で真面目に見てなかったけど、もしかして最後は上手くまとめたんだろうか?ストーリーに関してはさっぱり。女子向け要素満載だったことも、敬遠した理由。というか、よくそんな状態で最後まで見てたなぁ、と我ながら感心する。最後の戦闘が結構熱かったことは印象に残ってるけど、その程度。

・双恋
まー、ほとんどネタとして見続けてはいたけど、自分の中では最後までネタ以上ではなかったと感じた。色々言いたい事はあるけど、とりあえずこの世界における双子の定義についてもう一度問い直せ、と。常に声がハモるとか不自然すぎるから。二人同時とかあり得ないから。でも沙羅と双樹の話はそんなに悪くなかった…気がする。キャラクターに騙されているかも。あー、沙羅双樹といえば、「フタコイ」というのは一体何なんだ。外伝みたいなものだろうか?
この作品に関しては、「うた∽かた」同様作品それ自体よりも、ULTIMO SPALPEENさんの所の感想が、色んな視点からあれこれ考察されていて面白かったです(笑)。
あと、全体的に何となく野暮ったい感じの絵だったので、もう少しゲーム絵に準拠した作画にしてほしかったなぁ、と。

・御伽草子
最初から最後まで今ひとつな作品だった。お使い型RPGを映像化したみたいなストーリー展開で、あまり面白くはなかった。現代編に入ってからは、平安編にあった戦闘すらなくなってしまって、見所がどこにあるのかも不明瞭。本編よりも、WACOMのタブレットのCMの方が強く印象に残ってるなぁ(笑)。「じゃ、後はインテュオスで、よろしく」


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