Daily Index - 2004年09月14日 (2件)

2004年09月14日のエントリー一覧

プロセッサーやOSを選ばないユニバーサル・エミュレーター、ついに登場か

WIRED NEWSの記事より。
米トランジティブ社が、1つのプラットフォーム用に開発されたソフトウェアを他のあらゆるプラットフォームで実行でき、パフォーマンスもほとんど低下しない、ほぼ汎用のエミュレーターを開発した、という記事。

それが本当で、環境を選ばず開発ができるようになるとしたら、本当に凄いことだ。ただし、それが本当なら。他の環境をエミューレートできるのはいいとして、問題はそのパフォーマンス。ハッキリ言って「パフォーマンスがほとんど低下しない」というのが眉唾物。一応、

他の大部分のエミュレーターと異なり、クイックトランジットは1度に1行ずつではなく数ブロックを翻訳する。さらに、最も頻繁に実行されているコードを特定してキャッシュに保存する。

と解説されているけど、本当にそれで公言するようにパフォーマンス低下が抑えられるのか、と考えると少々疑問。大体、その翻訳がパフォーマンス低下の原因なのだから、どんなソフトであれ翻訳に一手間かかる分、絶対にパフォーマンスは著しく低下すると思うのだけど…。中間表現を用いるのであればなおさらだ。

まぁ色々と謎が多い記事だけど、一応リナックス版のQuake3をPowerBookで動かしてみせた写真が掲載されているところをみると、割と本当のことなのかもしれない(何故Windows版じゃなくてLinux版なのか、というのが甚だ疑問だけど)。それに、記事が本当なら凄いことだし、実際にそうなれば面白いので、とりあえず温かい目で見守るということで。

どうでもいいけど、自分は以前PC-98エミュレータを色々いじったのだけど、どのエミュレータもPentiumIII 800MHzのCPUで動かしたところで、現在所持しているPC-9821Ap3のi486DX 100MHzにも全く及ばなかったな。唯一、T98vmmが馬鹿みたいな速度を叩き出すけど、これは多分同じx86アーキテクチャだからできる芸当なんだろうな。

キヤノンと東芝、次世代ディスプレイ「SED」合弁会社設立

ITMediaの記事

SED(Surface-conduction Electron-emitter Display: 表面電界ディスプレイ)なんてこの記事で初めて知った。特徴とか仕組みをざっと取り出してみると

  • ブラウン管並みの応答性/色再現性を厚さ10ミリ程度の薄型テレビで可能
  • 電子放出素子をディスプレイのすべての画素に放出する
  • ブラウン管と同系列の蛍光体発光原理なので非常に高コントラストなほか、色再現性、動画のキレ、視野角などでも液晶/プラズマに比べて優位
  • 低消費電力

などなど。この記事を見る限りでは非常に良さそうな感じがする。特に液晶よりも低消費電力というのは凄い。でも電子放出素子をディスプレイの全ての画素に放出するって物凄い力業のような気がするな。結構ドット欠けとか頻出しそうな感じがするけど、どうなんだろ?この仕組みだと、解像度がそのままコストに直結するということかな。この記事でコストについて触れられているのは

「液晶やプラズマなどFPDの市場価格が当初の予想より大幅に下がったため、それに対抗するための量産技術確立に時間がかかった。ここにきて、ようやく競合できる価格で提供できるようになり、量産化にメドがついた」

という部分だけど、これだけだとよく分からない…。
このSEDって液晶なんかと置き換わっていくんだろうか。構造上、さすがに小型液晶ディスプレイまで置き換わるということはないと思うけど…。
個人的に気になるのは、液晶だと応答速度が問題になってくるけど、これだと信号を放出するだけだから応答速度が全く問題ないレベルになるのではないか、と考えられること。PCゲーマーには応答速度の良し悪しは結構重要なので。…早くこの技術を使ったPC用ディスプレイ出ないかなぁ。

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