BSアニメ夜話

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月曜から木曜までの4日間放送していたBSアニメ夜話を見た。
全体的な感想としては、まぁ公共の電波を使って、特定のアニメに対する個人的な感想や歴史を述べ合うなんて、普通はお目にかかれないよなぁ、と(笑)。そういう意味では、内容よりも「物珍しさ」という点で非常に興味深く、面白かった。
自分はこのサイトでアニメ感想とか書いているけど、実際のところ自分でも、個人的な感想をWebに残して何の意味があるのやら、などとやや自嘲気味に考えることもあったりする。それでもアニメ感想を書いてるのは、やっぱアニメが好きで、そういう行為が楽しいからに他ならない。で、それと同じような事を公共の電波を使ってやっているのを見ると、それ自体が番組のコンテンツとして成り立っていて、視聴者が存在するということで、自分の行為にも多少なりとも意味があるのかなぁ、などと考えて、少しだけ嬉しさを覚える。もっとも、内容のベクトルは多少違う物だと思うけど。

以下、内容の気になった点をいくつか。

カリオストロの城の回を見てて気付いたけど、言われてみて初めて、ルパンがカリオストロ城に行く必然性が無いことに気付いた。何回も見てるはずなのになぁ。でもその後の、「そういった矛盾点があって、それを気にせず楽しめるアニメが、本当に良いアニメ」という指摘には大いに納得させられた(激しくうろ覚え。だいぶ違うかも。納得したという事だけは覚えてる)。
同じくカリオストロの城で、「無人島にアニメを3本持って行くとしたら、何を持って行くか」という無茶苦茶な仮定の下の問いに笑ってしまった。自分ならそうだなぁ…、プラネテスは持って行くかもしれない。あと、ラピュタも入るかなぁ。うーん、結構悩む。カリオストロの城は…どうだろう?自分の場合、贔屓にするアニメというのは、リアルタイムで見たかどうかという点が大きいのかも(ラピュタは一応、テレビ放送で見た)。リアルタイムで見たかどうかで、温度差も変わってくるだろうし。
あしたのジョーでは、光の効果の技術解説が非常に興味深かった。銀モールを使って効果を出すという発想に脱帽。でもこういった創意工夫も、今は全部デジタル処理でできちゃうんだろうなぁ。何かこう、わびさびが無いというか…。
CCさくらの回は、正直あまり面白くなかったな。解説者がキャラクターの魅力を語ってるだけの内容といった印象。というか、「さくらちゃん萌え」とか言うな(笑)。司会者の岡田斗司夫氏は全然喋らないし。技術解説も、普通のアニメの作り方だったし。もちろん、それほど知っている内容というわけではなかったから、それなりのは面白かったけど(色を多くしすぎると、色を作る人に負担がかかってくるとか)。ただ、他と比べて、技術の特殊性が無かったのが残念。CCさくらは衣装を毎回変えるという、アニメでは暴挙とも言える(らしい)事をやっているのだから、その辺を中心に解説してほしかったところ。

…とまぁ、感想としてはこんな感じで。
ところで、上の画像はCCさくらの回で「魔法少女の歴史」の解説で出されてたパネルだけど、そこに魔法少女隊アルスが入ってるのはどうだろう?歴史というよりも…、NHK宣伝お疲れ、といった感じ(笑)。でも、アルスが入ってるならヤダモンを入れないのはおかしい!と思うのは自分だけだろうか。


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