東芝のPortege 2010をSSDに換装したので、その経緯について色々書き連ねる。なお、これを始めたのは大体1月中頃で、決着がついたのが3月入ってから。まー、紆余曲折ありました。
Portege2010は、2003年頃の大学時代に購入したノートPC。薄くて持ち運びが便利そう&英語キーボードという基準で選んだような記憶がある。InsキーDelキーがスペースバーの右側にあるなど、キー配列がかなり変態的なのと、HDDアクセスがやたら遅いのが難点。よく使ったPCだけど、2008年にThikPad X61を購入したためメインを引退。しかし、このPCの薄さは未だに魅力的に映る。
なお、このPCは日本モデルで言うところのDynabook SS 2010に相当する。また、Portege 2000、SS 2000辺りもスペック的にはかなり近いので、ここに書かれている事は同様に適用できると思われる。
このPCは以前からUbuntuを入れて補助的な簡易サーバとして使っていた。とりあえず機能的な問題は無いものの、データの読み書きがとても遅く、HDDの転送速度が明らかに足を引っ張ってる。そこで、内蔵HDDのSSD交換を思い立つ。
交換対象は東芝型1.8インチ。1.8インチのPATA接続HDDには、東芝型(50pin)、日立型(44pin)、ZIF(40pin)の3タイプが乱しているため、1.8インチを迂闊に購入すると痛い目を見る。さらに、東芝型は数もそれほど出ていないため、購入できる製品も限られる。インターフェースの統一は非常に重要だと実感できる瞬間。SATA以降は問題ないと思うのだけど…。
そんなわけで、現状購入できる製品は以下の何れかに限られる…と思う。
- PhotoFast G-Monster™ V4S 50pin IDE SLC (SLC 32/64GB)
- PhotoFast G-Monster™ V4 50pin IDE (MLC 32/64/128/256GB)
1.8インチ50pinのSSDなんて、もうPhotoFast製ぐらいしか無さそう。価格がちょっと高いけど、品質が悪いというわけでもなさそうだから、別にいいや。容量もあまり必要ないし、高い物を買う気もなかったので、購入したのはMLCの32GB(GM18M32E50IDEV4)に決定。
で、届いたので早速換装。
換装後、Ubuntu 9.10をインストール。これは、USB接続のドライブ(Logitech LDR-PMD8U2)からインストールディスクを起動して、普通にインストールを完了。そして、いざブート!…と思ったら、起動しない。画面にGrubの吐き出しているメッセージが出るのだけど、その症状がコロコロ変わる。
- reloc offset is out of the segment Aborted
- uncompression error — System halted
- 「grub >」というコマンドプロンプト。
- error: the symbol ‘grru_putcode’ not found →「grub rescue >」というコマンドプロンプト。
- Grubのブート選択メニューが出る。→ 選択しても上記何れかの状態。
- 何だか画面がカラフルになってグチャグチャに崩れる。
うーむ、何だこの症状は…。さっぱり分からん。
というわけで、その2:挑戦編に続く。
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