ローゼンメイデン トロイメント 11話 「薔薇園」

20060126_rozen.jpg記憶薔薇園 香りの前で ちーくちーくとー♪
アリス違いのアニメです、すいません。あの歌、何となく脳に残りやすいなぁ。
それはさておき、アリスゲームが始まって、翠星石と金糸雀が…の話。

うーん…、今回もあんまり良くなかった。ハッキリ言えば、悪い。
正直言って、この作品における戦闘場面は大して期待してないし、そもそも戦闘が作品を盛り上げるための要素でもないような気がする。アリスゲームという設定はあるけど、ドール達がアリスゲームにどう向き合うか、アリスゲームの結果に対してどう思うか、ってのが作品の方向性なんじゃないかな、と思ってる。
だから今回、ダラダラとドール同士の戦いを描かれるのは、あんまり面白いとは思わなかったなぁ。それに、金糸雀、翠星石の戦いがあまりにも表面的すぎて、二人が倒れた事に対してあまり感じる物が無かった。多分、金糸雀が作品においてほとんどオマケ扱いだった事が響いてるんじゃないかと思う。今さら目立たせても白々しいだけ。それに、真紅・水銀燈・薔薇水晶の3体を残すために退場させられた、という扱いであることが見え見えで、かなり展開がおざなりに感じられた事も大きい。

今さらな話だけど、もう少し真紅なり水銀燈なりに焦点を絞って話を作れば良かったのになぁ…と思わずにはいられない。キャラクターを出しすぎた結果だと思うけど、1期に比べてドール達の内面が見えにくくなってるし、作品の中身が薄くなってると感じる。あと、キャラクターの扱いもいい加減(みっちゃんとか、完全にオマケ扱い)。

ただ、アリスゲームを巡るドール達の考え方とか行動とか、そういった全体の流れはそれなりに面白かったと思うんだけどね。脚本とか演出とか、その他諸々があんまり良くなかったかなぁ、と。
まぁ、次回が最終回ということで、どういう結末を向かえるのかは知らないけど、1期ぐらい面白い結末が見られるといいなぁ。

追記

チェックしたら、今回の脚本書いている人は岡田麿里さんということだそうで…。Melog: Archives > Archive – ローゼンメイデン トロイメント 9話 「戒」でも書いたけど、やっぱり内容の出来が脚本家に思いっきり左右されてるねぇ…。
こんな事書きたくはないんだけどさ、ここまで顕著に作品の良し悪しに影響するのであれば、もう岡田麿里さんに脚本を書かせるのは止めてもらいたいなぁ、と思うわけで。 あるいは、もう少しシリーズ構成なり監督なりが、作品をしっかり監督していただけまいか。


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