光希桃 Anime Stationさんの方に、アニメ感想率調査2005春の結果が掲載されています。
感想率、継続率を見ると、やはり新番組の中では「エウレカ7」が強いねぇ。確かに、前評判で言えば一番知名度があったと思うし、妥当な線かな。アニメ誌等でやたらと宣伝された結果でもあるんだろうけどね。個人的には正直、いかにもBONESっぽい微妙な脚本がちょっと…という感じなんだけど。
あとは、「フタコイオルタナティブ」「極上生徒会」が上位にきているのが目につく。まぁ、この辺は需要が分かりやすいから…。「攻殻」に関しては、視聴継続率は高くても感想率は低い。これは、既に有料放送で放送済みで、かつDVD発売済みなので、感想サイトに(読み手にも書き手にも)ある程度求められる作品の新鮮さ、つまり「リアルタイム性」が失われてしまう分、感想への熱意が失われてしまうことによるものと考えられる。
感想率だけを見ると、前期からの継続番組で「まほらば」「ガンダムSEED DESTINY」「魔法先生ネギま!」が上位に来ている。「まほらば」は何となく分かるにしても、「ガンダム」「ネギま」に関しては…ちょっと予想外だった。だってその2作品、あんまり面白いと思ってないし…。腐っても(失礼)知名度なのかなぁ。
継続率を見ると「絶対少年」の高さが際立っているけど、これは始まった直後の作品に見られる傾向とのことで、公平な数字というわけではなさそう。しかし、序盤とはいえこれだけの視聴者を掴んだ事に変わりはないわけで、なかなか興味深い数字だと思う。
それにしても、原作の知名度もあり、前評判もあった「ツバサ・クロニクル」は感想率、継続率ともに低いのは、正直どうかと思う。特に継続率は悲惨な数字が。まぁ、妥当な評価だとは思うけど(笑)。そんなことより、サンデーアニメの「うえき」「MAR」がもっと悲惨な状態になっているのは…。。
で、終了番組評価の方。
「Air」の圧勝か…。見てないんですけど。京都アニメーション信者、原作信者が多数湧いているというのもあるんだろうけど、それを差し引いてもこの評価は圧倒的だ。機会があったら是非見てみたいねぇ。その際、自分の場合は原作も知らないから、純粋にアニメとしての評価で見られると思うので、この評価が妥当なものかどうか、ある程度客観的な視点で臨みたいところ。
2位はやはり「巌窟王」。十分1位を狙えた作品だけど、1位の相手が悪すぎた…。これはもう、アニメーションもストーリーも高いレベルで維持されていたため、素晴らしい作品に仕上がっていたと思う。あと個人的には、中田譲治さんの美声による伯爵の名演が大好きだった。声が役にハマりすぎで(笑)。
あとは…「スクールランブル」が高評価なのも納得。ラブコメ・ギャグのバランスが取れていて、なかなか面白かった。こういったギャグ物は個人的にあまり高評価はつけない傾向にあるけど、これは確か「名作」扱い。
「舞-HiME」は意外と低かったのね。ネット上でそれなりに騒がれていたような気がしたので、高評価が付くのかなぁと思っていたんだけど、そういうわけでもなかったのか。まぁ、自分としては正直つまらんかったのだけど、序盤が多少面白かったと思ったし、サンライズだけあって作画レベルは高かったので「普通」。続編とやらは別に要らんです。
実質底辺の「JINKI:EXTEND」はホント酷いなぁ(笑)。駄作評価数はダントツの1位。見切り率もかなり高い。前期ワーストどころか、アニメ史にも名を残しそうなぐらいの駄作評価だ(笑)。あの意味不明さは、高校の文化祭で見た映研かどこかの自主制作映画並かもしれない。
見切り率の高い作品上位二つが、「好きなものは好きだからしょうがない!!」「遙かなる時空の中で~八葉抄~」という女性向けアニメになっているのは、別に偶然ではないだろう。やっぱり、こういうのは男性への需要は生まれにくいんだろうな、と。自分も正直、見ていてあんまり気持ちのいいものではないです。同じ男だらけの作品でも、「ジパング」みたいなストーリーがしっかりした作品なら大歓迎なんだけどねぇ。
そんな感じで、取り急ぎ気になった点をいくつか書いてみた。あと気になったら適当に追記しておくことに。ちなみにこのサイトのサイト別の厳しさでは、見切りを加えた場合は145位、加えない場合は120位。参加サイトが全部で244サイトなので、ちょうど真ん中か、真ん中やや甘めぐらい。
最後に、この感想率調査を行った光希桃さん、本当にお疲れ様でした。
また機会がありましたら、是非参加させていただきます。
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