以前、X05HTを購入してから1ヶ月以上経ち、カスタマイズや操作方法についてもだいぶ慣れてきた。
そうして触ってきた結果感じたのは、この端末が非常に気に入ったという事。
日本のいわゆるケータイ端末は、メーカーの押し売りみたいな機能や、独自サービスによる囲い込み戦略といった物が強く、PCとの連携もほとんどできないため、その独特な文化や環境が個人的にはどうにも馴染めずにいた。で、悩んだ末にWindows Mobile端末を買ってみたのだけれど、個人的にこれは大正解。
ソフトが自由に入れ替えられるため、自分の好きなようにカスタマイズできるし、やろうと思えば自分でソフトを開発してしまう事もできてしまう。つい先日、魅惑に負けてWindows Mobileのプログラム本を買ってしまったばかりだ(そんな時間無いのに)。
もうこれ持ってるだけでBPSにだってなれそうな気がするね!(嘘)。自分の場合はBPWだけど!
そしてWindowsの名を冠するだけあり、Windowsとの親和性が高い。Windowで出来る事と同じような事が、思いの外色々出来てしまう事には驚かされた。また、Webサービスとの親和性も高く、予定表やアドレス帳を各場所で連携させたり、サーバからメールを読み込んだりといった、今までやりたくてもできなかった使い方ができるようになったことは、非常に嬉しい。
また、音楽プレイヤーとしてもなかなかに優秀。Windowsで再生できるファイル形式はほとんどそのまま再生できてしまうため、音楽を聴くには音楽ファイルを転送するだけで済むという手軽さも良い。
自前のライブラリを一々変換したり、妙なソフトで転送したりしなくても済むので…。microSDが使えるから、サイズ的にもかなり入る。
Bluetoothも使えるので、無線で音楽を聴く事もできる。
とにかく自分にとって、もうこれ使ったら日本のケータイには戻りたくないなー、と思わせられるぐらいに魅力的な端末に映った。
難点としては、画面が小さいので文字が小さい、インターフェースが細かすぎて操作しづらい、描画がもっさりしてて操作にイライラさせられる事が多い、バッテリーの持ちが悪い、といったところ。
特に描画の遅さはよくイラッと来る。これに関してはもう、我慢するしかない。
そういう意味では、iPhoneのあの滑らかな描画能力は凄いし、羨ましいと思う。また、今後展開していくであろうNVIDAのTegraは非常に気になる存在。これが乗った端末ならWindows Mobileでも滑らかな描画が期待できるかもしれない。
あと、人によってはケータイサイトが一切見られないという点もネックになるかも。
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