よみがえる空 -RESCUE WINGS- 第3話 「苦しい仕事」

20060128_yomigaeru.jpg実生活の状況がかなり切羽詰まってきたけど感想は書く。
土砂崩れに巻き込まれた家屋の下敷きになった女の子を救出し、病院に運び込むも…という話。

いや、非常に面白かった。
真面目に航空自衛隊の救助活動を取り上げて、その様子を丁寧に描写した点は評価に値すると思うし、それだけでなく、女の子が事故に巻き込まれたことを信じたくない一心で嘘を付く母親、燃料補給のために引き返すかどうかの瀬戸際で内田が護衛艦上での給油を進言、停電の町で車のライトでヘリを誘導、必死の救助にも関わらず訪れた女の子の死と自分の行為の結果に苛まれる内田、そして激高した内田による葬儀屋への暴行、といった数々のドラマが、大変面白かった。特に、あれだけ必死で救助したのに女の子が死亡してしまった事に関しては、周囲に「奇跡」の大安売りみたいな作品ばかりが目につくだけに、結構ショッキングだった。思いっきり冷や水を浴びせられた気分。また、その合間に本郷の経歴を含んだ伏線が張られていた事も、今後の作品のドラマ性に期待を感じさせる。

今回の話は本当に面白く、素晴らしかった。これには、ここまでに大変丁寧に描かれてきた、キャラクターの内面や背景、それに物語の舞台や設定などが、よく活きていていると思う。これならば、今後のエピソードや作品全体にも期待が持てるというもの。
最近の萌えアニメばかりが目につく現状には辟易していたけど、ちゃんとこういう真面目な作品もあってくれて大いに安心した。


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